楽団の現状

今のところうちの楽団は正団員21人。登録団員52人になりました。
弦楽器は全体的に絶賛大募集中!でして、1stヴァイオリンは4プルト程度であと一息なんですが、2ndヴァイオリンが2プルトなので、なんとか補強しなくてはいけないです。ヴィオラは3人ですが、定演までにあと3人は何とかしたいですねぇ。
チェロは多分年末までには2プルト埋まると思いますので、あと2人確定すれば充分本番行けるかな、と思っています。問題はコントラバスで、現在1名お願いしていますが、多忙の為練習には来てもらっていません。まぁ、いまやっている曲の殆どはバスとチェロが同じ動きですので、チェロが6人以上になれば、コントラバスは1プルトでも行けるかなぁと思っています。
管打楽器は、順調です。ファゴットとトランペットとパーカションに空きがありますが、ホルン5人ですから、5人!!練習参加を考えると、ファゴットとトランペットもきちんと定員を満たしておきたいですね。
本当に私は楽団を始めてこんな短期間にこれだけの人に集まってもらえるとは思っていませんでした。本当に運がいいです。
サイトのあちこちに書いてありますが、私は演奏会の時だけ60人集まる楽団にしようとは思っていません。演奏会に出ることが目的の楽団では絶対にありません。毎週の練習を通して、より上手に、より高い音楽性を「楽しく」(絶対条件)実現することが目的です。
演奏会に出られなくても、練習にいっぱい出てくれる人を大切にします。
そういう楽団になればいいな、と思っています。そして、なりつつあるな、と感じています。

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

アマオケから勉強出来るもの

こんな催しがあります。
2006年11月3日(金・祝)
14時開場 14時30分開演
日本大学カザルスホール
全席自由 入場無料
◆第一部 14時30分開演
 化学オーケストラ(指揮:楠山 光彦)
  ベートーヴェン 交響曲第7番
◆第二部 15時30分開演
 ベートーヴェンティアーデ室内管弦楽団(指揮:益田 公彦)
  プロコフィエフ 古典交響曲
  モーツァルト 交響曲第40番
◆第三部 16時30分開演
 千代田フィルハーモニー管弦楽団(指揮:横島 勝人)
  ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」
◆第四部 17時30分開演
 尾原勝吉記念オーケストラ(指揮:夏田 昌和)
  チャイコフスキー 交響曲第5番
私は他に予定が入らなければ聴きに行こうと思っています。名曲揃いだし、無料だし、そして一番大切なポイントはアマオケだからです。みなさんは年間にどれくらいアマオケを聴きに行きますか?
私は決して多い方ではないですが、機会があれば聴きに行くことにしています。実はプロのオケを聴きに行くよりもアマオケを聴きに行った方が得られるものはいっぱいあると思います。
プロオケは上手で当たり前、でもアマオケはそうではありません、1回きりの演奏会ならでは緊張感や、ミスやそして「感動」も味わえたりします。CDを何回も聴くよりも生の音の方がいいことはみなさんお分かりだと思いますが、日本の場合プロのコンサートを聴くにはお金がかかりますから、アマオケの演奏会に足を運ぶのを是非お勧めします。
因みに私はそういう観点で聴きに行くので、あんまり上手だと「ちぇ、上手じゃん」と悪態をついたりします。一緒に行ける方お声がけくださいね。

