感謝

今年は恐らく私にとって一生忘れられない年になるでしょうね。だって、オーケストラ作っちゃったんですから(笑)。何度も書いていますが、27歳でトロンボーンを始めた私が34歳で初めてオーケストラに入りました。
普通のオケなら入れないんですよ、正直。初心者を歓迎してくれるオーケストラが東京に出来たので私はオーケストラプレイヤーになることが出来たんです。そのオケで35歳で指揮を始めて私に、最初は疑問の目を向ける人が多かったんです。でも幸いに続けることが出来ました。
39歳でオケを作る時、「上手くいかないよ」と言っていた人も多かったようです。ここだけの話し、私だってこんなに上手く行くとは思っていなかったんです。
いま、この文章を読んでくれているすべての人に感謝したいです。オケに参加してくれた人、参加出来ないけど興味を持ってくれた人、私に対して否定的な意見をくれた人にも感謝しています。そうしたすべての人の存在があるからこそ、今のこの楽団があるのだと私は信じています。
人間のつながりって本当に不思議ですよね。でも私はその不思議なつながりを大切にしたいし、そこに重点を置いた音楽活動を続けていきたいんです。音楽は人間が行うものです。うちのオーケストラあくまでも人間性に重点を置いて、その上でみんなで練習をして、より高い音楽性を目指していくんです。
オケは作るの簡単ですが、続けるのは難しいと言います。3年以内に崩壊するオーケストラが多いそうです。でもうちのオケは100年続くオーケストラです。始めたら終わりではありません。
私にはいっぱい夢があります。ホールを作ることもそうですし、第九をやることもそうです。その夢は私一人のものではありません。みんなの夢を叶えるオーケストラになることを願って1年目を終えることにしましょう。
来年もよろしくお願いしますね。

bpomd

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

修行が足らん

フォイヤーベルク管弦楽団の演奏会に行って来ました。
プログラムはエグモント序曲、コンチェルタンテ、ブラームスの3番で私の好きな曲ばかり。指揮は大町先生で以前にも見たことがあるのですが、豪快な指揮をする先生です(あんまり指揮の勉強にはならない(笑))。
エグモントがよくってとにかくぶったまげました。大抵のアマオケは管楽器の方が上手なもんですが、このオケの弦は吃驚するほど上手でした。半分、いや1/3でもうちのオケに来てくれないかな…(夢想)。
まぁ、チェロのトラでN響の木越さんが乗っているくらいですからレベルが高いのもある程度想定内でしたが、それにしても上手でした。
ところがコンチェルタンテ…。まず指揮者がいないんです。こんなのアリなんですか??私は不勉強でよく知らないんですが、まぁ、指揮者なしでも演奏出来なくはないでしょうが、以前見たN響だって指揮者いました。
そのせいなのか何なのか、エグモントあれ程良かったのにコンチェルタンテはアンサンブルが乱れるところが数カ所あって、ソリストとも息が合わない感じでした。ソリストは著名な方ですし、そもそもこのオケのトレーナーをされている方なので、息バッチリでもおかしくないはずですが、なんかちょっとしっくり来ませんでした。
それよりもこの曲を自分がやるということを改めて自覚してちょっと寒気がしました。大変美しい曲ですが、想像以上に難しい曲です。
その後のブラームスの3番も、聴いているほど簡単な曲ではなかったです。やっぱりアンサンブル乱れるところがあって、というのも出来ているところがちゃんと出来ているので、出来ていないところが凄く目立つんです。
上手いというのも大変なものです(汗)。
ただ、以前も書いたようにアマオケは上手でも下手でも聴きに行けば何かしら得るものがあります。仕切方とか、プログラムとか。今回は以前から考えていた「賛助会員」制度についてヒントをもらってきました。
この正月は結構色々なことが出来そうです。

