技術ありき

実は私の会社では昨年企業として農場を持ち、生産を始めました。その中で、最近聞いた話ですが「やはり農業も技術なのだ」そうだ。
センスだとか、得体の知れない肥料だとか、モーツアルトを聴かせるとか、そういうことではなくて、やっぱり基本的なことをきちんと考えてやっている人が、いい野菜や果物を作るのだそうです。
なんとなく、さじ加減だとか、長年の経験だとかで片付けがちですが、多くの農家さんが「やっぱり技術ありき」だと言っているそうです。
エジソンは「天才は99%の努力と1%のひらめきだ」と言ったそうですが、これはそのまま音楽にも当てはまると私は思います。
音楽や楽器の演奏も、感覚だとかセンスだとか、雰囲気だとかで片付けがちだし、運動神経や若さなんかで理由付けをしようとする人を多く見ますが、実際には音楽も技術です。
藤山一郎という昭和の歌手がこう言っています。「歌は心で唄うという人がいますが、そういう人は技術がないからそういうことを言うのでしょう」。
恐らく藤山一郎さんも心を込めて唄うということは否定しないと思いますが、それはあくまでも技術あってのことだ、ということを言いたいのでしょう。
私もそう思います。
音楽も技術です。まず技術ありきです。技術を飛ばして気持ちや、精神論で話をするのは間違っています。
そう思います。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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