耳の痛いことを言ってくれるのが本当の友人

指揮者のひともぢです。先週逮捕された清原和博とは同い年で少なからずショックを受けていますが、同期の桑田真澄さんが「小姑のように言っていたし、それが言えるのは僕だと思った」というコメントがありました。

これは想像ですが、桑田さんは、清原のことを思って色々口うるさいことを言っていたのだと思います。

然しそれを3年前くらいに拒絶され、今回の逮捕になったのだろうと思います。

アマオケでは行動について、生き方についてアドバイスをすることは殆どないですが、一番悩むのは、演奏についてアドバイスをする時です。

頼まれもしないのに、余計なことを言って気を悪くしないだろうか?

と相手のことを気にすると、何も言わない方がいいのだろうか?いや、それでは相手のためにならない。と、堂々巡りをして、結局言わないのか、あるタイミングで言うのかを決断するわけです。

言わなければ何も変化しませんが、言った後に、相手が喜んで受け入れる場合ばかりではありません。怒ったり、反論したり、取るに足らない言い訳なんかして、「そんなんだから、あなたはその程度なんだ」と思ったりもします。

また、微妙な態度で、その後よそよそしくなるようなこともあり、「あーあ、こんなんだったら言わなければ良かった」と思うこともあるでしょう。

私は指揮者なので、一方的に言うばかりで、楽員の憎悪の対象(笑)になっているわけですが、私は私のために人に何かを言うという事はしません。

その人が、前よりもいい演奏ができるように、全体のまとまりがつくようにアドバイスをします。

結論めいたことを書きますが、これは本当に難しいです。アマチュア同士のアドバイスの仕方というのは。

ただ、ひとつだけはっきりしていることがあります。どんなアドバイスであったとしても、いや、仮に悪口でさえ、それを受け止めさえすれば必ず自分の栄養になります。

良薬は口ににがし。

そして耳の痛いことを言ってくれるのが「本当の友人」だと思います。何も言われなくなったらオシマイ。です。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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