コンピテンシー

私が一つだけ焦っている事があって、それはスコアの読み込みが全然足りていない事なんです。家の引っ越しがそのいいわけなんですが、今日で6月も終わり、そんな事も言ってられないですよねぇ。
前にも書きましたが、ゆっくり通す練習は今月までになります。来月から部分部分を仕上げて行きますが、今回は時間があるので、分奏を含めて、しっかりパートの練習をするようにしたいです。
とはいえ、第2音楽室はエアコンがないんでね(笑)。とりあえずドアを開けて対応しましょう(笑)。
今日の練習は人数は多かったのですが、段々人が減って行きました。ゆっくりのテンポでもしっかり丁寧に演奏してもらって練習としてはいい練習だと思いますが、やっぱり弦楽器が少ないのは否めないですね。
7月からの練習では、私からの指示がドンドン出ます。楽譜の書き込みをしっかりやって行く習慣を付けて行きましょう。それこそがオーケストラにおけるコンピテンシーです。
楽器を出す前に柔軟体操していますか?楽器の演奏は「運動」です。自分に合った楽器を正しく構えて、正しく操作しないと、いい演奏は出来ません。そして運動前には必ず柔軟体操をしてください。
必ずエチュードやっていますか?楽器を出したら必ずエチュードを少しでもいいからやりましょう。ロングトーン(ボウイング)、音階の2つは必ずやってください。
いい音を出していますか?楽器を持ったら1音たりとも「適当な音は出さない」ことです。集中して常に自分の出せる一番いい音を出すようにしてください。自分のパートをパラパラと演奏するなんて言うのは本人は格好いいつもりかもしれませんが、全く意味がありません。
楽譜真っ黒ですか?書き込みのない楽譜は「練習していない」という事の一番の証拠です。私が言った事以外にも、自分で気がついた事はドンドン書いておきましょう。1年間の積み重ねは書き込みに現れます。
大きい音を出していますか?大きい音が出ない人は(1)小さな音も出ません。(2)いい音色にはなりません。
合奏中自分の楽譜しか見ていない人は上達しません。上手な人が何をやっているのかよく観察してみてくださいね。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

BPO第48回練習報告 2007年06月30日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 2番出口地上 道灌山方面集合(任意)
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
12:45 弦練:ブランデンブルグ3番 管楽器は第2音楽室使えます。
13:40 ミーティング(ここから遅刻になります)出来るだけ出席のこと
14:00 合奏開始 ティート、時計、エロイカ、結婚行進曲
17:00 合奏終了
17:30 完全退館
18:00 食事会(希望者のみですが、短時間でもいいので是非参加してください)

練習参加者27名(うち食事会参加者7名)写真は一番下の添付ファイル参照

ミーティングの連絡事項
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

本日の練習曲
1)モーツアルト  皇帝ティートの慈悲序曲
2)ハイドン    交響曲101番「時計」
3)ベートーヴェン 交響曲3番「エロイカ」
4)メンデルスゾーン 結婚行進曲

休んでいる方は練習に来たら同じパートの人に楽譜を写させてもらってくださいね。by音楽監督

趣味

皆さん、音楽以外の趣味ってなんですか?
「趣味を軽く扱うな。趣味は選択であり、その人の生き方につながる」という言葉もあるくらいで、私は音楽家にとってどういう趣味を持っているかで、その人の音楽の厚さ(深さといってもいいですね)が全然違ってくると思っています。
まぁ、飲酒が趣味という人も多いと思いますが、それはそれでいいことです。一番手に終えないのは「音楽以外に趣味がない」という人です。そういう人の音楽、私は聴きたくないですね(苦笑)。
4分33秒という有名な曲を書いた(?)ジョン・ケージはキノコ研究が趣味だったそうですし、指揮者のゲルギエフは釣りが趣味、中村紘子は料理が趣味ですし、小林研一郎先生はゴルフが趣味。
うちの楽団は入団の時に好きな果物を聞く事を吉例としていますが、今度皆さんの趣味について聞いてみたいものです。
あ、因に年に10冊くらいしか読まないのに「読書」とか、年に20本くらいしか見ないのに「映画鑑賞」とかそんなのはダメですよ。本当に好きでのめり込んでいるもの、考えておいてくださいね。

