Du und Du


今日はDu und Du。こうもり序曲にはこの曲からも抜粋されているので、被るっちゃぁ被るんですが、いい曲だから問題ないでしょう(笑)。
ご存知だとは思いますが、ドイツ語では「あなた」にあたる単語が二つあります。あまり親しくない人や目上の人に使う敬称の「Sie」と親しい人や子供などに使う親称の「Du」です。
厳格なドイツ人だとこの「親称を与える」と言う人もいるそうで「今日からお互いDuで呼ぼう」などと確認したりもするそうです。
とはいえ、お互いをDuで呼ぶというのは、特に男女ではちょっとした儀式なんだそうです。だから、この曲のタイトルの日本語訳は「親しき仲」なんですね。
若い人はともかく、ある程度の年齢の男女がDuで呼び合うというのはそういう仲なんだ、とも取れるわけです。
さて、この曲も田植え歌にならないよう演奏するのは非常に困難ですが、なんとか、少しでもウィーン風に…。
頑張りましょうね。

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

チャルダーシュ


チャルダーシュと言えば、モンティのチャルダーシュが超有名ですし、はっきり言ってしまえば、他のチャルダーシュなんて知らない!という人が殆どでしょう。
今度のニューイヤーコンサートは「こうもり」から4曲やりますが、そのどれもが難曲です。
春の声や皇帝円舞曲は何となく形になって来たのですが、こうもり序曲と親しき仲はいまだに『田植え歌』にしか聞こえません(笑)。
チャルダーシュに至っては、殆どの人が聞いた事が無いもんだから、曲としての組み立てがなかなか出来ません。
とりあえず、このYoutubeを見て、勉強してください。
いいですか!唄うように演奏するんですよ。田植え歌ではありません!!

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シャンパンポルカ


シャンパンポルカの、コルクを抜く時の音。この映像では、木魚みたいなのを叩いていますが、やっぱり邪道だなぁ。
無類のシャンパン好きの私としては、ちゃんとコルクの音でやりたい。
なんか、いい方法ないかなぁ。

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やっぱりボスコフスキー


やっぱり、ドナウと言えば、ボスコフスキーだね♪
この映像、よく見ておいてね(笑)。

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今日も懲りずに(笑)


私はカラヤンの音楽がそれほどいいとは思わない人間なんです(勿論いい演奏もありますが、彼が音楽の帝王と呼ばれたのは、指揮の実力よりも政治力のおかげだと思っています)。
まぁ、そこは今回の主題ではないのですが、彼が1度だけ振ったニューイヤーコンサートは、実はすごくいい出来なんですね(笑)。
これを見る限り、素顔のカラヤンはお茶目な人なんだろうな、と想像させてくれます。
そして、そのニューイヤーコンサートの最大のトピックは「春の声」の時にキャスリーン・バトルをゲストに呼んで演奏した事です。
半世紀も及ぶニューイヤーコンサートの歴史の中で、ゲストが登場したのはあとにも先にもこの1回だけ。
しかも、普段聞き慣れたこの曲が、なんとエレガントでチャーミングに聴こえる事か!
これを聞くと、ちょっとだけカラヤンが好きになります(笑)。

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どうせネタバレついでに


こんな曲もやっちゃいます(笑)。
さらに
さらにこんな曲まで(爆)。
どうだ、アーノンクールなんて私から言わせれば、まだまだ普通の人だな(笑)。でも、多分うちの楽員はこのYouTube見て青くなっているな。
段々、練習でもスピードアップしていきますよ(ニヤリ)。

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ネタバレ


ウィーンフィルのニューイヤーコンサートといえば、アンコールの最後はラデツキーマーチで締めることが決まっています。
ところが、2001年のアーノンクールはなんと、ラデツキーマーチを1曲目に持ってきました。
しかも、ほんとどの人が聞いたことのない原曲!!まさに変わり者の面目躍如でした。
さらに、アンコールの最後では通常版のラデツキーを演奏しましたが、なんとアーノンクールは客席の方に向き直り、手拍子に対してデュナーミクを指示し出しました。
これ以後、多くの指揮者がアーノンクールのあとを追いましたが、変わり者度合いでは私だって負けていません。
ネタのすべてをばらすわけにはいきませんが、私の仕掛けも楽しみにしていてくださいね♪