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レジデンスオーケストラ

昨日で「のだめ」終わっちゃいましたが、ああいう風に学生の時って卒業があったりで時間の区切りがあるので盛り上がっちゃいますよね。
うちのオーケストラは100年続くオーケストラですが、毎回同じメンバーで演奏会は絶対に出来ないんです。ものすごく幸運で一人も欠けることなく同じメンバーだったとしても、観客が違う以上同じ演奏会とは言えないんですね。
私は前のオケの時も自分が指揮をする時は必ず本番前のゲネプロで「このメンバーでこの場所で演奏するのは最後ですから、楽しみましょう」と言い続けてきました。その気持ちは今も変わってはいません。
その意味では社会人には卒業というのはないですが、毎回の演奏会は一期一会を感じることが出来る貴重な体験なのだと思います。
貴重なといえば、私は根本的にレジデンスオーケストラがあることを大変幸せだと思っています。自分で作ったオーケストラですが、勿論私一人ではオーケストラにならないわけです。皆さんがいてくれることに大変感謝していますし、皆さんにとっても「自分のオーケストラ」があることは幸せなことだと思っていただきたいのです。
千秋さまだって音楽を専門に勉強していながら、漸くあの歳で自分のオーケストラを持つことが出来たんです。世の中でオーケストラをやりたくて出来ない人がどれくらいいるか想像したことありますか?
一部の人にとってはやたらめったらオーケストラがあるように感じるかも知れませんが、入りたくてもオケがない人はいっぱいいると思うんです。自分で作ることが出来なくて他の人のオケで我慢している人もいっぱいいると思うんです。
その点皆さんにはこんなに楽しくて民主的で指揮者が優しい(ここ重要)オーケストラが自分のものとしてあるわけです。
私は欲張りなので、このオーケストラの為にホールを作ります。作って本当の意味で正真正銘のレジデンスオーケストラとしたいと思っています。
夢は信じることから始まるんです。

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備忘録

昨日のNHK音楽祭見ました?
私は元々古学には全然興味がなくて、ノリントンもアーノンクールもよく分からないのですが、ウィーンに行った時にウィーンフィルを振っていたのが、アーノンクールで、彼の音楽をまとめる力には感心したのが印象的でした。
ノリントンがN響にノンヴィヴラート奏法を試してみましょうとやっているシーンは興味深かったですし、彼のリハーサルは大変勉強になりました。
特にノリントンが「弦楽器奏者はもっと右手で表現するように勉強すべきだ」といっていたのは我々にとっても参考になる警鐘でしょう。これは管楽器も同様。もっと音色と表現に力を入れましょう。
さて、楽団の練習は2週間お休みになりますが、その間に私は楽団員募集の営業をいっぱいかけて、サイトの充実を図ります。
楽譜関連で新しく1ページ作り、あと「アマオケのススメ」と題した、お作法のページを作ろうと思います。あんまりうるさいことは言いたくないのですが、やっぱり合奏や楽団をやっていく上での決まり事みたいな事はちゃんと明文化しておこうと思います。
掟ではなくあくまでもマナーという点で作っていきますので、皆さんも気がついたことがあったらメールか書き込みでお知らせくださいね。
では「のだめ」の最終回で泣くことにします(笑)。

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センターライン

私も人間ですからオーケストラの中で好きな楽器、そうでない楽器というのはあります。でも指揮者がそういうことを言うのはよろしくないので私は言いません。でもトロンボーン奏者ですからトロンボーンが好きなことは隠しようもないですね(笑)。
野球でセンターラインという言葉があるのはご存じですか?守備の要はキャッチャー、ピッチャー、セカンド、センターなんだそうです。ここがしっかりしているチームは勝てるチームなんですって。
同様にオーケストラにもセンターラインがあるそうです。ファーストヴァイオリン、フルート、トランペット、ティンパニがそれに当たるのだそうです。もっと私は意味がちょっと違っていると思っています。オケの方は守備の要と言うよりは音が最も目立つパートということだと思います。
逆にこの4つのパートが下手くそだと、とても下手に聞こえる、ということだと思います。
昨日の練習のあと、フルートパートの方より「フルートのこと褒めてくれない、たまには飴ちょうだい」とご指摘がありました。
確かに私はファーストヴァイオリンやフルートには厳しいと思います。理想の有り様みたいなのがあって、そこを常に意識しているからです。でもいわれて初めて褒めていないことに気が付きました。
オケの指導者としてはこれではいかんと酔っぱらいながらも反省をした次第です。
基本的にはだからといって手加減はしませんよ。どのパートにも私はプロに要求するのと同じ事を要求します。初心者とかそういうことを言い訳になぁなぁの練習をするつもりは全くありません。
その事は忘れないでくださいね。
でも、ちゃんと出来た時は褒めますから(笑)。