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独裁者

私は技術的にもそうですが、楽団の運営は私の理念に共感してくれる楽団員が民主的に運営してくれればいいと思っています。ウィーンフィルは楽団員が協議して指揮者を呼んでくるそうですし、ベルリンフィルも楽団員で投票していまの音楽監督ラトルに決めたそうです。
私はアバドという指揮者もラトルという指揮者も指揮者としてはそんなに興味を引かれないのですが、アバドの辞任以降どうやってラトルに決まったのかというドキュメンタリーがあると聞いたので購入してみました。アバドからラトルへの道~ベルリン・フィル首席指揮者決定までのドキュメント

1時間くらいの短いドキュメンタリーですが、選ばれる側の指揮者たちの声なども拾ってあり大変面白いものでした。
いずれうちの楽団も楽団員で音楽性を決めたりできるようになればいいなぁと本当に思っています。
しかし、それとは別のところで、エサ=ペッカ・サロネンが「最近はどこのオーケストラも技術的にしっかりしているので独裁的な巨匠と呼ばれる指揮者は必要ない」と発言したり、ハイティンクも「孤高の指揮者ではいい音楽は作れない」といっているのにはがっかりしました。
二人もと凄くいい指揮者なのですが、「だからあんたらの音楽はつまらないんだ」といいたくなりました。
私の好きな指揮者はみんな一癖も二癖もある変わり者ですが、その代わり出て来る音楽は他の追随を許しません。サラリーマンではないのです。芸術家なのですからそこに「民主制」は必要ないんですよ。
楽団員を怒鳴り飛ばしたり、首にしたり、公演をキャンセルしたり、細かくネチネチ練習したり、妥協せずに自分の音楽を追究し、時にはソプラノ歌手とステージから逃げ出したり、寝たばこで大火傷したり、指揮台からひっくり返って骨折したり、そんな人たちが後世に残る偉大な演奏をして来たんです。
私はアマオケの指揮者ですから、楽団員と一緒に音楽を作っていくと公言していますが、そんな事をプロの指揮者が言っているなんて私には全く理解できません。
とはいえ、楽団運営という意味では大変勉強になりましたし、面白かったですよ。

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まさかの楽団

昨日の夜の練習の場で数人の楽団員が「実はベートーヴェンの1番も2番も聴いた事がない」と告白してくれました。
若干苦笑いですが、それは悪い事ではありません。何故なら、これから新鮮な気持ちで聞く事が出来るからです。
ベートーヴェンの交響曲で誰でもが知っているといえば、9番がダントツでしょう。これに10年くらい前までは交響曲の代名詞だった5番「運命」そしてそこからちょっと落ちて6番「田園」と3番「英雄」というところが有名どころでしょう。
但し、日本では昨年の「のだめブーム」のおかげで7番が若い世代を中心に相当浸透しているからこの7番までの5曲は一部分でも聞いたことがある人は随分多いと思います。
でも考えてみるとこれでベートーヴェンの9曲の交響曲のうち5曲は聴いているんです。それはそれで教養という意味では問題ないでしょう。
では、残りの、1番、2番、4番、8番はどんな曲なんでしょう?
正直に言います。私は指揮者として曲の好き嫌いはあまりいいたくないのですが、ベートーヴェンの4番と8番は凄く名曲ですよ。私はたまにこの9曲のランキングというものをつけてみるのですが、それがその時々によってランキングが大きく変わるので面白いんです。
例えば5番「運命」なんかは同じ事の繰り返しで、それはそれで一つの事をやり通していて凄いんですけど、息が詰まりそうな気もします。その点、その一つ前の4番は凄く軽快で、気楽にベートーヴェンが楽しめます。
その要素は7番にもありますが、その1つあとの8番はもっと色気というかチャーミングさがあります。
うちの楽団は1回目に7番、2回目に3番とある意味ベートーヴェンの生真面目で深刻なところをなぞっていますが、彼がそれだけの人間ではない、という事は4番と8番を聞けばよくわかります。
そして1番と2番。1番はハイドン作だといわれても私には分かりません(笑)。でも何かを始める時に「模倣」から始めるのはある種王道です。物真似から初めて自分のオリジナルを追求するんです。
その脱皮の要素が2番にはあります。ハイドン的であり、モーツアルト的ではありますが、これは間違いなくベートーヴェンです。聞いていると途中で第9の一部分が聞こえて来るので、これは第九を先に聞いている皆さんにとっては新鮮に感じると思います。
ぜひ、エロイカと向き合う為にもベートーヴェンの他の作品も聞いてみてください。

