上げ潮

のだめ効果を期待していることは昨日書きましたが、11月になり上げ潮がやってきます!きっと!!
ロシアからヴィオラのSさんが帰ってきました。アメリカに帰っていたアメリカ人のBさんも帰ってきました。運がよければ、今週はヴィオラもチェロも充実しているかも知れません。
そして今週はヴァイオリン、トランペット、打楽器と3パートも見学者が来る予定です。各パートの方は最大限のおもてなしをお願いします(笑)。
まぁ、正直なところ私はいまでもうちの楽団のメンバーは上出来だと思っています。練習開始して3ヵ月でこんな人数になるなんて予想外でしたから。
ただ、それでも足りないパートがあるのは事実で、その意味ではまだまだリクルート活動を緩めるわけにはいきません。特に中低弦はてこ入れが必要です。
頑張ります。
その弾みをつける為にも、明日定期演奏会の会場を取ってきます。抽選ですから取れるかどうか分かりませんが、頼れるものは全部頼って第一希望を抑えてきます。
皆さんも祈っていてください。おまじないでも魔法でも使えるものは全部使ってください。明日いい報告が出来ますように。
それよりも寝坊しないようにしないと!朝早いんで。

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

のだめ効果

のだめの3回目でしたが、このころ本当に面白いですよね。この後漫画は千秋が卒業してヨーロッパ編に移るのですが、私はオケが出来て、まとまって行く過程が面白くて、最初の頃は本当に面白いな、と思います。
でもオーケストラをやっている人や音楽が好きな人以外の人はこのドラマどう見ているんでしょうね?一般の人も音楽って面白い、オーケストラに入りたい、楽器をやってみたい、とかって思うんでしょうかね?
もしね、そういうトレンドが出てきたら、うちのオケっていい受け皿になると思うんです。うちは楽器初心者や、合奏未経験者、昔楽器をやっていたけどブランクがある、という人も練習に来てさえくれれば大歓迎です。
そういう楽団ですが、練習はテレビののだめオケよりも真剣にやっています。現役の音大生もいますし、余所のアマオケでばりばりやっている人もいますし、ズバリテレビののだめオケのメンバーだっているんです。
決して遊びでやっているただの下手くそ楽団ではないんです(エヘン)。
練習を開始して間もなく3ヵ月になります。まだまだ弦楽器が少ないですが、これから雪崩を打って見学者が来ることを私は信じています。
だってうちくらい楽しいオーケストラってそう滅多にあるとは思えませんから。嘘だと思うのでしたら是非見学に来てください。

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代吹き・代弾き・代振り

私が前いたオケにはクラリネットに代吹きの名手がいて、いないパートの譜面をスコアを読みながらたちどころに吹きこなしてくれる人がいました。
代吹きの目的は「メロディーが消えること」を防ぐ為で、そういう意味では代吹きや代弾きは悪いことではないと思っています。土曜日の練習では私がトロンボーンでチェロのパートを吹きました。
ベートーヴェンの7番の2楽章の頭のところで、ヴィオラもチェロも全滅だったからです。あれを、もしヴィオラがいる状況で、私がチェロパートを代吹きしたとしたら、それは見せ物としては面白いのかも知れませんが、音楽としてはどうでしょう?
私はそういう代吹きは反対です。土曜日の練習は「合奏」をするための練習です。全体で音量や音色やニュアンスや曲想を合奏を通して練習するのです。チェロのパートがいないことよりもトロンボーンと一緒に弾かなくてはいけないヴィオラパートは音量もニュアンスも全然違う楽器に合わせるのは、練習にはならないと思っています。
一般的にオケでは代弾きや代吹きはありますが、それは音色が似ている楽器に限られるものだと私は理解しています。単に音域が一緒だから、手が空いているからと言う理由の代吹きや代弾きは合奏を乱す原因になると思っています。
誤解無きように言っておきますが、代吹きや代弾き、指揮者の代振りなど私は面白いし大歓迎です。土曜日だって私が譜面を読み続けられたらセカンド・ヴァイオリンが入ってきても続けて吹くつもりでしたから(笑)。
ただ、こうしたことは基本的な私の考えを理解してもらわないとみんながバラバラに考えてオーケストラではなくサーカスになってしまうので、ここではっきり基本的な考え方を押さえておきたかったんです。
勿論いつものように異論、反論大歓迎です。

