思うんですけど

そろそろアンコール決めるんですけど、なんで古今東西の作曲家は「アンコールピース」というのは書いていないんでしょうか?単に私が不勉強で知らないだけですか?
例えばオペラは幕が上がる前に「前奏曲」がありますが、幕が下りてからのエンディングなり、カーテンコール用の曲ってどうして書かれなかったんですかね?
ていうかさぁ、コンサート用のアンコール曲あってもいいんじゃないでしょうか?
勿論、アンコールというのはその単語の意味通り「もう一度」という意味ですから、その日の演奏会でよかった部分をもう一度演奏するのが本来の意味に合っている、という事ぐらいは分かっています。
それでもなぁ、という思いがあります。だってコンサートのアンコールの選曲って難しいんですよ。
3分から5分くらいで、華やかな曲としっとりした曲が欲しくって、出来れば全部のパートに1回くらいは見せ場があるとアンコールとしては最高ですが、そんな曲殆どないし、あっても大抵は結局「前奏曲」だったりするじゃないですか。
まぁ、考えてみれば、前奏曲ってその日のハイライトを少しずつというパターンが多いですから、逆にアンコールでやってまずいという事もないでしょう(だから、アマオケだと前奏曲をアンコールにやるのが多いんでしょうかね?)。
ということで、今週末にはアンコール決めちゃいます。楽団員はメールくださいね。一般の方はここにコメントください。勿論事前に発表はしませんが、自分のリクエストした曲がアンコールで流れて来たら、ちょっとだけ気持ちいいですよ(笑)。

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

他人事

コントラバスが来ました(笑)。楽団所有の楽器第3号はYahoo!オークションで落とした(まぁ、買った)4万2500円のコントラバスです。ジルジャンのシンバルよりも安いです(号泣)。
勿論この楽器で本番に乗れるとは思っていませんが、練習には使えるかなぁ、と。
それにしても大きいですよ。コントラバスなんて見飽きるほど見ていますが、自分の部屋に入るとそのデカさは想像以上です。これを毎週運ぶなんて確かに正気の沙汰とは思えません。コントラバス人口が少ないのもようやく理解できました(遅い)。
この楽器が、なんとか練習に使えるようであれば、もう何台か購入して中学校に置かせてもらいます。コントラバス奏者の入団も期待できるでしょう。
なにせ、来年のメインはエロイカです。コントラバスはなんとか6台は欲しいところです。
考えてみると、皆さんは自分の楽器以外は普段触ったり運ぶ事はないでしょうから、コントラバスの大変さというのは他人事でしょう。私も昨年まではトロンボーンを運んでいたのですが、すっかり指揮棒だけの生活になり、トロンボーンでさえ持ち運びが億劫になってしまっています。
人間て楽な方に流れちゃうなぁ、と思う日曜の午後でした。

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伝統は伝統

うちの楽団は初心者にも門戸を開いてはいますが、決して「オーケストラごっこ」で終わらせようとは思っていません。勿論音楽の伝統には敬意を払いつつ、実態の伴った練習をして、「下手くそでも楽しめる」というところを目指して行こうと思っています。
今日もヴァイオリンの見学者が来てくれました。初心者もいれば、ブランクのある人もいましたが、私は全員に同じレベルの演奏は求めません(この事がオーケストラを冒涜していると受け取られる所以かもしれませんが(苦笑))。みんながそれぞれのレベルで出来る最大の事をやってくれば、あとは作曲者が助けてくれます(笑)。
こういう形でオーケストラをやっていき、大人になってから楽器を始めた人にもオーケストラに入って演奏をしてもらいたいんです。
「社会人の多いオーケストラで皆さんいつ練習しているんですか?」
よく聞かれる質問です。している人は毎日していると思いますが、していない人は毎週土曜日だけかもしれません。でもうちの楽団はそれでもいいんです。
毎日一生懸命働いて、残業もして、帰宅すると楽器の練習は物理的に出来ません。では、そういう人は練習できないが故にオーケストラに入れないんでしょうか?私はそういう人にこそ土曜日に楽しみを持ってもらいたいんです。
音楽の伝統は伝統で、最大限尊重しますし、私もそこから外れて滅茶苦茶な事をやろうと言っているのではないです。
うちは楽器とやる気さえあればどなたでも入れます。楽器の上手な人よりも練習によく参加する人が尊敬される楽団です。音楽性よりも人間性を求めます。
でも、毎週4時間の練習はきっちりやります。
この思いが100年続けば、と思っています。

