打楽器のすだもぢです。
…間違えた。すだめです。
演奏会後の二日酔いもようやく薄れてきて、直ぐに次の二日酔いがやってきます。実はすだめは「あぁ、なんて素敵な大塚娘」だった時代がありました。
それなのに1度もよさこい祭りを見たことがない。だけど、かつてお世話になった街への恩返しの気持ちを込めて演奏しますので、熱烈なすだめBPOファンの方は是非見に来てくださいね。
さて、打楽器奏者というのは指揮者とお客様に営業スマイルを向ける因果な商売ですが、私から見るオーケストラとお客さんの見るオーケストラはだいぶ違って見えます。そりゃそうだ!
客席から見えるオーケストラは楽譜と指揮者に集中して、一糸乱れぬアンサンブルを見せてくれます。いや、そうなってます??
打楽器奏者は指揮者のニヤニヤ顔を見ています。スダッメー・クレンペラーという名打楽器奏者(架空)が何故指揮者を見ながら演奏をするのですか?と聞かれて「空気が読めるからだよ」と言ったのは有名な話ですが、打楽器奏者は指揮者を見ることで、これから起きることを予見することが出来ます。
練習の時に、毎回叩けなかった部分が来ると、打楽器奏者はやにわに指揮者から見られて、テンポを示されて、「頑張れ」と無言の圧力を送られます。
逆に目が合うと張り切って大きな音を出してしまうので、わざと目を反らされます。
普段の練習場所とホールでは音の響きが違うので、その場でごまかしをすることもあります。なので小さな音でごまかすと、もっと出して、と煽られたり、大きいよと抑えられたりします。
すだめは変人ですからいつも真面目ではありません。緊張して意識を失っているすだめ、パニクッて何処やってるかわからなくなるすだめ、難所をクリアするために「こっち見るなー」というオーラを出すすだめ。様々な狂乱振りがステージ上で繰り広げられます。
指揮者はそれらを全て受け止めてくれて(ホンマかいな)そして何事もなかったかのように、お客様の拍手にやり切った感満載の笑顔で応えるのです。
以前ダースベイダーのマスクをつけたまま指揮をされたことがありますが、すごく演奏しにくかったです!面白かったけど!
打楽器奏者もその日によって二日酔いなどになるのは勿論ですが、指揮者さんはそんな奏者もどんと来ーい!なのです(阿部寛さん文京フィルに入団しないかなぁ…♡)。
画像は横から見たオーケストラです。
以上、ひともぢさんとのコラボ記事でした!
内容が「打楽器奏者から見たオーケストラ」というより、「打楽器奏者から見た指揮者」だって?否めません!
今後のコラボも乞うご期待…!?
About
すだめ、と申します。
だがっき、打楽器、パーカッションパートです。
メランコリーな雰囲気の曲や絵が好きです。
ディズニーとハリポタオタク。
すきな果物は梨とブルーベリーです。