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第11回練習

今日はなんと楽団設立以来最少人数17人。風邪が流行っているようで体調不良の方もいるようですが、季節の変わり目は体調管理には注意してくださいね。健康じゃないと音楽も楽しめませんから。
さて、人数が少ないことで今日は各パートの弱点が浮き彫りに(笑)。というか普段大人数であることを隠れ蓑に(笑)何となく雰囲気で合奏していた部分がはっきりとしました。
全般にまず、アンサンブルになっていないんですね。音程がどうとか曲想がどうとか言う前に、オーケストラは大人数での合奏ですからアンサンブル力があるかないかで聞こえる演奏は全然違うし、そもそも論でいうと、自分一人で勝手に演奏しているなら一人で演奏した方がいいんです。
でもオーケストラの最大の「楽しみ」は「合わせること」なんです。同じ楽器同士でしっかり合わせる。違う楽器と合わせる。そして全体で合わせる。
多分オーケストラに初めて入った時って「うわぁ、いっぱい楽器がある」と感動したと思いますし、初めて音を出した時に「合奏って楽しい」って思ったと思うんです。その時思った合奏は「単に音を一緒に出す」ということだと思うんですが、それが段々、隣の人と音が響くとか、違う楽器と呼吸を合わせるとか高度化していくんです。
そのうち違うメロディーとの絡みとか、同じメロディーでのニュアンスの出し方とかが分かるようになり、そういう演奏を楽しめるようになると思うんです。
はっきり言えば、楽譜にかじりついている段階って楽しくないですよね?なかなか思うように出来るようにならないし、一人での練習はつまらないし(私も経験あります)。
何度も書きますが、プロだって練習するし、プロだって間違うことはあります。プロだって死ぬまで「出来るように」なんてならないんです(勿論我々とはレベルが全然違いますが)。
ちゃんと出来なきゃ楽しくないですが、ちゃんと出来ることだけを目的にしていたら「無限地獄」ですよ(笑)。常に少し上を向くことは必要ですが、高すぎる目標は自分を苦しめるだけです。
私が皆さんに求めるのは「楽しさ」です。楽しく演奏出来ていますか?そのために出来ることをしましょう。
今日の練習でピアニシモのところでセカンドヴァイオリンの2人が張り切って演奏しちゃいました(笑)。ピアニシモはピアニシモで演奏してもらいたいですが、その事よりも「2人が合っていた」ということが重要なんです。
止めた後全員で爆笑でしたが、私はそれでいいと思っています。それこそがうちの楽団の求めるものです。
アンサンブル、出来てないですね(笑)。テンポ、取れてないですね(苦笑)。メロディー、歌えてないですね(泣き)。デュナーミク、全然足りないですね(号泣)。
それは厳然とした事実ですが、そんなもん、時間をかけて練習するしかないんです。メトロノームかけて音階練習しっかりやってください。
でもね、忘れないでください。目的は「音楽を楽しむこと」です。仲間とアンサンブルすることです。そういう練習をしていきましょうよ。
大丈夫ですよ。昼の練習は17人なのに夜の練習は12人も来てくれる楽団ですからアンサンブル力はあるはずです(変な確信)。

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BPO第11回練習報告 2006年10月28日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 2番出口地上 道灌山方面集合
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
12:40 セッティング、音だし、楽譜配布
13:00 ミーティング(ここから遅刻になります)出来るだけ出席のこと
13:15 入団者面談
14:00 合奏開始
17:30 合奏終了
17:45 完全退館
18:00 食事会(希望者のみ、でも出来るだけ出てください)

練習参加者17名(うち食事会参加者12名)

