2回目の登場にして、すでにレアキャラ化している気もしないでもないですが、私は気にしない。
いいえ、おかめじゃありません、すだめです。
打楽器小咄、最初のお咄は打楽器の王様「ティンパニ」です。
ティンパニは「第2の指揮者」の異名を持ち、オーケストラの最後列中央に位置し、多くの場合指揮者と対面する形でオーケストラ全体を俯瞰する事ができる。
故に、ティンパニ奏者は見ています。
指揮者の一挙手一投足を真似できるくらい、指揮をよく見ています。
ティンパニ奏者は見ています。
打楽器奏者が暇を持て余している最中、ヴァイオリン奏者の皆さんが阿修羅像のような顔になりながら一生懸命演奏しているのを。
ティンパニ奏者は見ています。
片や、ヴィオラ奏者のアルカイックスマイルを。
ティンパニ奏者は見ています。
私もチェロ奏者の演奏を完コピ出来たら超能力が使えるかもしれないと…(※ハルモニア)
ティンパニ奏者は見ています。
打楽器も同じ立奏楽器仲間のくせに休みの度に椅子に座ってて、コントラバス奏者の皆さんごめんなさいと…
ティンパニ奏者は見ています。
フルート奏者の女子力の高さを。私も仲間入りしたい!得意料理はナスの煮物です!…無理ですか、そうですか…
ティンパニ奏者は見ています。
オーボエ奏者が練習中に取り出す謎の脂取り紙を。
ティンパニ奏者は見ています。
クラリネット奏者が演奏中に突然楽器に人工呼吸を始めるのを。
ティンパニ奏者は見ています。
ファゴット奏者の頭からニョキっと出ている円筒形の物体の動きから、その音がテヌートなのかスタッカートなのかどうかを。
ティンパニ奏者は見ています。
ホルン奏者が休みになるとおもむろに楽器の解体作業を始めるのを。
ティンパニ奏者は見ていません。
トランペット奏者を。なんちってー。
ティンパニ奏者は見ています。
トロンボーン奏者の楽譜を。「イマドコデスカ?」と囁きながら。
ティンパニ奏者は見ています。
チューバ奏者の持つ楽器に映るおかしな感じに伸びてる自分の顔を。
ティンパニ奏者は横目で見ています。
指揮者に「132小節目からお願いします、あっ、打楽器はいいです」と言われる度に小物打楽器奏者達がお茶会を始めるのを。
ティンパニ奏者は見ています。
文京フィルの皆さんが、いつも楽しそうに演奏しているのを。
ニールセン作曲 交響曲第4番「不滅」第4楽章
打楽器小咄~序章~
こんにちは初めまして。すだめです。
楽団ブログにパーカッションパートが満を持して登場だよ!!
私はこう見えて小さな子どもが2人おりまして、2度目の出産から1年ほど経って楽団に出戻り、育児のかたわら家族の協力を得て文京フィルの練習に参加しています。
出戻りにも温かく迎えてくれる、心優しい方々が集う楽団です。
文京フィルには私の他にも小さい子を子育て中の方や産休中の方もいます。
また、過去にはキッズ向けの演奏会も開催しています。
子どもがいるとなかなか団体に入りづらいんじゃないかと思っているそこのアナタ!子どもや子育て中のママさんにも優しい文京フィルハーモニック管弦楽団へ是非!!
さて、楽団を持ち上げたところで、これから打楽器の話をしよう。

打楽器って、メロディを奏でるわけでもないし、曲の中で数回しか出てこなかったりするし、誰でも出来そうな楽器だし、オーケストラにおける存在意義はあるのだろうか。
ありますよ、ありますとも。
曲を料理、メロディ楽器を食材に例えるなら、打楽器は食材達を引き立たせるスパイスである!
そう、スパイスなのである!!

(わざわざ画像作ったよー)

僕はティンパニ!オーケストラのバランスを整えるよ!

僕達仲良し3人組、スネア、シンバル、バスドラム、曲に彩りを与えるよ!

