練習曲

今日宅急便が届きました。クラリネットのSさんから楽譜が大量に送られてきました。サイトのトップに練習予定曲をリストアップしていますが、凄いですね。これだけ揃うと。
楽譜の問題も当面問題にならなそうで、この分だとここから中プロとアンコールを選んでも立派に演奏会になりそうです。ただ中プロでコンチェルトをやろうかと企んでいて、いまソリストと楽譜の手配中です。
基本的には前プロ→前奏曲、中プロ→コンチェルト、本プロ→交響曲か大きな組曲という線で当面は演奏会のプログラムを組みたいと思っています。色んなタイプの曲をやって方が練習も楽しいですし、演奏会に来てくれる人も飽きないでしょうからね。
練習曲については本当に悩みます。どの曲を選んでも誰かが喜んで誰かが辛い思いをします。みんながハッピーな曲というのはなかなかないんですね。編成というのも悩ましくて、小さければ乗れない人が出てきて、大きければ、コントラファゴットやハープなど手配するのが大変な楽器が出てきます。
とにかく、うちの楽団は色んな曲を練習することにします。演奏会でやるかどうかは別にしてガンガン初見で練習していきます。初見で練習することが楽器上達の近道だからです。
譜面はいくらあっても困りません。これからも可能な限り手配していこうと思っています。

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

ポケットをスコアを買いましょう

昨日練習の時にお話ししたのですが、「ポケットスコア」買ってみましょう。総譜のことをスコアというのですが、スコアなんて一部のマニアが買うもんだと思っている方も、是非ベートーヴェンの7番だけでも買ってみましょう。
アマオケなんかだと、自分が演奏する曲のポケットスコアを買って、演奏した日と場所なんかを記して記念に取っておく人もいるみたいですが、そういう使い方だけではちょっともったいない。
とはいえ、全部を読んで譜面の勉強をせい!というのではないんです。
まずは、ポケットスコアの巻頭に書かれた解説を読むだけでも随分と勉強になります。これを読むだけでも、1000円分(大体ポケットスコアはこれくらいの金額です)の価値はあります。私の下らない話しよりもよっぽどいいですし、私も解説をそのまんま喋っているときもあります(ネタばれ)。
そして、もしその先に余裕があれば、是非譜面を眺めてみてください。自分のパートがどんな風に配置されているのか、どのパートと同じなのか、そんなことを調べるつもりで読んでみてください。
CDを聴きながら読むのも面白いですよ。人間というのは自分の知らないことというのは聞こえない生き物なんです。
会社で電話の取り次ぎをした時に、聞き間違ったことありませんか?初めて聞く会社名とか人の名前って聞き取れないものなんです。
それと同じで、曲も耳だけで聴いているのは絶対にすべてを聴き取ることは出来ません。和声学の本に書いてあったのですが、どんなに音楽的に訓練をした人でも、一辺に聞き取れるのは3声か4声までだそうです。
オーケストラの曲は20パートくらいに分かれて、どんなに下手な作曲家が書いても少なくとも4声に分かれて曲が書かれています。我々のようなアマチュアには聞き取ること叶わず、ですよ(苦笑)。
しかし、スコアを読めばそれが聞こえてくるようになるんです。本当です。ある程度の訓練は必要かも知れませんが、私は嘘は言いません。譜面を見ながらCDを聴けばいままで聞こえていなかった音が聞こえてきます。絶対です。

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全休日

今日は最後の夏休みだったので、絶対に何にもしないと心に決めていたのに、譜面の勉強をせずにはいられませんでした(実は楽団のサイトも少し手を入れました)。
7番手強いです。演奏されている方も口々に手強いと仰いますが、そらそうです。天下のベートーヴェンの交響曲なのですから、簡単であるわけがないんです。今日はクライバーのDVDを見ながら、スコアを読んだのですが、実は普段私はCDを聴きながらスコアを読んだりはしないんです。
聴きながら読むと読譜力がつかないからです。CDを聴くとテンポがそのCDに合ってしまうといって嫌う人もいますが、私は一種類のCDを聴くからそうなるのであって、一つの曲について数種類のCDを聴くべきだと思っていますから、CDを聴くこと自体は悪いことではないと思います。
しかし聴きながらスコアを読むときちんと譜面を「読む」ということが出来なくて、大切なことに気がつかない、見落としてしまうと思っています。まぁ、指揮者でなければそんな心配はないのでみなさんはドンドンやってください。
ただ、私はそれをしないんです。指揮者は楽譜と向き合ってそこから聞こえてくる音楽に耳を傾けなければいけないんです。人の解釈に耳を傾けるならCDを聴けばいいんです。だから同時にはしないんです。
今日は珍しくDVDを見ながらスコアを眺めたのですが、3楽章なんかテンポが速いので、スコア見ている暇がないんです。前にも書いたかも知れませんが、少なくとも7番は暗譜で振ります。
振りますと宣言して自分を追い込まないと出来ないと思ったのですが、3楽章に関してはインテンポの練習になったら譜面なんかめくっている時間はないと思います(笑)。
ということで、全休日なのですが、やっぱり音楽からは離れられませんでした。
明日の練習頑張りましょうね!

