物凄く難しいブリテンの「青少年のための管弦楽入門」やプロコフィエフの「ピーターと狼」もあと一ヶ月と少しで本番です。
全く手も足も出ないかと一年前は思っていましたが、今では何とかなるのでは?と言うところまで来ました。
いや、勿論一般のレベルでは、人様にに聞かせる演奏の最低の所にも行ってませんが、一年前に比べると、何かの曲には聞こえるようになって来ました。
社会人の楽団は、割に本番に強いと、私は思っているのですが、それは裏返せば普段は手を抜いているということだと思っています。
悪い意味ではありません。
勿論うちの楽員は毎週の練習を一生懸命頑張っています。でも、練習中常に集中して全力か?というとそうではありません。
他の事に気を取られて、とか、違う事を考えて、とか、ついうっかりする事が多々あります。
だからこそ、「ここ集中して!」と私が大声を出すと、さっきできなかったところが出来たりするんです。
こういうところは決して悪い所ばかりではないと思います。本番に物凄い集中力を発揮して、奇跡のようなことが起きるのを私は何度も目撃しています。
そして一年間の長丁場を乗り切った、大人ならではの出来事だと思います。
とは言え、練習中も集中するに越したことはありません。同じ練習を何回もしなくてすみますし、もっと色んな練習に時間を使えます。
本番の集中は言わなくてもしてもらえるので、練習での集中をもう少ししてみましょう。
About NO Masaharu
元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。