ミーティングの連絡事項
・学校の主事さんや先生は勿論ですが、生徒にも積極的に挨拶などをして好印象を持ってもらえるようにしてください。練習会場を安定して使えるようにする為です。
・11月1日が定期演奏会会場の抽選会です。当たるように念を送ってください。そして万が一外れた時に取れそうな会場の情報をお寄せください(弱気)。
・文吹が1月6日から8日まで合宿を行います。合同でどうか?というお誘いを頂いています(バスが出るそうです)、メールでアンケート取りますので、スケジュールをお願いします。もしその週合宿が無理でしたら(当楽団の参加者が少ない場合)2月10日から12日までが合宿候補となります。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

本日の練習曲
1)モーツアルト 交響曲25番
2)ベートーヴェン コリオラン序曲
3)ベートーヴェン 交響曲7番
4)ブラームス ハイドン・ヴァリエーション

Waku Wakuさせて

今日は池袋のヤマハでブラームスのハンガリー舞曲1・3・10番のスコアとモーツアルトのヴァイオリンとヴィオラの為の協奏交響曲のスコアを買ってきました。
ブラームスのハンガリー舞曲ってどうして1・3・10番というセットなんですかね?楽団で持っている譜面もそうだし、今日買ったスコアもそうでした。全部の曲の編成を見ていないから何とも言えませんが、編成が一緒なんですかね?不思議な感じです。
モーツアルトの方は以後「コンチェルタンテ」ということにしますが、やるとしたら私にとって初めての協奏曲になります。勿論うちの楽団にとってもそうですね(笑)。室内楽もそうですが、協奏曲をやることによってより合奏力がつくと思っています。
特に私が(自爆)。
普段指揮者はてめえ勝手にテンポを出して好き勝手に振りますが、協奏曲はそうはいきません。しかもこのコンチェルタンテはソロ奏者が2人もいますので、3人でテンポの引っ張り合いが始まります(爆)。
いまからワクワクしています。実はどんな曲を聴いても最近ではワクワクします。
うちのオケでやったらどんな音になるだろう?どんな演奏になるだろう?そんな風に考えるだけで本当にワクワクするんです。そしてその後に一抹の風が吹き抜けるんです。オケに心配はないけど、指揮者大丈夫だろうか?
予想外です(爆)。
何度も書きますが、うちのオケはどんな曲でも可能な限り挑戦します。練習を通して初心者もヴェテランも上達していけるようにします。
いまベートーヴェンやモーツアルトで四苦八苦している方。演奏出来ないことが出発点です。ですから出来なくて苦しむことはないんです。出来るようになる為に練習をしているんです。
これから入ってくる人も、うちは一音でも一小節でも出来るところを一緒に合奏するのが目的です。最初っから全部出来る人は出来ない人にヒントを与えてあげてください。そうやってみんなで一緒に音楽を作っていくのがうちの楽団の特徴ですから。
ところで、今日のタイトルの歌知っていますか?

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美しく青きドナウ

今日は朝の通勤時はチャイコフスキーのバレエ曲を聴きました。帰りはウィンナーワルツ。ともにトロンボーンとハープの問題さえなければ、すぐにでもやりたい曲達ですね。
私の指揮者デビューは美しく青きドナウだったのですが、苦い思い出いっぱいです(笑)。初めて指揮者になって、奏者からの指摘が「いじめ」に感じてねぇ。いや、みんな悪気があったというよりは私を育ててくれたんだと思いますし、奏者の側だって貴重な休日の時間を使ってくるわけで出来の悪い指揮者の為に無駄な時間を使うのはいやだったんだと思います。
そんなときに私を励まして「大丈夫です。やりたいこと分かりますから」といってくれたのが当時まだ高校生だったコンミスなんです。以来私とコンミスのコンビで3回の大きなステージを乗り越えてきました。
美しく青きドナウはトロンボーンが1本なんでやろうと思えばすぐに出来ます。チェロとバスがもう少しいてくれたらトロンボーンなしでも出来る曲なんです。10分ちょいあるのでアンコールというわけには行きませんが、楽譜が手に入ればやってみましょうかね。
因みにそのコンミスはいまうちのオケでヴィオラを弾いています(笑)。人の縁て不思議なもんですね。