私はグロッケン。外にはサッと、中にはチューっと注入よ!
トライアングル (………。)

すだめさん、こんな感じのテンションでいきますよー。
次回以降からは、各楽器ごとに取り上げていこうと思います。

(どの楽器から始めるかミーティング中)
勝手に楽器を語る 1
こんばんは。
らっぱのタキエイトです。
涼しくなってきましたねぇ。
バカだからきっと風邪とは違うと思うのですが自分はちょっと身体がだるいですねぇ。
みなさん気をつけてくださいね。
今日は勝手に楽器を語っていきたい思います。
第一回目は、らっぱです。100%個人の主観でのみ書いていきます。
真面目な解説はこちらへ
らっぱとは、そう、らっぱのみの語源になっている言葉ですね。
おそらく、ビール等を瓶から直接飲んでいる姿が、
らっぱを吹いている姿に似ているのでしょう。
自分も大学時代は、よくビール瓶で構えの練習をしたものです。
非常にどのジャンルにも対応できる楽器であり、
オーケストラの他にも、スカやロック、ジャズ、吹奏楽、ブラスバンドなど色々出てきます。
面白いものであり、どのジャンルでも大体ラッパの人は非常に陽気で明るく騒がしい人間であると思われています。
文京フィルでもそのような人が少々いると思います。
そこで考えました。。。
らっぱは、オーケストラの中でも金管楽器で一番高い音を担当しています。
さらに、パートは基本的に一人1パートを担当しており、失敗はすぐにバレテしまいます。
よく、メンタルが強いと言われますが、自分なんかはメンタルが弱い方だと思ってます。
なぜなら、練習中に謝っている回数はTOP10に入れるくらいすぐ謝ります。
そんな中、自分みたいな凡人がこの楽器を長く続けるためには、
「ラッパに魂を売ってしまい、そんなひとになってしまう!!!」
そんな人が多いのかもしれません。
重ね重ね個人の主観ですが。
そんな悪魔に魂を売ったパートをこれからもよろしくお願いします。
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あーあ、きっと首席に今週の練習で怒られるんだろうな(笑)
第9回定期演奏会
指揮者のひともぢ28号でございます。
うちの楽団の演奏会も今回で9回目。クラシックコンサート、クラシックコンサート、色物コンサートと2年に3回の演奏会を行って来ました。
今回は諸処事情がありまして、演奏会のプログラムを変更して、ドボルジャークの交響曲9番「新世界より」をメインに据えたクラシックの王道と言うか、どの曲も非常に聴き馴染みのある、お客さんに喜ばれるようなプログラムになりました。
演奏会のプログラムというのは非常に悩むところで、色物コンサートの時は殆ど指揮者が選ぶのですが、通常のコンサートはメインの曲は評議会で決められます。時にマニアックになったり、自己満足になったりしてしまうのですが、私は常に、楽員の満足度と同時に、お客さんが聴きたい曲を選曲するよう意識しています。
この点、アマチュアの楽団はお客さんという視点が少し足りないように感じます。まずは自分が演奏したい曲。でもねぇ、アマチュアのプロほどは上手でない演奏で自己満足の選曲をされても、そんなもの聞きたいと思わないと、私などは思う方なので、逆にうちの定期演奏会はお客さんのことを意識した選曲をしています。
因に余談ですが、楽団内でアンサンブルとかやる時も、まず自分の演奏したい曲を選曲する傾向が、特に初心者に多いと思っています。例えば弦楽器の人ならアンサンブルと言えば「アイネ クライネ ナハト ムジーク」をやりたがるんですが、これは弾いている方は楽しくても、聞いている方は全然楽しくないんですね。凄く有名な曲だから、ちょっとの間違いでもアララとなるんです。しかも大抵音程悪いから背中がかゆくなること請け合いです。
演奏会も同様で、自己満足でいいなら、会場を借りてクローズで身内だけで演奏やっても同じなんです。でもオープンにして、我々のことを全く知らない人が来てくれる、聞いて感想を書いてくれる。これが「音楽」なのだと思うのです。