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練習は消費されるものじゃあない、積重なるものです

今日の練習は人が少なかったです(号泣)。皆さんそれぞれに理由があるのだとは思いますし、たまたまタイミングというのもあると思うのですが、チェロとトランペットが全滅というのでは、トホホという感じです。
常に練習でパートが埋まるように、営業活動には力を入れていきますが、皆さんも少しの時間でもいいので「練習には来る」という習慣を身につけて欲しいと思います。
アマオケ事情にお詳しい人ならご存知だと思いますが、アマオケには一般的に「出席義務」のようなものがあります。団によって厳密なところとゆるいところがあるようですが、やはりパートに穴があくと練習にならない、というのがありますし、指導者の指導が徹底しない、という2つの大きな問題があります。
うちの楽団は出席に義務はありませんが、練習をやむを得ない理由で休んだ方は必ず「練習の録音」を聞いて、合奏の雰囲気は掴んでおいてください。また休み明けには同じパートの人に楽譜を見せてもらって、休んだ時に出た指示については書き込むようにしてください(だから、パート員全員休むと困るんですよ)。
今日は弦楽器の方がブランデンブルグ3番を練習している時に隣の第2音楽室から木管アンサンブルが聞こえてきました。アンサンブルはドンドンやってください♪
ただ、合わせて楽しむというのでもいいのですが、アンサンブルはオーケストラの基本です。オーケストラ全体として安定した音色を作り出すにはアンサンブルでしっかり土台を作らなくてはいけません。
弦の方にはその為にブランデンブルグをやってもらっています。近いうちに弦楽四重奏などのアンサンブルの譜面も用意しますので、ぜひ色んな譜面に挑戦して、そしてアンサンブル力をつけてください。
音程とか表現とかやるべき事はいっぱいありますが、私が皆さんに要求する基本的な事は「大きな音を出す」というのと「周りの音色に溶け込ませる」という事です。音程やヴィブラート気にしている暇があったら大きな音出してください(笑)。
さて、今日の練習はエロイカの1楽章に1時間以上かかりました。止めながら進めたのですが、半分くらいまでで50分もかかってしまいました。
鍛え堪えがあります(笑)。1年間みっちりやりますよ(ニヤリ)。
家でエロイカの譜面がさらえない人はEs-durの音階だけでもやるようにしましょう。合奏の時に全然違いますよ。
練習にはなるべく出てください。毎週同じことを私が言っているのでは時間の無駄です。練習は積み重ねです。無駄なくやりましょう。

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

BPO第47回練習報告 2007年06月23日 文京区立文林中学校

今週のスケジュール(途中休憩は適宜挟みます)

12:10 東京メトロ千代田線 千駄木駅 2番出口地上 道灌山方面集合(任意)
12:30 文林中学校入校 音楽室は4階になります。
12:45 弦練:ブランデンブルグ3番 管楽器は第2音楽室使えます。
13:40 ミーティング(ここから遅刻になります)出来るだけ出席のこと
14:00 合奏開始 ティート、時計、エロイカ、結婚行進曲
17:00 合奏終了
17:30 完全退館
18:00 食事会(希望者のみですが、短時間でもいいので是非参加してください)

練習参加者24名(うち食事会参加者14名)

ミーティングの連絡事項
・7月15日のBPO設立1周年屋形舟宴会ですが、まだ追加受付中です。必ずメールで連絡ください。
・正団員になる方は面談を5分から10分程度行います。楽団に対する要望や、お考えなどを聞きますので、考えておいてください。

本日の練習曲
1)モーツアルト  皇帝ティートの慈悲序曲
2)ハイドン    交響曲101番「時計」
3)ベートーヴェン 交響曲3番「エロイカ」
4)メンデルスゾーン 結婚行進曲

休んでいる方は練習の録音を聴いて雰囲気を掴んでおいてくださいね。by音楽監督

まさか!!

