常動曲

常動曲はその名の通り、ずっと動いている曲なので、基本的に終わりはありません。

これでオシマイよ~ん!と言っちゃうパターン。

途中でやめちゃうパターン。
私は音楽をこねくり回して、色々解釈をつけるのは好まないのですが、こういう曲とか、この前やったハイドンの45番のように、舞台上の演出をするのはすごく好きです。
この曲をどう終えるかは、楽員には伝えてありますが、お客さんにどう楽しんでもらうか、まだまだ時間はありますから、もしかしたら変えちゃうかもしれません(笑)。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

アマオケと場所

私の不確かな記憶で申し訳ないのですが、確か-oraという接尾辞は「場所」を表すものだったと思います。
Orchestraというのも、元はラテン語で舞台の前の場所を指し、そこで劇の伴奏をしていたのを転じてその楽隊の事をオーケストラと呼ぶ事になったのだとか(間違って覚えていたら、指摘してください)。
アマオケにとって、色々な悩みの種の中で、結構深刻なのが「場所」の問題だと思っています。
毎回の練習場所と演奏会の会場。都内の演奏会場の殆どは結構お高いですし、人気の会場は抽選になります。
また、毎回の練習場所も、安定して同じ場所で、しかもなるべく安価に借りるとなると、とても大変な事だと思います。
幸いうちのオケは毎回の練習場所は安定していますが、やはり演奏会場には毎回苦労させられています。
まだ、仮抑えの段階なのですが、来年の第六回定期演奏会は2010年9月20日に晴海の第一生命ホールで行う事になりそうです。
以前も書きましたが、私の究極の夢は自前のホールを持つ事です。
夢物語だと思いますか?
でもね、私は「無理だ」と言われた自分のオーケストラを3年間続けて来られたんです。どんなことでも夢見るところから始まるんです。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

楽団のバイオリズム

私は個人的にバイオリズムを気にして生活しています。
バイオ・リズムですから、生きているリズムという事にでもなるのでしょうか?
人間は生き物ですから、常に一定ではなく、常に変化しているとみるのが普通でしょう。いい時もあれば、悪い時もある。
いい時には、積極的に手を打ち、悪い時は守りを堅め、じっとしている。
実は、楽団の活動でも、こうしたバイオリズムがあるような気がしています。
楽団に限らず、どんな組織でも『発展』『安定』『停滞』『衰退』の4つの時期があると思うんですが、うちの楽団はまだまだ発展期、発展期は特にバイオリズムが激しく変化する時期だと思います。
5月の演奏会が終わって、1ヶ月位は見学者を多く迎えていたのですが、7月はパッタリ止まり、また8月に入って見学者ラッシュを迎えています。
楽員は楽団の要です。音楽的な充実を目指すのであれば、はやく固定メンバーでアンサンブルを組み立てたいところですが、実際はメンバーが固定されると組織が硬直化し、音楽も保守的になるような気がします。
一方、だからといってメンバーがいつも入れ替わっているような楽団では、音楽的にも運営的にも安定は望めません。
ちょうど良い比率で、見学者が流動的に来てくれるなんてムシのいい話は現実にはないのですが、いまのうちの楽団はその辺のバランスがすごくとれていると思います。
楽団も生き物。いい時もあれば、悪い時もある。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

弦楽ファン vol.11に掲載されました♪

ヤマハミュージックメディア社から刊行されている「弦楽ファン」の最新号(12/17日発売)に我が文京フィルハーモニック管弦楽団が、アンケートへの回答という形で掲載されています。
アンケートに回答した32団体のうちの一つという非常に小さな扱いではありますが、これも宣伝活動の一環です。今月末にはフライヤーの印刷が上がりますし、なるべく多くの人にうちの楽団の事を知ってもらい、楽しい音楽をやっているという事を広める事で仲間が増えるのだとも思います。
百聞は一見に如かず。うちのオケの事は演奏会に来てもらい、練習に参加してもらえれば分かると思います。ぜひ、多くの方と音楽の楽しみを分かち合えれば、と思っております。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

