楽団運営は話し合いで

東京は異様な暖かさですが、日本各地では嵐になっているところもあるようで、そう言えば以前は海外からこのブログを読んで入団してくれた楽員もいました。こんにちは、指揮者のひともぢです。

昨日は練習に入る前に、練習内容をどうするか、見学者も含めて全楽員が、弦楽器と管打楽器に分かれて話し合いをしました。

今まで練習内容を色んな形で決めていました。最初は音楽監督が決めて、その次にはパートリーダーの協議で決めたり、弦楽器にはトレーナーを入れたりしました。

それぞれいいところも、悪いところもあり、今回は普段思っていることを含めて、メールではなく直接話し合いをしてみました。

私の顔色を伺うことのないように、音楽監督は同席しなかったのですが、活発な意見交換が出来たようです。

私は話し合いにあたり一つだけルールを決めました。「他の人の意見の否定は禁止、悪口は音楽監督の事のみOKで、他人を批判しない」というものです。

自分のことを棚に上げて、意見するのが憚られる風潮がありますが、どんな形であれ意見が出にくい雰囲気が楽団崩壊の始まりです。

先ずは意見は出す。他人の意見は言っている人がどうこう思う前に、そういう意見があるんだ、ということを認識する。という事が大切だと思います。

その後、決めたり、実行するときには、ある程度の責任は伴いますが、意見は無責任に、意見ですよ、批評や批判ではなく、意見は無責任に出して見るのが、組織を変革する第一歩になるとおもいます。

文京フィルはこれからも、楽員の話し合いを通して、楽団運営をしていきます。

あの人がこんなこと思ってるんだ、とか、新しい発見がいっぱいあった1日でした。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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