あのー、まさかと思いますけど、うちの楽団員でベートーヴェンの交響曲1番と2番聞いた事がない人、いないですよね???
因に交響曲3番は作品番号55。
恥ずかしながら、私も1番から54番まで全部聞いたわけではありません。
# Op1 no1 ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調(1794年)
# Op1 no2 ピアノ三重奏曲第2番ト長調(1795年)
# Op1 no3 ピアノ三重奏曲第3番ハ短調(1795年)
# Op2 no1 ピアノソナタ第1番へ短調(1794年)
# Op2 no2 ピアノソナタ第2番イ長調(1795年)
# Op2 no3 ピアノソナタ第3番ハ長調(1795年)
# Op3 弦楽三重奏曲ホ長調(1794年)
# Op4 弦楽五重奏曲変ホ長調(1795年)
# Op5 no1 チェロソナタ第1番ヘ長調(1796年)
# Op5 no2 チェロソナタ第2番ト短調(1796年)
# Op6 四手のためのソナタニ長調(1797年)
# Op7 ピアノソナタ第4番変ホ長調(1797年)
# Op8 弦楽三重奏のためのセレナードニ長調(1797年)
# Op9 no1 弦楽三重奏曲第2番ト長調(1798年)
# Op9 no2 弦楽三重奏曲第3番ニ長調(1798年)
# Op9 no3 弦楽三重奏曲第4番ハ短調(1798年)
# Op10 no1 ピアノソナタ第5番ハ短調(1798年)
# Op10 no2 ピアノソナタ第6番ヘ長調(1798年)
# Op10 no3 ピアノソナタ第7番ニ長調(1798年)
# Op11 ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調「街の歌」(1798年)
# Op12 no1 ヴァイオリンソナタ第1番ニ長調(1798年)
# Op12 no2 ヴァイオリンソナタ第2番イ長調(1798年)
# Op12 no3 ヴァイオリンソナタ第3番変ホ長調(1798年)
# Op13 ピアノソナタ第8番ハ短調「悲愴」(1799年)
# Op14 no1 ピアノソナタ第9番ホ長調(1799年)
# Op14 no2 ピアノソナタ第10番ト長調(1799年)
# Op15 ピアノ協奏曲第1番ハ長調(1795年)
# Op16 ピアノと管楽器のための五重奏曲(1796年)
# Op17 ホルンソナタヘ長調(1800年)
# Op18 no1 弦楽四重奏曲第1番ヘ長調(1800年)
# Op18 no2 弦楽四重奏曲第2番ト長調(1800年)
# Op18 no3 弦楽四重奏曲第3番ニ長調(1800年)
# Op18 no4 弦楽四重奏曲第4番ハ短調(1800年)
# Op18 no5 弦楽四重奏曲第5番イ長調(1800年)
# Op18 no6 弦楽四重奏曲第6番変ロ長調(1800年)
# Op19 ピアノ協奏曲第2番変ロ長調(1795年 )
# Op20 七重奏曲変ホ長調(1799年)
# Op21 交響曲第1番ハ長調(1800年)
# Op22 ピアノソナタ第11番変ロ長調(1800年)
# Op23 ヴァイオリンソナタ第4番イ短調(1801年)
# Op24 ヴァイオリンソナタ第5番ヘ長調「春」(1801年)
# Op25 フルート、ヴァイオリン、ヴィオラのためのセレナードニ長調(1801年)
# Op26 ピアノソナタ第12番変イ長調(1801年)
# Op27 no1 ピアノソナタ第13番変ホ長調「幻想曲風ソナタ」(1801年)
# Op27 no2 ピアノソナタ第14番嬰ハ短調「月光」(1801年)
# Op28 ピアノソナタ15番ニ長調「田園」(1801年)
# Op29 弦楽五重奏曲ハ長調(1801年)
# Op30 no1 ヴァイオリンソナタ第6番イ長調(1803年)
# Op30 no2 ヴァイオリンソナタ第7番ハ短調(1803年)
# Op30 no3 ヴァイオリンソナタ第8番ト長調(1803年)
# Op31 no1 ピアノソナタ第16番ト長調(1802年)
# Op31 