副指揮者

色々準備をしていますが、楽譜が揃いつつあるので来年の演奏会の準備も着々です。3月の合宿の出欠についてもそろそろ確認のメールを送ります。演奏会が近づいて来ると段々楽団から重要なメールが多くなります。
必ず確認する事を忘れないでくださいね。うちの楽団は楽団運営を省力化するためにメールを使っています。メールの返信の再確認をするのでは作業が増えてしまいますから協力お願いしますね。
さて、先日ご連絡したように本日より副指揮者候補に練習を見てもらいました。
副指揮者へは1年後の評議会の投票で決まります。アマチュアオーケストラでは毎週前に立つ指揮者の存在が非常に重要だと考えています。うちの楽団は指揮者が音楽性を楽団員に押し付けるのではなく、楽団員の音楽性を引き出し一緒に音楽をつくって行く事を指揮者の役割と位置づけています。
一緒に作って行くとはいえ、指揮者は判断し決断し、演奏をリードします。その人の人間性であったり、音楽性であったり、合奏力などが楽団員より優れていないと、楽団員としては練習に来る意味が曖昧になってしまいます。
その能力があるのかどうか?これから1年間かかって彼をじっくり観察するとともに、彼がそうなれるように、みんなで温かく見守ってやってください。分からない事は聞き、直した方がいいところは指摘して、どうしたらいい合奏が出来るか彼に教えてあげるのが楽団員の役割です。
因にこれは私に関しても同様です。私は絶対君主でも神でもありません。むしろ足りないところの多い男です。特に欠点というのは指摘してもらわないと自分ではなかなか分からないものです。
例えば、私は演奏会に友人が来てくれたら、オケ関係者なら「直した方がいいところない?」と必ず聞く事にしています。指揮者の友人でもそれ以外でも同様です。上辺だけのおべんちゃらは言われても何の勉強にもならないので、出来るだけ厳しいことを言ってもらう事にしています。
私にしろ、副指揮者にしろ、アマチュアです。本人たちのためにも思う事があればドンドン言ってあげましょう。
さぁ、年内の練習もあと2回。演奏会まであと半年、あと半年って遠い未来の気がするかもしれませんが、練習回数で言えば約25回くらいな訳です。その回数が多いか、少ないかは、皆さんがよく分かっていますよね(笑)。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