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第19回練習報告

今年最後の練習でした。22人の出席と若干少なかったんですが、考えてみたら、昨年の今頃は影も形もない楽団だったんですから、こんなもんといえばこんなもんかも知れません。
朝比奈隆のベートーヴェンの交響曲を語る、という本によると7番はチェロ4人、コントラバス1人か2人を想定して書かれている、とのこと。ということは次回の演奏会でいえばヴィオラが若干少ないですが、人数的には充分だ、ということかも知れません。
何度も書いていますが、私は闇雲に人数を集めることはしません。今もファゴットが1人欠員ですが、ファゴットだったら誰でもいいから入ってくれぇ!とは思っていません。
きちんとうちの楽団の音楽を、理念を理解してくれる人だけに入って欲しいんです。演奏会だけに乗ることを目指すような人には門戸は開いていませんが、楽器が下手くそでも毎回の練習(と食事会)に熱心に(可能な限り)参加してくれる人が来てくれればそれでいいんです。
それには時間がかかるかも知れませんが、焦ってはいけないと思います。逆にそうやって着実に増えていって、いつか第九をやる日が来るかも知れません。マーラーの千人の交響曲も出来るかも知れません。
馬鹿げていると思うかも知れませんが、それならば、私が「オケを作る」といった時も「馬鹿げている」といった人は少なくなかったと思います。音楽の教育をきちんと受けてはいないし、高校でも大学でも音楽の組織にいたことはなかったんです。
トロンボーンを始めたのが27歳の時、オーケストラに入ったのは35歳の時、そんでもって39歳でオーケストラを立ち上げたんです。絶対音感もなければ、ピアノも弾けません。指揮だって素人だし、譜面もちゃんと読めない人間なんです。
でも、そんなことを言い訳にするつもりはないし、私には私の思いがあるんです。夢は見なければ現実には出来ません。その現実にする原動力は「信じる心」だと思います。
私は本当にこの楽団を100年続く楽団にしたいんです。伝説ではなく永遠に続くオーケストラにしたいんです。
今日の練習はちょっと疲れと集中力欠如があったように思います。でもそれを修正していくのが練習です。練習で出来ないところをしっかり押さえましょう。そのための練習ですから。
文吹との合同の忘年会には練習に来てくれた人全員が参加してくれました。忘年会だけの参加も1人いました。本当に皆さんありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いしますね。
新年は1月13日からですが、ブログは可能な限り更新しますからね。

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BPO第19回練習報告 2006年12月23日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 2番出口地上 道灌山方面集合(任意)
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
12:40 弦練開始(管楽器の方は13時過ぎに到着するようにしてください)
13:15 コンチェルタンテ(オーボエとホルン奏者は時間前に来てください)
14:00 ミーティング(ここから遅刻になります)出来るだけ出席のこと
14:10 入団面接(他の方は個人練習)
14:20 合奏開始(順番は未定)
17:00 合奏終了
17:30 完全退館
18:00 食事会(希望者のみですが、短時間でもいいので是非参加してください)
練習参加者22名(うち忘年会参加者22名)

ミーティングの連絡事項
・新年は1月13日からです。100年続く楽団の1年目が終わりました。本当にありがとうございました。
・合宿の参加確認を行っています、必ずメールに返信ください。参加のメールが行っていない方はお申し出ください。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

本日の練習曲
1)モーツアルト コンチェルタンテ
2)ベートーヴェン コリオラン序曲
3)ベートーヴェン 交響曲7番
4)アンコール曲

全通しは疲れましたね。でも本当に楽しい練習でした。ありがとうございました。by音楽監督

いろいろ

昨日楽団のサイトに演奏会のフライヤーをアップしたんですが、私は自宅がMacなんで普通に見られたんです。でも会社に行って確認すると(会社は当然Windows)すっかり画像がはみ出ていてフォームが崩れているじゃないですかぁ~~~~~~~~~。orz
帰宅してすぐに直しましたが、公式サイトですからね、楽団の顔ですから、みんなあのサイト見て応募してきたんですよね?そう思ってなんとか充実させようと思って一生懸命作っています。
もし、なにか意見があったりしたら教えてください。それと趣味で又は仕事でサイト作っているのでもう少し面白いこと出来ますよ、という方もお申し出ください。無料で手伝わせてあげます(笑)。
さて、私はストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ヒンデミット、メシアンなんかも好きなんですが、こういうの聴く人いますか?喰わず嫌いはいけませんよ!どんなものも音楽にはジャンル分けはないんです。
でもって最近シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」を買ったんですが、これは久しぶりに腰が抜けるほど難解でした。いわゆる現代音楽ですよ(ジャンル分けはないといったのは誰だ?)。
もう私の耳にはメロディーはおろかテンポも取れないし、調なんかあるんだかないんだか…。こんな曲の楽譜ってどうなっているのか興味があるんですが、多分版権の問題でポケットスコアなんか出ていないんでしょうね(調べていませんが)。
そういえば、皆さんは楽譜好きですか?私は実はトロンボーンを吹いていた時は楽譜が嫌いで苦手だったんですが、指揮なんて事をやるようになってからそんなことも言っていられないし、とにかく凄い長い時間楽譜を読むようになったんで、好き嫌いというよりも慣れちゃったんです。
最近では楽譜大好きで、音符書いてあればどんなもんでも目がいっちゃいます。
習うより慣れろ、とは良く言ったものでね。うちのオケに見学に来て「ちゃんと弾けるようになったら出直してきます」とか「ちゃんと弾けるようになったらオケに入れてくださいね」とか言う人がいるんですが、私たちはアマチュアですし、「プロでさえちゃん弾ける日なんて来ませんから~!」。
音楽は死ぬまで練習です。だったら習うより慣れろ。1日でも早くオケに入って実地でガンガンやって、出来なくて冷や汗かいて、恥をかくのが上達の最短距離なんです。
来年はいっぱい覚悟を決めた挑戦者が来てくれると嬉しいなぁ。そういう人を応援するのがうちのオケの特徴ですから。