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第9回練習報告

今日は久しぶりに練習前に千駄木の「毛家麺店」に行きました。青ネギラーメン(醤油味)がものすごく美味しかったです。
さて、今週はヴァイオリンとホルンで1名ずつの見学者、ヴァイオリンで1回目の練習以来という方にもご参加をいただき、なんとホルンが5名も揃うという快挙を達成しました(パチパチパチパチ)!!
ホルン5本は凄いですよ。先週から文林中学校の音楽室が合唱体型になっていて、その指揮用に椅子を2個くっつけたものが用意してあるんですが、今週はその上で指揮をしていると、床からホルンのうなりが響いてくるんです!
最初チェロかと思ったんですが、ホルンなんです(笑)。ホルンが5人揃うなんて前のオケでもなかったし、もしかしたら総合音楽祭の時もなかったんじゃないかなぁ。まぁ、とにかく揃うことが第一歩。問題はそこからアンサンブルをどう作っていくか、だと思います。
その一方で、クラリネットとファゴットとチェロはソロで(笑)。1stヴァイオリンが安定してきたので、2nd以下の中低弦の強化を図らないとなりません。どうしても管と弦とのバランスが悪いのでね。
因みにフルートとオーボエも3人ずつ揃い完全出席(パチパチパチパチ)!!オーボエはパートをローテーションしてくれましたが、最初にチューニングをしてもらうという重要な役割があります。
このチューニングはオーボエ奏者にとっては大きな負担ですが、チューニングが出来なければソロは出来ません。オーボエはオーケストラで一番最初に音を出します。それなりの心構えが必要だと私は思っています。
まずは「音色」です。細い息でビーとなるような音ではなく、なるべく太い息で、柔らかく暖かい音を出して欲しいと思います。音程が数セントずれていても、それはオケの側が合わせますが、ひどい音色ではチューニングをしたくないし、そのあともいい音が出てくるとは思えません。
それと、「プス」とやってから吹き直しをすることもあると思いますが、これは普段からの「心構え」です(練習ではありません)。オーボエ奏者は常に居合抜きの真剣勝負です。もし「プス」とやったら、やった瞬間に相手に斬り殺されます(と思ってください)。
吹き直しは出来ません。1発勝負です。忘れないでくださいね。
さて、練習ではまず「モーツアルトらしさ」という問題にぶつかりました。どうしても25番がモーツアルトに聞こえないんです。私の指揮の問題もありますが、2つ大きなポイントがあります。1つはとにかくメトロノームをかけて練習してください。
何度も言いますが、メトロノームなしで6時間練習するよりも、メトロノームをかけて10分練習する方が合奏上は効果があります。是非実践してください。継続は力なりです。
そしてもう一つは「表現力」です。ステージの上で演奏するのは「演技」することと一緒です。モーツアルトの頃は楽譜に細かい指示が書かれていませんが、それは「平板に」演奏することを求めているのではなく、「演奏上のお約束」については書いていないだけなのです。
私の方で表情付けの指示はしますが、楽譜を読んでどう表現するのかは各自で考えてみてください。
それと今日はベートーヴェンの7番をインテンポで通してみました。止まったところがいくつかありましたし、実際は少し手加減をしましたが、必死に楽譜に食らい付いて音を流していくという意味ではいい練習になったと思います。
いまはとにかく全体を把握する時期です。細かくはまだまだ手を入れていませんし、何しろ3楽章4楽章では指揮者が落ちていたくらいですから(笑えない)心配しないで(変な説得の仕方だ)、じっくり取り組んでいきましょう。
練習後の食事会は今日もみんなで盛り上がりました。最後までいたのは4、5人だったと思いますが、途中帰宅もアリですから、積極的に参加してください。練習の時には聞けない話しもありますし、あの人があんな人だった!とか意外な盛り上がりを見せます。
因みに今週のインテンポ大会も食事会で酔っぱらって決まったんです(笑)。そんなことでいいのか!という突っ込みも受けそうですが、うちはそういう楽団なんです(笑)。

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ちょいモテオーケストラ

昨日の演奏会で文吹団長が随分気を遣ってくれてうちの宣伝をしてくれました。管弦楽よりは敷居の低いと思われる吹奏楽の演奏会でも宣伝をすることは重要だな、と感じました。
終演後1人だけですけど、うちに興味があるというので少しお話しをさせてもらいました。今月はちらしを作って来月からは演奏会にドンドンちらしを挟みに行こうと思います。
その後、打ち上げに参加する道すがら、ちょっとした話題の中で「ちょいワル楽団」とか「ちょいモテ楽団」とか言う単語が出ました。
以前にもお話ししたように管弦楽って無用に敷居が高いと思います。勿論ある程度の部分というのはあって当然ですが、音楽というのはもっと気楽に入れないといけないと思うんです。
私は日本の大学のように入学は大変だが卒業は楽というよりも、アメリカの大学のように入学は比較的容易だが、入学してから何を勉強したかが求められて卒業が大変というのが「音楽にも」あればいいなと思っています。
うちの楽団は入るのは簡単。でも合奏を楽しむ為には一生懸命(勿論可能な限り)練習する。そういう楽団になればいいなぁと思っています。
で、その導入の部分として、うちの楽団もキャッチフレーズがあった方がいいかな(笑)と。
ちょいワル楽団?来週から男性はスーツにノーネクタイで、靴下は履きません。女性はワンピースに黒のストッキングです(笑)。
もう何でもいいんです。「ちょいモテ」の他に「モテカワ楽団」でもいいんです。「キモカワ」はちょっと困りますが(爆)。
私はそういうの軽薄だとは思わないんです。オーケストラをやっているともてるだなんていいじゃないですか。
モテ楽団にしようかなぁ。「幸せになる楽団」でもいいなぁ。
なんかいいキャッチフレーズあったら教えてください。