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7番のスコア

7番のスコア毎日少しずつですが読んでいます。
以前にも書きましたが、まずは通して流れを把握、次に各パート毎に読み、最後に縦の流れを掴みながら読むんですが、まだ最初の流れを掴む段階、それもまだ1楽章終わっていないんです。
8分の6拍子になるところで、随分つまずいて、体で覚えるまで、頭で納得するまで結構理解するのに時間がかかりました。
恐らくみなさんは「何故」と思っては楽譜を読まないと思いますが、指揮者は理解する為に常に何故?と思って楽譜を読むものだと思います。何故調が変わるのか?何故リズムが変わるのか?テンポが変わるのか?理由を解明しないと指揮は出来ないものです。
それが楽譜から読みとれないなら指揮はやめた方がいいとも思います。
でも、私も分からないことが多いです。だから、分かった時にはものすごく嬉しくなります。みなさんも「何故?」と質問してみてください。自分で考えても分からなければ、私に聞いてください。一緒に考えてみましょう。
それと「りょうパパ」さんからのコメントに答えましたが、楽団が始まった時期はみんな大なり小なり自分の思っていることを持って集まるわけで、私の目指すものと共感出来る部分、違う部分というのは出てくるのが当たり前です。
ただ、結果として私が楽団を運営している以上、私を説得出来ない提案は却下されます(笑)。みなさんが努力すべきは、自分が思っている正しいことを「正しい」と言い張ることではなく、騙してもすかしてもいいから、私を説得することです。
お互いに意見を交換するのは楽団運営の上でも、音楽をする上でも非常に重要なことです。

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続・楽譜について

楽譜についてコメントを頂きましたので、私の考えとうちの楽団の方針を書いておきます。
まず、最初に私という人間を知って欲しいのですが、私は年金の未払い期間はありましたがそれはその頃は年金を払うのが義務だと知らなかったからです。年金の未払い期間でも私はNHK料金はきちんと払ってきました。
私は自分が利益を得たらその対価は払うべきだと考えている人間です。その点は最初に断っておきたいと思います。
さて、以下の文章は私の無知や不見識によるもので、必ずしも完璧な事実を述べているものではないし、用語も確認したものではないことも引き続きお断りしておきます。
アマチュアオーケストラをやる上で「著作権」に関わる点というのは3つあると思います。一つは「著作権の周辺の権利」で、これはうちの楽団の演奏会で入場料を得たり、エキストラやソリスト、指揮者に対してお金を払うなど、演奏会自体に利益が絡む場合、その演奏される音楽に対してお金を支払わなくてはならないというものだと思います。
ただし、うちのオケでは演奏会は入場無料です。ソリストやエキストラに報酬は出しません。ですから、演奏会自体をやることに関しては誰の権利も害さないと考えています。
次に作曲者や編曲者にかかるいわゆる「著作権」です。これは国際的に作者の死後60年経てば権利は消滅すると聞いていますので、簡単に言えば、死んでから60年経った作曲家の作品だけをやれば、問題ないはずです。
で、最後にご指摘を頂いた出版社の「版権」の部分ですが、これが私は調べ切れていないんですが、楽譜の版権がどこまで有効で、何年有効なのか調べてもよく分からないんです。
楽譜のコピーは絶対ダメ。みたいなサイトも多く見かけるのですが、実際はそんなこともなくて、例えば絶版になっている楽譜ならコピーしてもいいようです。購入しようとしても出版社の方で対応してくれない場合も認められるようです。
それに、日本語で言うところのコピーは対象になっても、写譜したものや切り貼りしたものに関してはどうなんでしょう?
パソコンに入力して作った楽譜は対象外のようです。楽譜の版権がいわゆる「版面権」であるならば、元の楽譜にボウイングを書き込めばそれはオリジナルになるのかも知れません。ブレスの位置や譜めくりの為の豆譜でも書き込めば逆にうちの楽団に「版権」が発生するかも知れません(出版出来ないのは分かっています)。
どなたでもこの点についてきちんと法律に基づいた知識をお持ちの方がいたら是非ご教授ください。
因みに私は「楽譜のコピー」と書きましたが、それが私の写譜したものであれば、問題ないわけです(よね?)。
お金を払いたくないわけではないです。他のアマオケがやっているからといって「違法な」コピーに無神経なわけでもありません。ただ、どうも一律にコピーが禁止されているようではないですし、その点については勉強中です。
手に入るならば出来るだけ楽譜は購入します。それが本当の音楽の姿だと私は思っているからです。