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BPO第56回練習報告 2007年08月25日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 2番出口地上 道灌山方面集合(任意)
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
12:45 弦練:ブランデンブルグ3番 管楽器は第2音楽室使えます。
13:40 ミーティング(ここから遅刻になります)出来るだけ出席のこと
13:50 入団面接
14:00 合奏開始 ティート、時計、エロイカ、結婚行進曲
17:00 合奏終了
17:30 完全退館
18:00 食事会(希望者のみですが、短時間でもいいので是非参加してください)

練習参加者34名(うち食事会参加者11名)

ミーティングの連絡事項
・毎週水曜日に楽団の通信がメールで行っていない人は速やかに申し出てください。また、正団員で「グルスケ」の連絡が行っていない人も同様に申し出てください。
・9月23日は文京区交響吹奏楽団の演奏会です。ぜひ聴きに来てください。
・9月から合奏前の練習スケジュールが変わります。管分奏、室内楽など週によってメニューを変えますので確認してく出さい。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

本日の練習曲
1)モーツアルト  皇帝ティートの慈悲序曲
2)ハイドン    交響曲101番「時計」
3)ベートーヴェン 交響曲3番「エロイカ」
4)メンデルスゾーン 結婚行進曲

来週からスケジュールが変わりますので必ず通信を確認してくださいね。by音楽監督

死ぬわけではない

割といるんですが、見学希望のメールをくれたっきり、梨の礫の方。
忙しい時間をなんとか工面して、行こうと思ったけど、やっぱり予定が入っちゃった方、寸前のところでやっぱり怖じけずいちゃう方、気が変わった方、考え直した方…。
色々いると思うんですが、一つ思う事があります。それは、時間がもったいない、という方以外は、アマオケの見学というのは絶対に無駄にはならないと思います。そもそも入る気のないオケに見学に行くという事が無駄だと思う方は、そういったメールを送っては来ないと思うんですが、一度は「見学してみよう」と思ったわけですよね?
どうしても予定が入っちゃった。という時は仕方がないと思いますが、もし、躊躇するような事があるのなら、それはとりあえず見学してから迷っても遅くはないと思います。
仮にうちに入らなくても、うちの練習を見学したら、よそのオケが如何にちゃんと練習しているか、よくわかると思います(笑、でも本当です)。特に初めてオーケストラに入ろう!と思っている方は、うちのような敷居の低い楽団の見学は絶対におすすめです。
初回から入団申請書を書かせたりは絶対にしませんし、みんなで取り囲んだりもしません。
話しは少し変わりますが、仕事や家庭で、やっちゃいけない失敗をして謝らなくちゃいけない時ってありますよね?凄く嫌ですよね。でも、私はそういうときこう考えるんです「死ぬわけではない」。こっちが誠意を尽くして死ぬほど謝れば(つまり相手の懐には入れば)大抵はそれほど怒られなかったりするものです。
オーケストラの見学は、宗教団体やマルチ商法の団体とは違うので、怖い思いをする事は絶対にありません。確かにレベルがあまりに高すぎたり、逆に低すぎたりして、変な汗をかいたり、退屈をしたりはすると思いますが、そういうのを見極める為に見学に行くわけです。
それにうちは人数不足ですから、見学に来る方を歓迎こそすれ、どれくらいの腕前なのかを遠巻きに観察したりなんて絶対にしません(本当です)。
偵察だと思えば、気も楽になりませんか?
そして、最後に書いておきます。百聞は一見に如かず、です。