no2 ピアノソナタ第17番ニ短調「テンペスト」(1802年)
# Op31 no3 ピアノソナタ第18番変ホ長調(1802年)
# Op32 歌曲 An die Hoffnung(1805年)
# Op33 ピアノのための7つのバガテル(1802年)
# Op34 ピアノのための6つの変奏曲ヘ長調(1802年)
# Op35 ピアノのための15の変奏曲とフーガ変ホ長調(1802年)
# Op36 交響曲第2番ニ長調(1803年)
# Op37 ピアノ協奏曲第3番ハ短調(1803年)
# Op38 ピアノ三重奏曲第8番(Op20の編曲)(1803年)
# Op39 2つのプレリュード(1789年)
# Op40 ヴァイオリンのためのロマンス ト長調(1802年)
# Op41 ピアノとフルートとヴァイオリンのためのセレナードニ長調(1803年)
# Op42 ヴィオラとピアノのためのノットゥルノニ長調(1803年)
# Op43 バレエ『プロメテウスの創造物』(1801年)
# Op44 ピアノ三重奏曲第10番変ホ長調「創作主題による14の変奏曲」(1792年)
# Op45 四手のための3つの行進曲(1803年)
# Op46 歌曲 Adelaide (1795年)
# Op47 ヴァイオリンソナタ第9番イ長調「クロイツェル」 (1803年)
# Op48 no1 歌曲 – Bitten (1802年)
# Op48 no2 歌曲 – Die Liebe des Nächsten (1802年)
# Op48 no3 歌曲 – Vom Tode (1802年)
# Op48 no4 歌曲 – Die Ehre Gottes aus der Natur (1802年)
# Op48 no5 歌曲 – Gottes Macht und Vorsehung (1802年)
# Op48 no6 歌曲 – Bußlied (1802年)
# Op49 no1 ピアノソナタ第19番ト短調(やさしいソナタ)(1792年)
# Op49 no2 ピアノソナタ第20番ト長調(やさしいソナタ)(1792年)
# Op50 ヴァイオリンのためのロマンス ヘ長調(1798年)
# Op51 no1 ロンドハ長調(1797年)
# Op51 no2 ロンドト長調(1798年)
# Op52 no1 歌曲- Urians Reise um die Welt (1805年)
# Op52 no2 歌曲- Feuerfab (1805年)
# Op52 no3 歌曲- Das Liedchen von der Ruhe (1805年)
# Op52 no4 歌曲- Maigesang (1805年)
# Op52 no5 歌曲- Mollys Abschied (1805年)
# Op52 no6 歌曲- Die Liebe (1805年)
# Op52 no7 歌曲- Marmotte (1805年)
# Op52 no8 歌曲- Das Blümchen Wunderhold (1805年)
# Op53 ピアノソナタ第21番ハ長調「ワルトシュタイン」(1803年)
# Op54 ピアノソナタ第22番ヘ長調(1804年)
# Op55 交響曲第3番変ホ長調「英雄」(1805年)
ウィキペディアから作品番号順のリストを引っ張ってきました。聴いていない曲の方が多いんですが、これがベートーヴェンの歴史なんですね。彼が3番にたどり着くまで、色んな人から影響を受けたり、色んな技法を発明したり、成長の歴史そのものなんですね。
私は交響曲と、弦楽四重奏曲は全部押さえましたし、いくつかのピアノソナタ、ヴァイオリンソナタは聴きました。
まだ、何も聴いた事がない人は、せめて交響曲1番と2番を聴いてみてください。実際は2番から3番というのは大きな飛躍をしているので、関連を知る、というよりもその飛躍に驚いて欲しいんです。
全部聴かないとエロイカが理解できない、とはいいませんが、彼の作品をたどる事で分かる事もあるはずです。そしてそれは必ず我々の音楽性を高めてくれます。
ぜひ、挑戦してみてくださいね。