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ハイドンの交響曲45番「告別」

昨日のウィーンフィルのニューイヤーコンサートで、ハイドンの交響曲45番「告別」の4楽章をやりましたが、ご覧になりましたか?
実は私も映像を見るのは初めてだったのですが、ウィーンフィルはなかなか面白い演出をしてくれました。
この曲は元々、4楽章で段々楽器が少なくなって、最後はヴァイオリン奏者2人だけになるという、視覚的にも大変ユニークな交響曲なのですが、ウィーンフィルは退場する奏者に小芝居をしてもらっていました。
半年以上前にこの曲を今年の5月の演奏会でやると決めた、私の選曲センスもまんざらじゃないと思いませんか(我田引水)?うちの楽団がどういう「告別」を見せるか、ぜひ5月の演奏会は実際にご覧頂きたいと思いますし、楽しみにしていただきたいと思います。
ちょっと迷っているのが、ウィーンフィルがファーストヴァイオリン4プルトか5プルといたのですが、うちは2プルト、多くても3プルトの予定。その方がハイドンぽいと思うんだけどなぁ。
今日は、楽団の恒例行事である、根津神社への初詣をしてきました。今年は4人と少なかったのですが、私は楽団が続く限り「いい楽団員が入ってきてくれますようにと、楽団のファンが増えますようにと、楽団員とその家族が健康で平和な一年を過ごせますように」と願い続けるつもりです。
今年も楽団が発展しますように。

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運命

そういえば、と思い出したように知人が貸してくれたあるアマオケの演奏会のDVDを見ました。ベートーヴェンの運命が演目なのですが、ファーストヴァイオリン3プル、セカンドヴァイオリン2プル半、ヴィオラ1プル、チェロ2プル、コントラバス1プル半の小さな編成なのにこの難曲を最後までソツなく演奏していました。
それに引き換えうちのオケは、人数ばっかり多くなって、演奏の丁寧さがないよなぁと反省。勿論うちのオケだって他にいいところいっぱいあるから、ダメだとは思わないんですが、「演奏の丁寧さ」というのは必要だなと。
こういうのって難しくて、端正な演奏というのは逆を返すとお行儀がよく面白味に欠けるとも言えます。オケをどういう風に演奏させるかは指揮者の力もあるとは思いますが、オケの持っている力の部分も大きいような感じがします。
まぁ、どちらがいいとか悪いとか言う事ではないのですが、人間というのは無い物ねだりをしてしまうものでね(笑)。
閑話休題。この「運命」の出だし。指揮者にとっては最も嫌な曲の一つだし、オケにとっては指揮者を徹底的にいじめられる場面でもあります。うちのオケでもきっと10年以内には演奏する曲だと思います。今のうちからこそっと練習しているのは内緒です(笑)。
さて、弦楽器の皆さんは一旦プルトが決まりました(正団員のみ)。定員に達していないパートは今後の入団状況を見て変更するかもしれませんが、基本的には11月からはプルトを組んでの練習になります。
まだ、エンジンをかけるには早いですが、年明けから来年のウインターコンサートの曲の練習もぼちぼち始めるので、時間がたっぷりあるという状態でもありません。効率よく練習をして、少しでもまとまったいい演奏が出来るように頑張りましょう。
というか、譜読みが足りていなくて焦っているのは実は私なんですけどね(汗)。

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クラシック音楽の聞き方

うちの楽団員の中にも、クラシック音楽は嫌いじゃないけど、長いしあんまりよく知らない、という人が結構います。
クラシック音楽が難しいというのは大抵間違っていて、ルールさえ分かっていれば凄く簡単な曲が殆どです。ただ「長い」というのだけはあっていて、ブルースやジャズでもなかなか30分を超える曲は見当たりませんが、クラシックは余裕のよっちゃんで30分を超えます(オペラは含めていませんよ)。
例えばベートーヴェンの第5番「運命」は約35分かかるんですが、1楽章約8分、2楽章約10分、3楽章約5分、4楽章9分として(細かい計算は置いておいて)一遍に聞かなければたいした長さではないでしょう。
余談ですがさだまさしの「親父の一番長い日」は演奏時間12分30秒もありますから、それから比べても充分短いでしょ(笑)?
とにかく、全部を一遍に聞く必要は全くないと私は思います。自分が好きな楽章だけでもいいし、聞きたいところだけを聞けばいいんです。長い曲をたまに聞くよりも、短く区切って何回も聞いた方がクラシックの場合は頭にも入りますし、仕組みも理解しやすいもんです。
因に私は今年に入って葉巻を吸うようになったんですが、葉巻は1回火をつけたら吸い切らないと味が変わってしまいます。そうすると葉巻を1本吸うのに交響曲1曲聞くというのはちょうど時間的に良かったりもします。
逆説的に言うとちょうどその1曲分の時間何かをする、というのも手だとは思いますが、忙しい現代人にとってクラシック1曲通して聞く時間がなかなか取れないのも事実だと思います。
クラシックも他の事と一緒で、いっぱいの曲を知れば知るほど理解度は深まります。ぜひ、既成概念を取っ払ってドンドン聞いてみてください。

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