分奏についての話し合いとアンサンブル

今日は東京マラソンですね。私は5年前に東京マラソンに当選して5時間40分で完走しています。指揮者のひともぢです。

昨日の練習では、弦パートと管打楽器パートに分かれて分奏をどうするか話し合ってもらいました。絶対権力者である音楽監督はその話し合いには加わらず自主的に話し合ってもらいました。

先ずは、どうして分奏をするのか?目的は何なのか?そこをしっかり話し合い、その話し合いでは人の意見を否定しないこととお願いしました。

どういう結論になったのかの報告はまだですが、話し合い嫌いな人もいるし、無駄だだと思う人もいると思います。自分からは意見が言えない人もいます。

逆に話すのは得意だけど、人の話を聞けず自分の話ばかりする人、目的の話をしているのに手段の話におちいる人。

今の所、話し合いが上手くいってるかどうかわかりませんが、話し合いも技術なんです。やり続けるとそれが文京フィルのスタイルになり、伝統になると思っています。

オーケストラを自主運営するには話し合いは避けて通れません。一部の人が決めていいなら、今まで通り創設者で指揮者が決めますが、その人間がいるうちに、新しいスタイルを定着させたいのです。

人の話を否定せずに、他人の意見を聞いて、自分の意見と混ぜて新しいことを考え出すのはテクニックです。だから誰にでも習得可能です。

日本人は意見が違うとその人の人格まで否定するDNAがあるようですが、テクニックだと思えば簡単に習得できるものです。

やり続けていくうちに、出来るようになります。

さて、その後5月の室内楽の演奏会の練習になりました。みんなの前で発表して、演奏後に仲間からコメントをもらいました。

自分の演奏について、こうしたらいいという提案もなかなか、素直には聞けないと思いますが、これも大切な練習です。客観的な意見は個人練習の何倍も密度が濃いはずです。

特に弦パートは普段の合奏は複数人で弾いているのが、アンサンブルだと1人1パートで丸裸です。これをやることにより精神的にも技術的にも上達することは間違いなしです。

そのためには「考える」ことです。漫然と言われたことをただこなしているだけではダメなのです。

どうしてこの練習をするのか?何故出来ないのか?どうして、ああいうアドバイスをもらったのか?何をしたらいいのか?

目的意識を持って練習していく楽団をして目指します。

今日はいい練習が出来ました。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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