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型にはまり、型から出でよ

ベートーヴェンの7番のヒントを掴もうと岩城宏之さんのビデオを見てみました。3楽章のアテンポしてプレストになるところ、右腕を止めて左手でアウフタクトを出し、音が鳴ったら右腕を動かしていました。
斎藤秀雄先生の言葉ですが、「型にはまり、型から出でよ」。音楽の練習はまずは物真似から入るんです。自分の先生であったり、好きな演奏家であったりその人の真似をするんです。特に音符の読めないジャズプレーヤー(これが意外に多いんです)はこういう事をいう人が多いです。
そして、真似をして真似をしてしつくして、そこから脱して自分の型を作っていくんです。
方やクライバーは以前にもお話ししたとおりアッサイ メノ プレストになってもそれほどテンポ落とさないんです。メノ プレストを重視したんですね。クライバーは…ごく普通に振っています。両手でアウフタクトを出していますが、フォルテですからそらそうですね。
なんでこんなに普通に振れるんでしょうか?私が考えすぎなんでしょうか??まぁ、自分とクライバーや岩城さんを比べることが烏滸がましいっちゃそうなんですが、それにしても一流の音楽家は違いますね。
とにかく今週の練習では挑戦してみることにします。上手に出来たら誉めてくださいね(笑)。
さて、先週末で正団員が24人になりました。現在入団申請書を提出されている方を含めて近日中に30人は超えると思います。お仕事や学校の都合でなかなか参加されない方もぜひ、マイペースで参加して欲しいと思います。
自分で諦めては何も始まりませんからね。

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7番のポイント

先週の練習で中学生に聞かせる為にベートーヴェンの7番一生懸命やったんですが、そのお陰で1楽章は練習にもかかわらずものすごく熱の入った演奏になったと思います。
しかし逆に3楽章、おかしなところで引っかかってしまいました。一つは3楽章の練習番号Cに入る数小節前に管楽器のちょっと癖のあるヘミオラがあるんです。ここは早い3拍子なので1つ振りになります。ヘミオラを助けてあげたいんですが、私の技術ではどうしてよいやら…。
3つで振るわけにも行かないし、今週DVDを見てヒントがつかめなかったら、先生にメールで質問してみることにします。
もう1カ所、3楽章で難しいところがあって、次のDに入るところです。ゆっくりからアテンポしてプレストに戻るんです。ここは2拍目を叩かなくては行けないのですが、3拍子の1つ振りで、1拍目をゆっくり叩き、2拍目を早く叩いて3拍目からプレストに戻っていくんですが、2拍目をあんまり早く叩くとプレストがドンドン前掛かりになります。
ここを適当に振って誤魔化すことは出来ると思うんですが、私はイヤだし、みなさんにもそういう風に指揮に合わせることはしないで欲しいんです。ちゃんと私も練習してきちんと音価通りに指揮をしますし、それに合わせて演奏してください。
それと、もしここの振り方が分かる人がいたら是非教えてください。こうやったらやりやすいですという提案でもいいですし、以前やった時別の指揮者はこうしていたということでもいいです。
みなさんも上手になりたいと思っていると思いますが、私もそうなんです。絶対今週中に克服します。