第3回演奏会場決定

2008年12月20日(土)ギャラクシティ西新井文化ホール!!
ホールの抽選は大体、会場に行って受付、受付順に札が貰えて、その札の番号順に本抽選をします。私が抽選に行ったタワーホール船堀の来年の12月に狙える日は全部で6日間。
つまり6番以内を引けば会場は押さえられたも同然。前の人が平日を希望する可能性もあるので、まぁそれ以上でも可能性自体はあるんですがね(苦笑)。さて、私の受付順は20番。受付終了時点で希望者は40人。
最低でも20番は引きたいし、安心するためには10番以内は引きたいところです。
しかし、私が引いた札はなんと38番!!やっぱり右手で引いたのが良くなかった。思い出すのは1年前の四谷区民ホールの抽選の時、あの時も、右手で引いたんじゃなかったかな(遠い目)。
すぐに別会場で抽選に行っている楽団員に電話したところ、そっちはなんとか押さえられそうとの事。心室細動を起こして死ぬところだった私に漸くパルスが戻ってきました(大げさではない)。
結果無事に西新井が押さえられました。西新井自体はちょっと遠いですが、駅から近くて立派なホールです。ウィンターコンサートにぴったりでしょう。
これで08年のスケジュールもきっちり決める事が出来ました。私のくじ運の悪さが楽団員にまで伝染しなくって本当に良かったです。
予定が決まったら、後は突っ走るのみです。仕込みを綿密にする事で結果がついて来るのだと思います。
タワーホール船堀の750とギャラクシティの900のキャパ、両方必ずいっぱいにしちゃる!♪待ってろよ!!
なんて事を言いながらの今日の練習。トランペットの見学者がいたのですが、楽器歴35年のベテランでトランペットパートのありがたみを楽団員一同感じたのではないでしょうか?
ハイドンはかなり仕上がってきました。ベートーヴェンはこれからやるべき事がありますが、「ただ演奏をする」というところから脱するヒントの一つとして、作曲者の事も少し考えてみましょう。
ベートーヴェンとモーツアルトを同じように演奏するって言うのはちょっと違いますよね。何がどう、というのはなかなか言葉では説明しにくいし、人それぞれ感じるところがあると思いますが、一つはっきりしているのは2人の作曲家が「同じではない」と言う事だと思います、であれば、やっぱり違えて演奏してみましょう。
さて、練習終わりですが、今日は我が楽団の名誉楽団員でいつもうちの楽団のために練習会場を確保してくれている文京区交響吹奏楽団のバンドマスターの誕生日でした。ふく膳ではケーキにシャンパンでお祝いしましたが、楽団員一同で書いてもらった「絆創膏」喜んでもらえたようです(というかうけてはいたようだ(笑))。
実は正団員には「絆創膏に名前を書いて持って来て」と謎の指令を出したんですが、持って来てくれたのは数人でした。これはミーティングの時も、ふく膳でも言ったのですが、指揮者としては指示には従って欲しいなぁと(あまり深刻ではないですが)、単純に思いました。
ちょうどコンサートマスターがふく膳でいいフォローを入れてくれたのですが「ようは、指揮者が間違って入ったら、みんなも間違って入ってくれ」という事なんです。
意味が分からなくても、何に使うのか分からなくても、「絆創膏に名前を書く」事は誰だって出来るはずです。であれば、私を信じて「分からないけど持って来た」と言って欲しかったです。
たいした事ではないんですが、オーケストラのベクトルってこういうところで決まるような気が私はしています。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

いつもと違う練習場所

久しぶりの文京三中での練習でしたが、違う場所での練習ってなんか新鮮ですよね?って私だけでしょうか?
なんか、いつもの練習場所ではないのでいつもと違った事がしたくて、何となく流れでエロイカ全楽章通しちゃいました(笑)。
やっぱり「曲」というのは通すのが楽しいわけで、そらあ練習としてピックアップ練習の方が効率は圧倒的に良いわけです。しかし、それをずっと続けるとねぇ。退屈とまでは言いませんが、息が詰まると言うか、消化不良と言うか…。
アマオケは1つの曲を時間をかけて練習できるのがいいところですが、それが故にダラダラと練習するというのがいいとは思わないんです。やっぱり効率よく練習して、少しでも上達をしたいんですね。
毎回メンバーが違う中でどうやって安定的に練習したら良いか、どうやったら毎週前に進めるか、指揮者としては悩ましいところです。
とっても疲れましたが、やっぱりエロイカいい曲だし、全曲通すと楽しいですね。張り切って棒を振ったので今日も肩が痛くなっちゃいました(苦笑)。
なんか演奏会前に身体がボロボロになったのを思い出しました。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

