初合わせ

先週、不覚にも体調不良で練習を休んでしまい、2週間振りの練習。
やっぱり合奏は楽しい。指揮をしながら、楽員の様子を見て、いつものようであったり、いつもと違ったり。どうしても楽員の集中力が続かないし、なにしろ本番まで時間がある(と思っているような)ので、演奏にムラがあるんですね(笑)。
でも、そんなところもやっぱりうちのオケっぽくて、言えば直るけど、言わないと出来ない(笑)。
普段だったら、イライラして語気も鋭くなるんですが、久しぶりだとこう言う事も愛すべきオケだなんて思ったりもします(笑)。
因に、言われると出来るんだから、演奏するときはもっと「曲に対してイメージを持つべき」です。この曲はどういう風に演奏したい。どういうフレーズで行きたい。どういう音色で奏でたい。どういうニュアンスで演奏したい。
そういうものを明確に持っている奏者が「上手な奏者」です。
そういうものを持たずに、ただ音を出しているのは、楽器の演奏ではなく、ただ音が出ているだけです。私は皆さんに演奏してください。とお願いしているので、この違いについては常に意識してくださいね。
さて、今日はチャイコフスキーをみっちりやりました。一つの楽章をみっちりというのは通常この時期にはやらないんですが、どうも前述の曲のイメージの事もあり、早い段階で、細かく詰めて練習した方がいいんですかね?とも思ったり。
どちらにしても、言えばすごくよく反応してくれるオケなので、もっと自信を持ってもっとアグレッシブに演奏してみませんか?
後半はモーツアルトのピアノコンチェルト20番。なんと今日は本番ピアニストの三代川さんが来てくれました。
彼女が音楽室に入ってくるだけで、音がグッと変わるんだから面白いですよね(楽員の皆さん、嘘だと思うなら、今日の練習録音聞いてみてください)。
とりあえず全楽章さらりと流してみました。私としても全体は理解されているかな?と思いますが、細かいところがいい加減だったり、大きなところでは「モーツアルトらしさ」がまだ分かっていないな、という気がしました。
このモーツアルトらしさ、恐らく400年に渡って言われ続けているのかもしれませんが、ベートーヴェンやブラームスとはやっぱり、なんと言っても全然違うんですよね。
いままでうちの楽団にとって鬼門であったモーツアルトですが、今回でなんとか克服したいな、と思っています。
三代川さんからは音程の点指摘がありましたね。
ピアノやキーボードを使って、和音の感じを掴みながら練習していく事にしましょうね。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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