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音楽検定

オーケストラの105人
以前紹介した「ワニのオーケストラ入門」が評判がよかったので、もう1冊私のお気に入りの絵本を紹介します。「オーケストラの105人」です。楽団員が演奏会に行くまでの様々な様子を紹介した本で、正直に言えば、茂木さんの「オーケストラ人間学」を読むよりもよっぽどオーケストラの実体を表しているような気がします(ワニのオーケストラ入門もそうですけどね)。
さて、今日は「音楽検定」を受けてきました。5級から1級まであるのですが、今回初受験ということで3級を受けることにしました。あまり検定内容を勉強することもなく、2週間前から楽典を読み返すくらいしか勉強しませんでした。
60分の検定時間中最初の30分は音楽を聴きながら回答し、残りの30分は文章問題でした。3級はすべての回答がマークシート式でしたので、受験はし易いと思いました。ただし内容は3級でも相当難しいです。
最初は音楽を聴いて音楽のジャンルを答えます。古典派とバロックの聞き分けが出来ないとなりませんし、地唄、長唄、義太夫の選択肢があったりもします。ロックやジャズも出題されるので、幅広い音楽の経験が必要だと思いました。
次は世界各国の音楽を聴いてどこの国かを当てます。モンゴルの音楽やヴィエトナムの音楽なんて分かりますか?
その次は楽器を選ぶ問題です。津軽三味線と地唄三味線と義太夫三味線の違い分かりますか?トロンボーンとホルンとテューバの違い、私は分かりますが、弦楽器の人はどうでしょう?
ここまでは3沢ですし、音楽の問題というよりは経験である程度は回答出来ると思いました。
次は5曲聞きますが、その編成を当てます。編成は画で描かれていて、弦楽四重奏、フルート五重奏、クラリネット五重奏、オーボエ五重奏、木管五重奏、ホルン六重奏、弦四部+ホルン、クラリネット、ファゴットの編成の中から当てます。途中から参加する楽器もあるので、最後まで結構迷います。
次は楽譜が3つ書かれていて、聞こえてくる曲がどの楽譜か当てるものです。これはソルフェージュが出来ない私にはお手上げでした。最初の1曲は音型が違ったので私でも分かったのですが、2曲目はそもそも短い時間で楽譜にどう違いがあるのかも分かりませんでした。音が半音違っても私にはなんのことやら(苦笑)。
次も曲中の楽譜が抜き書きしてあってどのように弾いたかを選ぶ問題でした。3問ありましたが、半音の違いが分からずに(違いは分かるのですが、どの譜面かは分からずに)お手上げでした。
その次も曲を聴いて書かれた楽譜を選ぶ問題、4問ありましたが、私がはっきり分かったのは最後の1問の「アーティキュレーション」の正しいものを選ぶ、というやつだけでした。ソルフェージュ出来ないことがこれほど恨めしいと思ったことはありませんでした。
逆にアーティキュレーションは指揮者にとっては毎週楽団の音を聞いて訓練しているので非常に簡単でした。
この後から段々暗闇ゾーンになってきます(笑)。
まずは曲を聴いてその終止形を当てます。完全終止、半終止、偽終止の違い分かりますか?そして次のそれを譜面の中から当てます。
その次は、コード進行を当てます。これもピアノの練習を熱心にやっておけばよかったのですが、ここ半年全然触っていないので全く適当でした。
このゾーンの最後の問題である曲を聴いてリズムを当てるという問題は多少分かったと思います。8ビート、シャッフル、16ビートの違いくらいなら何とかなりますから。
ここまでで聞いて答える問題は終わりです。結構ボリュームありました。
次の問題はコードネームと音符を合わせる問題でした。鍵盤の画を描いて一生懸命数えましたよ(笑)。これは知識さえあれば誰でも解けると思いますが、Adimのコードの作り方が全く分からなかったのですが、いま考えると他のやつをちゃんと分解して、違うやつを選べばよかったですね(苦笑)。
譜面を完全4度低くした譜面を選ぶ問題。これも知識があれば大丈夫。
この後4問は譜面の和音を答える問題。増三和音とか長三和音とかいうやつです。その次は2音間の音程を答える問題。短6度、長6度、減6度とかいうやつです。更にト短調と同じ調号の長調を選ぶ問題。ト短調の属調を答える問題。
最後のゾーンは文章を読んで答える問題。特に音楽が出来なくても社会常識で答えられる問題が5問でした。
次の6問は表が出ていて、作曲家の名前や紹介が空欄になっていて選択する問題。生まれた順に並べる問題もありました。ヘンデルやロッシーニは分かりますが、ピアソラを選ばなくてはならなかったり、山田検校、生田検校、世阿弥の中から選ぶ問題は完全に山勘で答えました。
生まれた順番に並べる問題が次に来て、残り2問。
最後は社会問題で、アップルが始めた音楽配信サービスの名前を答える問題と、著作権のうち、人格的な利益を保護するものを答える問題でした。
これで全60問なのですが、私は5分くらい余った感じで、お腹いっぱいでした。
結構骨のある問題が多いですが、一度受験してみて客観的な音楽の知識を確かめてみてはいかがでしょうか?因みに私はこの上の級だと手も足も出ないと思いますので、3級止まりということで(笑)。

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