切磋琢磨

楽団はスクールではないですから、強制的に何かをさせるという事はしません(少なくともうちの楽団では)。あくまで自主性を重んじますし、個々人がそれぞれのレベルに応じて向上心を持って練習してくれればそれでいいです。
楽団として統一の目標を持ってそれに向かうという事ではどうしてもきしみが出ますし、誰がかつまらなくなるし、誰かが窮屈に感じるわけです。
ですから、私は目標は限りなく高くする事にしています。合奏ではプロの演奏者に言うような事も言いますし、限りなく上手になってもらいたいと思っています。
とはいえ、スクールではないので、合奏の中で完全なる解決策を提示したり、その為に繰り返し練習したりという事はしません。あくまでも土曜日の練習は合奏をする事がポイントで、合奏力をつける為の練習というのをポイントにおいています。
今日の練習でとても感じたのは、皆さんとてもよく個人練習をしてもらっている、という事です。それぞれの部分部分をとれば凄くよくできるのですが、全体を通して演奏すると、あちこちに傷がある。
2回目以降や、出来ない部分を指摘すると出来るようになるのですが、1回目からは出来ない。
逆に言えば、傷はあってもいいのですが、メリハリが欲しいんですね。ちゃんと演奏して欲しいところはやって、そうでもないところは抜けばいいのですが、全部に全力を出してヨレヨレになってしまうのでは演奏を聴いている方が「おいおい」と思っています。
つまりは、演奏のコントロールが出来ていないんですね。
聴衆は譜面を見ていないので「先がどうなるか分からない」ですが、皆さんは譜面を見ているのですから常に先を見通して「コントロールした演奏」をして欲しいんです。
まぁ、1回から出来ないというのは単に集中力の問題ですから、いまのところ問題ないですね。
とにかくね、折角大人数で合奏をしているわけですから、個人練習では出来ない事、気がつかない事をやっていきましょう。それが合奏練習の楽しさですから。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

ご利用は計画的に

それとはなしに演奏会までカウントダウンをしていますが、皆さん準備はどうですか?衣装の準備はできていますか?楽器のメンテナンスは終わっていますか?
はっきり言いますが、あと一ヶ月とちょっとなんていうのはあっという間にやってきます(まぁ、これは私自身に言い聞かせているのですがね)。
やれる準備は早めにやっておいて困る事はありません。もちろん何回もステージに乗って馴れている人にとってはなんてことない事なのかもしれませんが、今回初めての人、久しぶりの人は早めの準備をお進めします。
まぁ、最低限、楽器と楽譜と衣装があれば何とかなりますが、お昼から入って夜の演奏会ですので、軽食は必要になります。宿泊の人は宿泊用の準備も必要になります。
ただ、私が思うに一番必要な準備は「心の準備」かもしれません。いろいろ不安に思ったり慌てたりしないように、もし心配な事があるのであれば事前に私に聞いてください。
演奏会当日のしおりや進行表については準備でき次第送りますので、心配しないでくださいね。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

見た目は凄く大切

今日は演奏会の時に使う「譜面隠し」を発注しました。初めてオーケストラの演奏会に乗る人は「譜面隠し」とは何のこっちゃと思うかもしれませんが、譜面台に敷く下敷きみたいなもので、要は皆さんの譜面がお客さんから見えないようにするものです。
なんでそんなものがあるの?と思うかもしれませんが、ステージ上では「見た目」というのは凄く大切なんです。
オーケストラの団員が揃って燕尾服を着てステージに乗るのは、もちろん歴史的な意味もあるのですが、見た目が揃っている方が美しく上手に見えるからだという事もあると思います。
譜面隠しもその一つです。私が練習の時に譜面台の高さを揃えて、というのも一緒です。見た目はなるべく揃っている方がいい。音色的な意味もありますが、弦楽器のボウイングも同様ですね。
はっきり言えば、うちの演奏は揃ってはいません。むしろバラバラ(笑)。であれば、なるべく揃っているように印象づけられるようにしましょう。
男性の服装は、黒いスーツです。いいですか、黒ですよ。紺やグレーは駄目です。一人違うとみんながバラバラの印象を与えてしまいます。女性も黒いブラウスに黒いスカートまたは黒いパンツ。ワンピースでもかまいませんが、必ず袖のあるもの、スカートは膝より下のもの(出来れば足首まで隠れるもの)が好ましいです。
私は本来はドレスコードなんてつまらないと考える人間ですが、こういう事も全部ステージの上では「音楽の要素」の一つだと考えています。
文吹団長がよく「ビジュアル系」と言っていますが、これは少なくともステージの上では当たり前の事なんです。
あ、付け加えておきますが、ステージに出たら「猫背」には気をつけてください。猫背の奏者って「本当に下手くそそうに見えます」から。ステージに出たら、堂々と背筋を伸ばして、胸を張って顎を引いてください。
それだけでも全然違って見えますよ。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。