息の長いフレージング

今日もいっぱい練習したなぁ。パート練習は弦楽器の方はゆっくりのテンポでじっくりやっていたようですが、管楽器は集まりが悪くて、あんまり曲の練習にはなりませんでした。もっと出席率の高い楽団にしないとなぁ。
さて、今日の合奏は、しつこくフレージングの話しをしましたが、うちの楽団員は一体に「小節線」というものの存在をよく分かっていないんですね。
小節線の存在する最大の理由は「楽譜が見やすいから」というそれだけで、小節線があることで演奏が窮屈になったり、フレージングがブツ切れになったりしていはいけないんですね。
小節線で確認すべきことは「拍」です。うちの演奏は拍にはまっていない上にフレーズがブツブツ(小節線のせいで)切れているという、小節線を悪いことにしか使っていないんです(号泣)。
私はよく、「休符も音符のうちだ」と言いますよね?休符は音が出ないだけの音符で決してお休みでも、本当の意味で何にもしない、ということではないんです。
逆に「小節線」の見える、または聞こえるような演奏はレベルが低いと思います。
うちの楽団でメロディーを担当する人は、今思っているよりもずっとずっと長いフレーズを一気に演奏できるように練習してみましょう。
「唄う」ということの中には、多少拍とずれることが含まれていますが、これは結局フレージングとしてまとまっていれば、最終的には拍とお尻が合うから、合奏として成立するんです。唄いっぱなしであれば、それに合わせることはなかなか難しい(笑)。
8小節、12小節、16小節と長いフレーズを見通しよく練習してみましょう。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

BPO第124回練習報告 2009年01月31日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 
    2番出口地上 道灌山方面集合(見学者は任意)時間厳守
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
    直接中学校へ来られる方は必ず12時半以降に入校してください。
    それ以前は絶対に絶対に入らないでください。
12:45 ミーティング
12:55 音出し
13:15 分奏
15:00 合奏
17:30 完全退館
18:00 食事会(短時間でもいいので参加してください)

練習参加者30名(うち食事会参加11名)

ミーティングの連絡事項
・第4回定期演奏会は09年05月02日(土)練馬文化センター大ホールに決まりました。
・毎週水曜日に楽団の通信がメールで行っていない人は速やかに申し出てください。また、正団員で「☆ぐるうぷすけじゅ~る☆」の連絡が行っていない人も同様に申し出てください。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

第五回定期演奏会決定!

まだ、正式な承認はもらっていないんですが、今朝ほど電話で確認したところ「進めてください」と確認が取れましたので発表いたします。
文京フィルハーモニック管弦楽団の第5回定期演奏会は来年2010年1月9日土曜日、御茶ノ水の日本大学カザルスホールで行います。
以前からはお話ししていたように、このコンサートは「ニューイヤーコンサート」と銘打って、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを丸パクリします(笑)!
楽団の演奏のレベルはさておき、わざわざウィーンに行かなくても、ニューイヤーコンサートを生で楽しめちゃいます。しかも、その会場が都内でも屈指の名ホール、カザルスホールです!(アクセスもいいしね)。
演目もシュトラウスのワルツやポルカを中心に楽しいステージにしようと思っています。ぜひ、多くのお客様のご来場を頂きたいと思います。
>楽団員へ
カザルスホールのステージはそれほど広くはありません。弦楽器にも乗り降りが出る可能性があります。乗り降りは基本的には練習の出席率で決めます。演奏会でいっぱい楽しい思いをしたい人は練習にいっぱい来てください。
>入団するアマオケを探している皆さん
ニューイヤーコンサートをカザルスホールでやっちゃいますよ!乗りたいと思いませんか?楽団の公式サイトをご覧になった上で、ぜひ見学希望のメールを下さいね。お待ちしております。

