今回の演奏会にピアノが入るんですが、久石譲さんの曲ということもあって、凄く効果的にピアノが使われています。
何回か一緒に練習させてもらって気がついたんですが、ピアノが入ると途端にヴァイオリンが気持ち良さそうな演奏に明らかに変わるんです。
音量が大きくなり、音符かタップリ長くなり、テンポが落ちるんです。まるでマタタビに酔った猫みたいです。
初め何が起きてるかわからなかったんですが、段々とピアノの音が気持ち良いことに起因していると気がつきました。
つまりピアノの和音が気持ちよくヴァイオリン奏者には聞こえているということだと思います。
逆にいえば、普段鳴っている管楽器の和音が、気持ち良くない、それによってヴァイオリン奏者の耳に聞こえていないんだと分かりました。
うちの楽団は管楽器の方が上手ですが、上手なのだからこそ弦楽器の下支えに意識を持っていくべきです。
今後弦楽器ばかりを責めるのではなく、管楽器に柔らかい気持ち良い和音を出すよう、練習していこうと思います。
About NO Masaharu
元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。