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楽譜について

流石に昨日の飲みが堪えて今日は沈没気味。
それでも、嫁の実家に遊びに行って、空いた時間に美容院に行って来ました。本当は昨日の第1回の練習はさっぱりした髪でやりたかったのですが、この1ヵ月何かと忙しくて行けませんでした。頭がふた周りほど小さくなりました(笑)。
来週見て笑ってやってください。
さて、昨日の練習である人に「シャープ系の楽譜はないんですか?」と聞かれました。確かに昨日練習したコリオラン序曲、モーツアルト交響曲25番、ハイドン・ヴァリエーションともにフラット系がメインの曲。
二つほどいいたいことがありまして、一つはフラットだろうがシャープだろうがそんなものに苦手意識を持っていてはオケの曲は出来ません。弦楽器奏者がシャープ系、管楽器奏者がフラット系の曲が得意なのは、その楽器の仕組み上仕方のないことです。
しかし管弦楽ですから、どちらの系の曲もやります。苦手があるのは練習が足りないからです。毎日短調と長調12ずつの音階繰り返し練習してください。
恐らく言った本人は何気ないつもりで仰ったんだと思いますから、私も根には持っていませんが、もう一つは「楽譜手配するの大変なんですが」ということです。
楽譜を手に入れるのにどれくらい大変で、みんなの分準備するのにどれくらい時間とお金と手間がかかっているのかご存じで言ったのか分かりませんが、「楽譜があることは当たり前」ではないんです。
私に、ではなく、「楽譜があることには」感謝して貰いたいものです。
そんなことが分からないで、「シャープ系の楽譜はないんですか?」と気軽に聞いて欲しくはありません。これが人間の出来ている(爆)私だからいいですが、普通の楽譜係にこんな事言ったらバックドロップ喰らっても文句は言えません。
やりたい曲があるなら自分で楽譜持ってきなさい(笑)!
今後これをうちのオケのスタンダードにします。
その一方で、クラリネットのSさんがブルッフのヴァイオリンコンチェルトの楽譜を持ってきてくれました。ソリストがいないので、当面出来ないですが、いつかソリストをどっかから引っ張ってきますので、必ずやりましょう。
Sさんありがとうございます。

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衝動買い

今日、このくっそ暑い中(北海道生まれなんで)、仕事で銀座のデパートを回ったんですが、昼休みの時間に山野楽器とヤマハに足を伸ばしました。本当はベートーヴェンのコリオラン序曲のスコアを探しに行ったのですが、なかったんです(池袋のヤマハにもなかったんですが)。
で、なんかないかな、と見て回っていると、セールコーナーにホルストの惑星の「木星」だけのスコアセットが売っていたんです。全曲ではなくて、木星だけですよ。多分ホルストは著作権が切れていないと思うのですが、著作権の切れていない作家の楽譜って本当に高いですよね。それに惑星は編成もでかいので、うちの楽団では暫くやることはないだろうな、と思っていたんです。
でも、値段見てびっくりしました。40,320円のパート譜セットが(繰り返しますが木星だけですよ)なんと!!!!!!!!!!!
2,650円(税込み)!!
普段ものを買う時に値段なんか見ないんですが(欲しいものは買うんです、大人ですから(爆))、値段を確認した瞬間に手にしてレジに向かっていました。で、無事お買いあげ。
デパート周りにも疲れて15時のおやつの時間に休憩を兼ねてお茶をしながらパート譜の確認。
編成大きいとは思っていましたが、想像以上でした…(汗)。
フルート4本、オーボエ3本、コールアングレ1本、クラリネット3本、バスクラリネット1本、ファゴット3本、コントラファゴット1本、ホルン6本、トランペット4本、トロンボーン2本、バストロンボーン1本、テナーテューバ1本、バステューバ1本。
こっからが壮絶です。ティンパニが2人。打楽器7つ、グロッケンとシロフォンが1,ハープが2。これに弦5部です。数えるのもイヤになっちゃいますが、総勢何人のステージになるんでしょう?
どうですか?やりたいですか?やりたいという声が多ければ、練習しておきましょう。10年後には惑星全曲出来るかも知れないですしね(合唱はどうするんだ)。
とにかく、楽譜だけは手に入れました。希望があれば練習しましょう(笑)。

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スコア

今日、会社の帰りに池袋のヤマハでスコアを買ってきました。私は楽譜を買う時は大抵池袋か銀座のヤマハで買います。
楽譜とパソコンのソフトって意味なく高いですよね。みんなが真面目にお金を払ってくれればもっと安くなるのに、と思う私は年金は未払い期間があってもNHKはずっと支払いを続けている人間です。
決して真面目だといいたいのではなく、自分が利益を受けたのならそれに相応しい対価を払うべきだという考え方なんです。
だから、電化製品を買う時に値切ったりしません。その値段に納得していたら。逆にいくら安くても自分が価値を認めないものは買いません。
さて、私が買ってくるスコアは大判の指揮者用のスコアです。勉強をして書き込みをしなくてはなりませんから、大判を買うのは当然ですが、練習の時に気がついたことや、注意点も書き込みます。
ただし、この1年指揮を習いに行って「スコアは覚えるべし」と教わりましたので、いままでのようにスコアを見ながら指揮をし酔うという甘い考えからは卒業しようと思っています。
いきなり完璧には出来ないと思いますが、私は少しでいい練習をして、少しでもいい指揮者になる為に、自分で作ったハードルを何とか努力して越えようと思っています。
うちの楽団で練習する曲はサイトに掲載してありますので、みなさんはポケットスコアは最低限買っておいてくださいね。

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