裏方だって演奏会の一部だ

今日は姉妹楽団の「文京区交響吹奏楽団」(略して文吹)の演奏会でした。文吹の演奏会の時はうちの楽団がスタッフとして参加して、うちの演奏会の時は文吹にスタッフをお願いする、という補完関係が成り立っています。
私は今日は受付係をやったのですが、受付以外の仕事は今まで経験済みだったので、今日の仕事はいい経験になりました。
演奏者としてしか演奏会に参加した事がない人は演奏会がどうやって成り立っているか分からないと思いますが、演奏会当日に演奏にだけ集中できるという状況はかなり幸せな状況だ、と言わざるを得ないと思います。
例えば、文吹の楽団長も指揮者を兼任しており、私とほぼ同じ状況ですが、こうした楽団の代表と指揮者を兼任していると、どうしても本番当日に「音楽にだけ集中する」という事は難しくなります。
演奏会に関する全ての事は代表が発しないと動かない事が多いわけです。逆に言えばみんながたった一人に全ての事を聞いて来る状況が起きるわけです。
演奏会をやる時、ホールのお金は事前に払っておきますが、椅子や照明や音響、譜面台などの付帯設備料金については当日払っているのを知っていますか?パーカッションを借りていれば、その業者と時間や場所の打ち合わせが必要になります。
昨日やいままで演奏会を手伝ってくれたスタッフはそういう事を経験的に理解してくれていると思いますが、そうじゃない楽団がいるとしたらそれは寂しい事です。
逆に言えば自分たちの演奏会の時にどれくらいスタッフに対して感謝の気持ちを持てているか?という事なんです。
スタッフも含めて楽団なんです。これがアマチュアオーケストラの有り様でしょう。
今日はいい演奏会だったと思います。手伝ってくれた皆さん本当にお疲れさまでした。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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