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メンデルスゾーンの休符とシューベルトのスラー

今週は私用でお休みをさせていただきました。私用というのも変か(笑)。
私はこのオーケストラを100年続けることを目標にしています。ということはいつか私がいなくなる日が必ず来るんです(私が140歳まで生きなければ(笑))。私抜きの練習が出来るように体制作りをしておく必要もあると考えています。
さて、練習は休みましたが、先週の練習録音を聴いて、思ったことを書いておきます。
先ずメンデルスゾーンのフィンガルの洞窟は、大きく2点。1つは休符です。楽譜を表記することが出来ませんので、文字で書いておきますが、フィンガルのモチーフはこうなっています。
八分休符、八分音符、八分音符、16分音符、16分音符、四分音符、四分音符で4分の4拍子です。
この頭の「八分休符」がもの凄く重要なんです。これがこの曲にパワーを与え、波の寄せては返す感じを表しているのです。
休符はお休みではありません。音を出さない音符です。ここがきちんと表現できなければ、この曲の雰囲気は全く違う感じになってしまうだろうし、この八分音符ときちんと付き合えなければ、ベートーヴェンの交響曲5番なんて絶対に演奏できません。
この八分休符を短くしかも密度の濃い休符として捉える練習をこれからやっていきます。
もう1つは。自発的に前に進むテンポ感が足りないんです。先週は非常にゆっくりやったのですが、どのパートも、特にメロディーをやっているパートが自発的に前に進むのではなく、オーケストラにもたれかかって演奏するので、曲自体から躍動感が失われました。
これはテンポを上げればある程度、解決されると思いますが、どんなテンポでも出来ないとダメなことはいうまでもありません。この点も練習しましょう。
シューベルトの交響曲4番については1つ、繰り返しどのパートにもいいたいことがあります。
それは「スラーに対する考えがない」ということです。
これは私の考えですが、シューベルトはクラシック音楽史上に残るメロディーメーカーです。メロディーメーカーという点では、モーツアルトやチャイコフスキーなどを大きく凌駕しているとさえ思います。
そのシューベルトの曲におけるスラーは、単なるメロディーの区切り線ではなく、メロディーに対する最低限必要な信号機なんだと思った方がいいです。
スラーの中を丁寧に演奏することはいうまでもないですが、スラーとスラーのつなぎはもの凄く重要ですし、なによりも「メロディー」をどう唄うか?という演奏者に対する教養が試されます。
言っていることは難しく聞こえるかもしれませんが、クラシック音楽は「楽譜通り」に演奏することが最も基本の型になります。
今日のこのポイントを押さえて、来週からビシビシやりますよ!

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

BPO第123回練習報告 2009年01月24日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 
    2番出口地上 道灌山方面集合(見学者は任意)時間厳守
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
    直接中学校へ来られる方は必ず12時半以降に入校してください。
    それ以前は絶対に絶対に入らないでください。
12:45 ミーティング
13:00~14:30 合奏
14:45~17:15 分奏
17:30 完全退館
練習参加者30名

ミーティングの連絡事項
・第4回定期演奏会は09年05月02日(土)練馬文化センター大ホールに決まりました。
・毎週水曜日に楽団の通信がメールで行っていない人は速やかに申し出てください。また、正団員で「☆ぐるうぷすけじゅ~る☆」の連絡が行っていない人も同様に申し出てください。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

間違えるから練習するんだ

アマチュアオーケストラの練習。私はゆるい楽団しか知らないのですが、多分、想像するに、一般的なアマチュアオーケストラでは、飛び出したり落ちたりしたら、すぐにコンマスと指揮者から睨まれて、シャープやフラットを落とすと、トップ奏者から鋭い視線を浴びて、妙な音程を出そうもんなら、舌打ちをされるくらいのことはあると思うんです(完全に想像です)。
逆に、うちのオケの場合は、全員が揃って正しい音を出すことなんて皆無。いままでの120回を超える練習で、恐らく1回もなかったのではないかと思います。
そんなオーケストラでいいのだろうか…。
いいわけはない(断固として、しかもキッパリと)!!
では、やっぱり睨んだり舌打ちしたり、指揮棒で突っついたりした方がいいのだろうか?
いや、私はむしろ反対で「どうせ間違うなら、もっと堂々と間違えなさい」と声を大にしていいたいのです。
間違えたことを回りにバレないように誤摩化すとどうなると思いますか?
小さな音になったり、曖昧な音になったりしませんか?
そんなことで毎回の練習を乗り切って何になりますか!?
練習では、どうどうとしっかり自信を持って(変な表現ですが)間違えましょう!
そうした方が、周りも気がつくし、自分だって冷や汗をかくし、そうした中で段々上手になって行くのだと私は思っています。
練習で誤摩化したって、それは誰の為にもならない。練習で上手くまとめて小さなプレイヤーになるなら、オーケストラなんかに入らなくなっていいんです。
上達するには、恥をかいて、汗をかくことです。これをしないで上達する人を私は見たことがありません。