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アンコール

昨日も飲みながら「アンコールの曲どうしよう?」って聞いて回ったんですが、うちのオケの場合全部の曲をやると公言しているせいか、みんなあんまり選曲について熱心じゃないんですね。
どんな曲でもどんと来い!というのはいい事だとは思いますが、ちょっと張り合いがないのも事実(笑)。
私が前いたオケでは、毎回選曲の事で大もめ(苦笑)、曲が決まってからも、あれがいいこれがいいと…。方やお隣の文吹は楽団長がさくさくと大量の楽譜を用意して有無をいわせず楽団員の前に積んで行きます。
どっちがいいとか、悪いとかそんなのはないのですが、色んな方法があるもんだなぁと改めて感心しています。これって結局は音楽の多様性と一緒なんですね。
「こうじゃなきゃいけない」「こうあるべきだ」という、もっともらしい意見というのは自分の肌に合うか、合わないか、だけでそれが(最適と言う意味での)正しいかどうかではないんですよね。
逆にいうと、うちの楽団員はとても柔軟で懐が広く、音楽の多様性を楽しめる人が集まっているんだなぁと、誇らしく思ったりもします。
でも、そろそろアンコール決めないと(汗)。

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キラキラ星

私はヴァイオリンが弾けませんから、うちの楽団でモーツアルトやベートーヴェンをバリバリ(またはヨレヨレ)弾いちゃう人たちは本当に凄いなぁ、と感じます。そんな人たちを前に練習をするというのは指揮者にとっては大きな悩みなのですが、今日はちょっと変わった練習をしました(楽団員の皆さんは練習録音聞いてみてください)。
キラキラ星を弾いてもらったんですが、交響曲を弾く皆さんが、この簡単なたった6音しか出て来ない曲に四苦八苦なんですね。
まぁ、曲に簡単も難しいもないんです。この簡単なキラキラ星を譜面に書いてある通りにきちんと演奏するのは存外難しいものですし、バカにして真面目に取り組まないのもまた事実なんですね。
うちの楽団も2年目ですし、今シーズンの練習も3ヶ月が過ぎました。このまま同じような練習を続けても、飽きるだけですし、上達のスピードは遅いでしょう。
弦楽合奏や、管楽器の合奏をこれから強化していこうと思っています。とはいえ、いきなりハイドン、モーツアルト、ベートーヴェンの弦楽四重奏とかに挑戦してもらうんじゃないんです。
例えばバロック期以前の教会コラールのようなものは全音符だけで四声のハーモニーで成り立っているものがあります。きちんとテンポ感がないとダラダラ伸ばしているだけですし、和声感を持たないとハーモニーは滅茶苦茶になります。
まずは、そういう曲から小さい編成で練習を積んで行かないと、うちのオケはいつまでたっても上達しないかもしれません。
とにかく、譜面を探してみます。

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BPO第55回練習報告 2007年08月18日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 2番出口地上 道灌山方面集合(任意)
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
12:45 弦練:ブランデンブルグ3番 管楽器は第2音楽室使えます。
13:40 ミーティング(ここから遅刻になります)出来るだけ出席のこと
13:50 入団面接
14:00 合奏開始 ティート、時計、エロイカ、結婚行進曲
17:00 合奏終了
17:30 完全退館
18:00 食事会(希望者のみですが、短時間でもいいので是非参加してください)

練習参加者27名(うち食事会参加者15名)

ミーティングの連絡事項
・毎週水曜日に楽団の通信がメールで行っていない人は速やかに申し出てください。また、正団員で「グルスケ」の連絡が行っていない人も同様に申し出てください。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