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美しい日本語・美しい音楽

以前書いたと思うんですが、私は作曲家の名前とか曲の名前は極力略さないんです。気づいている人もいると思いますが、ベートーヴェンの交響曲7番は大抵「7番」といいます。間違っても「ベトしち」とか「べーなな」とかは言わないんです。
私は基本的には言語学者で文学者ですので、言葉には「言霊」があると思っているからです。勿論そうすることに意味がある場合はそうします。今年の夏に私は小林研一郎先生に指揮法を習いました。先生は自分でご自分のことを「コバケン」と呼んでおられました。
それはそれで、先生の場合は「通り名」のような所がありますので、それを持って「コバケンと略すとは何事だ!」と言うつもりはありません。でもその先生がモーツアルトのアイネ・クライネ・ナハト・ムジークを「アイネク」と略していたのにはガッカリしました。
うちの楽団員にもそうして欲しいということではないのですが、少なくとも私はそういう風に無神経に言葉を使っている人を見ると「なんか、教養ないなぁ」と思ってしまうんです。
たまに凄く美しい日本語を話す方いますよね?そういう人を見ると私は言葉には出しませんが尊敬の念を持ってしまいます。その事と裏表だと思っています。
美しい日本語を話す人が美しい音楽を奏でるような気がしているのは私だけでしょうか?

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ダニエル・ハーディング

日曜日の芸術劇場で、ダニエル・ハーディングとファビオ・ルイージの指揮するモーツアルトの曲を見たのですが、皆さんはご覧になりました?
ルイージの方は今年オペラシティでカヴァレリアルスティカーナと道化師を見たのですが、非常に端正な指揮をする指揮者だなぁと感心しました。聞けば私の大好きなヴォルフガング・サヴァリッシュのお弟子さんだというではないですか。どうりで、という感じです。
サヴァリッシュから脂とかコレステロールとかプリン体とかそういうものを除くとルイージの指揮になるのかな?というのが私の勝手な感想です。
そしてもう一人今や全世界注目の若手指揮者ハーディングですが、なんか音楽オタクみたいな成りでして、音楽オタクみたいなソリストはいっぱいいてそれはそれで得体も知れずにもてはやされたりするものですが、音楽オタクみたいな指揮者は多分プロオケではつまはじきでしょうね(笑)。
ある意味オタクというより、すごみのある変人ならいっぱいいるみたいですしそういう人が巨匠と呼ばれるわけですから、常識人である必要はないのかも知れませんがね(笑)。
確かに上手です。それは間違いないです。でもルイージのモーツアルトが割とスッと飲み込めたのに対してハーディングのはモーツアルトのピンクさがちょっと淡いブルーになっていてそれが却って嫌らしいみたい感じがしました。
自分でも何を言っているのか分かりませんが、指揮者の評価なんてそんなもんです(爆)。
彼のブラームスも渋いブラームスというよりもちょっと小粋なブラームスになっていて、ブラームスのいぢいぢとして湿っぽい感じ(交響曲2番はその度合いが低いですが)がいい具合に転嫁されているように感じました。
でもね、私は指揮者はベートーヴェンを聴くまで評価しないんです。逆にいえばベートーヴェンをちゃんと振れない指揮者は指揮者じゃないんです。例えばシャルル・デュトワはものすごく指揮が上手ですし、好きか嫌いかでいえば好きな指揮者なんですが、彼のベートーヴェンで感動したことがないんで、評価点「ゼロ」です。
サヴァリッシュは一般にはそれほど有名な指揮者ではないかも知れませんが、彼のベートーヴェンは壮絶ですしそれにもましてブラームスは神業でした。
願わくばハーディングもその域に早く達してくれれば、我々も長く楽しめるのにねぇ。

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