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やれば出来る

今日は今年初めての合奏でしたが、5月の演奏会の曲を、軽~く流してみました。
うん、思ったより出来ている。先週今週とみっちりやった分奏の結果が出ているのかもしれませんね。
技術的にはすごく上達していると感じているのですが、不思議なことに基礎的なことが何故か出来ないんですねぇ。
例えば、シューベルトの「悲劇的」の1楽章。最初のフェルマータのあとのテンポ。数回やったんですが、なかなかうまく行きません。そのテンポで数小節やれば出来るのに、一番最初に「テンポを捕まえる」ことが出来ないんですね。
私は出来ない人に向かって「やれ」とはいわないようにしています。逆にできるのにやれない時は出来るまでしつこくやりますよ!
私が太鼓判を押します。うちの楽団は2年半前から確実に進歩しています。もっと自分の技術に自信を持って、「音楽を作る」ことに重点を置いてもいいと思います。
依然として出来ていないところはいっぱいあるんですが、そういうところは気長にやってきましょう。
ただし、出来ているところは、毎回きちんと押さえておく。無駄な練習はしないようにね♪

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BPO第122回練習報告 2009年01月17日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 
    2番出口地上 道灌山方面集合(見学者は任意)時間厳守
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
    直接中学校へ来られる方は必ず12時半以降に入校してください。
    それ以前は絶対に絶対に入らないでください。
12:45 ミーティング
13:00 音出し
13:30 スケジュール未定
17:30 完全退館
18:00 新年会

練習参加者30名(うち食事会参加14名)

ミーティングの連絡事項
・第4回定期演奏会は09年05月02日(土)練馬文化センター大ホールに決まりました。
・毎週水曜日に楽団の通信がメールで行っていない人は速やかに申し出てください。また、正団員で「☆ぐるうぷすけじゅ~る☆」の連絡が行っていない人も同様に申し出てください。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

BPO第121回練習報告 2009年01月10日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 
    2番出口地上 道灌山方面集合(見学者は任意)時間厳守
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
    直接中学校へ来られる方は必ず12時半以降に入校してください。
    それ以前は絶対に絶対に入らないでください。
12:45 ミーティング(石川さんにやってもらいます)
13:00 音だし
13:20 分奏。
15:30 合奏(楽譜は全部持って来ること)
17:15 合奏終了(合奏終了後速やかに全員で片付け)。

練習参加者29名

ミーティングの連絡事項
・第4回定期演奏会は09年05月02日(土)練馬文化センター大ホールに決まりました。
・毎週水曜日に楽団の通信がメールで行っていない人は速やかに申し出てください。また、正団員で「☆ぐるうぷすけじゅ~る☆」の連絡が行っていない人も同様に申し出てください。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

準備運動の必要性

私は元々トロンボーンを吹いていて、今でもチャンスがあれば吹きたいと思っていますが、指揮なんてことをしていると、なかなかそのチャンスに恵まれません。…いいわけですね。吹こうと思えばいつでも吹けるもんなぁ。
家ではたまに練習しているんですけど、楽器の練習というのは少しずつでもいいから毎日続けることが大切なんですよね。
で、今日の話しの本題は、私は指揮者なので、楽団の練習の時や、合宿の時にやって来た楽団員を観察しているんです(それとはなしに)。大抵の人はやって来ると楽器ケースを開けて、弦楽器なら、すぐに調弦を始めて、管楽器ならマウスピースでブーブー音を出したりするんですね。
私は、それって間違っていると思うんです。
楽器の演奏というのは身体を使う以上「運動」なんです。
例えばあなたが陸上の100メートル走の選手だとして、いきなり全力で走ったりしますか?しませんよね。
念入りにストレッチして身体をほぐし、少しランニングして身体を温め、徐々にスピードを上げていきますよね?
音楽だって一緒だと思いませんか?
楽器ケースを開ける前に、まず手や首や腰を回して、手首や指のストレッチをして、それから楽器を取り出すのが、私は当り前だと思います。
そういうこと出来る人。特にアマチュアでは少ないです。本当に。
プロの楽器奏者の中にはヨガを始める人が少なくないと思いますが、一つには呼吸法で、もう一つは身体の使い方、という意味でヨガが非常に有効なのは、ヨガをやったことがない私でも容易に理解できます。
楽器を取り出していきなり曲を奏で出すような人も、アマチュアっぽくて笑えちゃいます。
何でもそうですが、準備運動しっかりした方がいいよ♪と私は心の中でいつも思っていますし、私自身は必ずそうしています。

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。