本日の練習曲
1)モーツアルト  皇帝ティートの慈悲序曲
2)ハイドン    交響曲101番「時計」
3)ベートーヴェン 交響曲3番「エロイカ」
4)メンデルスゾーン 結婚行進曲

色んな曲をいっぱい練習してみましょう。9月から新しい事いっぱい始めるつもりです。by音楽監督

戦略

楽団の公式サイトのトップページの変化に気づかれたでしょうか?
楽譜を探している曲のリストが大幅に追加されました。
まぁ、編成を睨みながら次の演奏会の候補になりそうな曲を追加したのですが、誰でも知っている有名な曲ばかりですが、これだけやるにも10年以上は軽くかかる計算になります(笑)。
うちの楽団は「100年続く楽団」を目標にしていますが、年に2回の演奏会をやって、1回に3曲やるとして計算すると600曲はレパートリーにできます。そうです、うちのオーケストラは曲を使い捨てにはしません。
夏休みのラジオ体操のスタンプではないので、あの曲はやった、この曲もやった、というのを積み重ねて行く楽団ではないんです。一度やった曲はレパートリーになりますし、再演する事もあり得ます。
第3回の定期演奏会の曲は評議員で決める事になりますが、評議員が「まだトロンボーンを入れるには早い」と判断すれば、これらの曲をやるのは少し繰り延べになります。
第3回以降は演奏会のテーマを決めてそれに沿って選曲する事になりますが、私としてはそれ以降の事も考えて、常に先手を打って行かなくてはなりません。楽団員の募集という、ある意味オーケストラの生命線は演奏曲によっても決まってくるんだと思います。
その意味では、楽団員がやりたい曲、観客にアピールする曲など、色んな視点で選曲しなくてはいけません。
私自身、次の演奏会の曲が何になるか、いまから楽しみでなりません。

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幸せ

練習は練習で粛々とやっているのですが、今日の練習で皆さんに言った事、もう一度書いておきますね。
プロの音楽家になったら楽譜を貰って3回か4回練習してもう本番です。次の日には別の譜面がやってきます。勿論仕事ですから、それがいいとか悪いとかではないんですね。
アマチュアの音楽家に取って最大の幸せは、じっくり楽譜に向き合う時間があるという事なんだと私は思っています。1年間で1曲を仕上げる。中途半端に楽器が出来る人にとっては退屈なのかもしれませんが、私に言わせればそれっておかしいと思うんです。
本当に楽譜に対して100%ぶつかっているんですかね?プロの音楽家だって同じ曲を何回も録音するし演奏するのは、楽譜に対して「完璧」なんていう事が一瞬で過ぎ去ってしまうからなんだと思うんです。
スコアを読む私にとっては、楽譜は開くたびに、新しい発見があります。昨日の私が気がつかなかった事に毎回驚きます。
アマチュアの音楽家って幸せだな、と思う瞬間なんですね。
さて、1年前の今日って何をしていましたか?
私は、自分が作ったオーケストラの初めての練習の前日で、準備をしながらどんな人が集まっているのだろうか?とドキドキしていました。道を覚えるのは得意なんですが、人の顔と名前を覚えるのは苦手なので、皆さんの名札を見ながらパートと名前を頭に入れようと再確認したりもしていました。
あれから1年。
辞めちゃった人もいっぱいいました。見学に来たっきりの人もいっぱいいました。見学メールをくれたけど姿を見せない人(実はこれが結構いるんです)もいました。
私はなんでオーケストラをやっているかというと、音楽が好きだからというのもあるのですが、やっぱり人間が好きなんです。うちの楽団は見学に来ると楽団の名札をお渡しします。
うちには「合わないな」と思う方もいますが、名札は持って帰ってもらいます。細い糸ですが、うちの楽団と縁があったという事を覚えておいてもらいたいからなんですね。
色んな、縁があって1年経ちました。
でも、色んな面でまだまだです。なにせうちは100年続く楽団です。まだやる事はいっぱいあります。

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