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音楽の民主化

音楽という芸術をする上で「民主的」というのはナンセンスです。民主的というのは簡単にいえば「多数決」と言い換える事が出来ると思いますが、そんな大衆迎合的なものが芸術として認められない事は、ここをお読みの皆さんならよくご理解いただいていると思いますが、私はうちの楽団は出来るだけ民主的な合議制に基づく運営をしていきたいと思っています。
とはいえ、民主的というとどうしても多数決で、人数が多ければ勝ちという風になりがちですが、完全に民主的な楽団にすれば、それはいつか「乗っ取られること」も可能なわけです。
例えば、うちはオーディションはやりませんが、うちの楽団の器を借りれば1から楽団を立ち上げるより簡単ですから、いま15人くらいで示し合わせて入団して1年我慢すれば評議員になって乗っ取る事も可能なんです。
でもね、それはさせません(笑)。ちょっと言葉が暴力的ですが、うちの楽団は立ち上げ時の理念がありますから、そこだけはぶれる事がないようにしっかりやっていきます。
音楽が上手になる為に心がなくなるような練習はしません。一生懸命練習する人を応援する楽団です。
私の理想に共感してくれる人が集まって、みんなで一つの目標に向かって心を併せて練習をして、その楽団が100年続けばいいな、と思っています。
意見を戦わせなくてもみんなの意思が自然と一つになる。そういう形の民主的な運営が理想的です。

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先を見通す力

今日の練習で話しをしたんですが、私は来年の東京マラソンを走ろうと思っています。
驚いた?
こう見えても私は10年前に河口湖マラソンでフルマラソンを5時間35分で走った事があるんです(とは言っても殆ど歩いていますが…)。
もう一回走った事があるんですが、その時は練習不足でリタイアしました。
マラソン走った事がある人は分かると思うんですが、マラソンはペースを守れば5時間以内で走る事は難しくないんです。しかしどうしても経験のない人はペースが守れなくてオーバーペースでダメになっちゃうんです。
実はアマオケの1年間の練習というのもこのマラソンと一緒でペース配分が大切なんです。私はこう見えても指揮者として6回ステージに立ち足掛け6年間アマオケの指揮者として練習してきました。
どれくらいの時期にどれくらいの力があれば。どういう練習をしていけばいいか、というのは私なりに分かっているつもりです。
先月ベートーヴェンの7番を仕上げた皆さんですから、ドンドン先に進みたい気持ちはよくわかりますが、基礎を疎かにしたまま、漫然と練習を重ねていたのでは本当の意味での上達はおぼつきません。
私は練習の時にどこをどう練習して欲しいか、必ずポイントをお話ししますから、その点に注意して練習してみてください。
管楽器の人は周りの音を良く聞いてアーティキュレーションを合わせる事を意識してください。自分が正しいとばかりに勝手に吹いていては優秀なオーケストラプレーヤーとは言えません。
弦楽器の人は楽譜に正確に演奏しましょう。デュナーミクやリズムがいい加減です。左手の練習を一生懸命やっている人が多いようですが、上達したいなら右手の練習が絶対に欠かせません。
出来ない所は大抵右手の問題です。退屈ですがしつこく練習しましょう。
あと350日で本番です。ということは7で割って50回の練習があります。
「飽きる?」
出来ない人に限ってそういうことを言うものです。出来た気になっている人と言い直してもいいかもしれません。謙虚さを忘れずにコツコツ練習した人が人から認められるオーケストラプレイヤーになれるという事を忘れないでください。

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