2013年総まとめ

指揮者のひともぢです。
2006年に設立した文京フィルハーモニック管弦楽団も、丸七年、今年は八年目に入りました。
年頭に練習の充実とファン拡大を掲げて一年間活動してきました。
私たちの楽団は演奏会をすることを目的にした楽団ではなく、毎回の練習を継続して行く中で、少しでも上達することを目指しています。
演奏会だけ人数を合わせて、エキストラを呼んでやるのは嫌なのです。今年二回の演奏会を開催しましたが、うちの楽団は今後、特殊楽器以外はエキストラを呼ぶことはないでしょう。
ここまで来るのに7年かかりました。楽団には理念がありますが、理念原理主義の立場は取りません。現実と折り合いをつけて、焦らずに前に進んでいきます。
毎回の練習の充実もまだまだ試行錯誤しています。正解なんてないのです。今年も色んな試みを行いましたが、色んなレベルの楽員が一緒に練習して行くための方法論を模索する一年になりました。
一方、楽団のファン拡大についても頑張ってきました。
第10回定期では、それ以前にアンケートに記載してくれた方に感謝のプレゼントを、また、来場者にもプレゼントを用意しました。物で釣っているわけではありません(笑)。来ていただける方、特にアンケートに記載してくれる方には特別の感謝を伝えたかったからです。
年末の第11回定期では、アンコールに第九の「歓喜の歌」を来場者に歌っていただき、我々と一緒に演奏しました。
それ以外にも、文京区の文林中学校の学芸発表会で演奏し、「ふるさと」を文林中学校吹奏楽部、千駄木小学校ジュニアオーケストラと合奏しました。さらに文京区立誠之小学校で音楽教室を開催しました。
私たちの下手くそな演奏でも、多くの子供達に喜んでもらえました。
私たちの演奏会に来ていただける客層のメインは、割と高齢の方が多いのですが、これからはお年寄りもお子様も揃ってオーケストラを楽しんでもらえるように頭を使って行こうと思います。
明確に意思を持って今年一年活動してきて、私たちは、手応えを感じています。
私が始めたこの楽団は、100人近い楽員が集うオーケストラになり、演奏会には800人近いお客様を集めるまでになりました。私一人では何もできません。
多くの賛同者が集まってこのオーケストラは成り立っているのです。今年大きく飛躍できたのは楽員と、姉妹楽団のスタッフと、我々の演奏会を支えてくれる方、このブログを読んでくれている方など多くの方のお陰です。
ありがとうございました。文京フィルはまだまだ新しいことをします。まだまだ面白いことをします。
ファンを拡大して、「あの楽団は下手だけど面白いね」「演奏会楽しみだね」と言ってもらえるように、前に進んでいきます。
一年間のご愛顧に感謝を申し上げると共に、全ての方の健康と繁栄をお祈り申し上げます。
来年も明るいとしになるといいですね。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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