さて、だから今まで避けて来たような曲に今回挑戦しました。
カルメンの第1組曲は管楽器のソロに取ってチャレンジングな曲でした。もうそこだけちゃんとしておけば、指揮者は何にもすることがないのがこの曲の特徴です。本当はもう少しタメとかリズムとかをスペイン風にやりたかったのですが、それよりもソロが無事に通り抜けてくれることを祈るような気持ちで指揮していました。
管楽器のソロよかったですが、表現の幅が小さかったのと、音量が小さかったですね。これは逆の視点から言えば弦楽器の音が多いんですね。人数が多くてももっともっと小さな音を出さないとうちの楽団の演奏はよくなっていかないと感じています。
モーツアルトの25番はいままで当楽団に取って鬼門だったモーツアルトをようやく克服できた演奏でした。本来の25番のもつ疾風怒濤感はテンポとしては出せませんでした(あんな遅い25番聞いたらモーツアルトに叱られますね)。しかし、ドイツ・オーストリアの正統的なクラシック音楽という意味ではモーツアルトらしさに少しだけ光がさしたと思っています(うちの楽団にしては、ですが)。
私自身モーツアルトに苦手意識があったのですが、何となく仮免許を取れたような気がします。
メインのドボルジャークの新世界よりは、実は私のオーケストラデビュー曲で4楽章だけでしたが、1stトロンボーンを吹いて初めてオーケストラで演奏した思い出の曲です。
超がつくほどの有名曲ですが、私はとにかくどんな場合にも楽譜に忠実に、お作法があって作曲者が書かなかったとしたら、それを何故書かなかったのか、考えてから演奏するようにしています。
例えばこの9番は1楽章静かに始まり、ホルンのffの強奏のあと、3拍をつまんでいる演奏が多いです。その後の弦と管の強奏の後は、殆どの演奏でテンポが上がります。何故上がるんでしょう?私の尊敬するクーベリックも、凄い好演を残しているアンチェルももの凄くテンポが上がります。でもそんなこと楽譜には書いていません。
私は楽譜に書いてある通り、拍を守り、テンポを守りました。結論として、私は自分の演奏が正しいと今でも思っています(チェコの音楽を知らないからかもしれませんが)。
この新世界よりは、トータルで私の思う通りのいい演奏が出来たと思います。油断したもんだから4楽章の最後でバラバラになりかけて冷や汗をかきましたが、どの楽章も個性的ないい演奏が出来たと思います。今後人数が増えて、もっともっと練習して音程がもっとよくなると演奏が楽しくなるでしょうね。
さて、私は今回全部の曲を暗譜で振りました。暗譜が大変だという自慢話をしたい訳ではなく、暗譜をすることで音楽を楽しめるというのが、再認識できました。暗譜していれば当然、視線は常に奏者にあります。いつもよりも視野が広く、オーケストラ全体をコントロールすることが出来ました(楽員はなかなかこちらを見てくれませんが)。
指揮者としてはまだまだ反省点の方が多く、これからの課題もはっきり見えて来た演奏でしたが、今までのように演奏前に運営のことで患わされることもなく(この点は楽員とスタッフに感謝)音楽に集中できました。
また、680名の来場者はうちの楽団の新記録です。冒頭にも書いたように、うちの楽団は楽員だけが自己満足で音楽をすることは目指していません。定期演奏会に足を運んでくれる、多くのお客様があっての文京フィルハーモニック管弦楽だと思っています。
今後、楽員が音楽に集中できるように、来てくれたお客様にもっともっと喜んでもらえるように、色々考えて行こうと思っています。
来てくれたお客様、本当にありがとうございました。ぜひ再びのご来場を楽員一同心よりお待ちしています。
スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。皆さんのおかげでこんなに大きな演奏会が、無事故で(私が知る限り)行えました。
そして楽員の皆さん。演奏ははっきり言って下手くそです。でも一生懸命練習した結果は出せたと思います。音楽に終わりはありません。また、1からコツコツと仲間たちと音楽を作っていく作業を楽しみましょう。