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来週演奏会があります。

第1回の練習まで2週間となりました。ものすごくドキドキしています。
そういえば、一度も宣伝していませんでしたが、私がいま所属しているカーニバル2001フィルハーモニーオーケストラの第4回定期演奏会が来週8月6日日曜日、中野Zero大ホールで行われます。13時開場、13時半開演です。
入場無料でどなたでも、何人でも入れますので、お時間があればお運びください。終演後にはロビーに出ていきますので、サインが欲しい方はプログラムを持って待っていてください(爆)。冗談はさておき是非ロビーでお声がけくださいね。私は指揮はしませんが、下手くそなトロンボーンをお聴かせします(苦笑)。
私がこれから作る楽団は、このカーニバルという楽団で4年間培ってきたノウハウを生かします。完全にイコールではありませんが、コンセプト的にはカーニバルから派生した形になると思います。
ですから恐らく演奏会の雰囲気はかなり似たものになると思います(あ、一つだけ、カーニバルは演奏会で「司会」が入るのですが、新しい楽団は演奏会で司会は入れないつもりです)。楽団のことを知るには演奏会に行くのが一番です。
そこに来る観客がどんな感じか?というのもいい指標になると思います。そして出来ていない文京フィルハーモニック管弦楽団のプロトタイプがカーニバルですから、練習を前に不安に思っている方もいらっしゃると思いますが、来週の演奏会にいらっしゃればその不安は多少なりとも解消されると思います。

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ファーストとセカンド

昨日は265PVでした。よくよく考えたら同じ人が何回もみているという可能性がなくもないですね。Wikiのカウントがどういう仕組みなのか分かりませんが、実はそんなに多くもないのかも知れません。
でもどのリンクから来たのかをみると、リンク先は増えていますので相対的に間口は広がっているのかな?と感じます。願わくば、うちの楽団の理念を理解してくれて、入団を希望してくれる人が増えればな、と思います。
昨日「自分の席」という話しを書きましたが、実は私は長年「ファースト」「セカンド」という言い方がどうもしっくり来なくって、確かに楽譜には「I」「II」とは書いてるのですが、ファーストが上手な人でセカンドが下手な人という考え方にはどうも馴染めないんです。
役割が違うだけで、オケにおける重要度は対等、まぁ、ちょっとソロが多いという意味でソロ奏者というのだったら意味は分かるのですが、ファーストヴァイオリンとセカンドヴァイオリンで絶対的にファーストが難しくて、上手な人はファーストというのには反対なんです。
確かにファーストは旋律が多いので、下手くそばっかりだと曲にはならない(笑)。でもセカンドがしっかり内声を保たないとオケとしては下手くそです。それは管楽器も一緒です。セカンド奏者の下手な管楽器セクションは全体が下手に聴こえるものです。
対案として「右奏者」と「左奏者」とか、「赤奏者」と「青奏者」とか、序列はないけど対比が出来るそんな呼び名にならないかなぁと(笑)。勿論うちのオケでそう呼ぶということはないのですが、オケにおける平等というのはいつでも意識したいなぁと思っています。

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自分の椅子

昨日は255PVでした。これくらい毎日あれば、とは思っていますが、PVばっかり伸びて見学の希望が来なければちょっと寂しいもんです。
8月12日の第1回目の練習の時に練習する曲を今日決めました。こういうものは閃きが大切なので、それに従います(笑)。以前にも書いたように初見というのは練習で大きなウェートを占めますので、事前には教えません(悪しからず)。
まったくヒントにはなりませんが、3曲やります。
最初の練習は勿論顔見せの要素が大きいでしょう。まったく知らない人たちが集まって合奏したってそれは「音楽」にはならないと私も分かっています。でも、それでもやります。3人いるオーボエの誰にチューニングをお願いするのか?
私がドキドキする以上に管楽器奏者なら、誰がファーストを吹いてセカンドは誰なのか?というのは気になるところでしょう。ある程度知っている人なら実力で自分がファースト、あの人はセカンドだな、みたいなことは分かると思うんですが、最初はそうはいかない(笑)。
大人の楽団ですから腹のさぐり合いが始まることでしょう(笑)。どうするか、考えていることもあるのですが、まぁ、その場の雰囲気に任せましょう。
弦楽器なら自分がどのプルトになるのか心配でしょう。初心者であればある程前の方では弾きたくない。後ろの方でこっそりと…というのが正直なところでしょう。ある程度そういうことは仕方がないと思うのですが、一応私のオケではプルトは固定しようと思っています。
プロを含め普通のオケでは上手い人から順番に並びます。しかしうちではその原則通りではありません。ある程度は腕で並べますが、弦楽器の場合前であればあるほど演奏はしやすいもんなんです。
ちょっと話が変わりますが、楽器って高ければいいというものではないのですが、値段に比例して弾きやすい(吹きやすい)というのあって、初心者が上達しない最大の理由は安い楽器を使っているというのがあると思います。
上手くなれば「弘法筆を選ばず」でどんな楽器でもそこそこの音は出ますが、初心者が安い楽器を使っていると本当に上達が遅くなります。
それと似ていて、オケの中でどこに座るか、というのはものすごく大切で、例えばセカンドヴァイオリンの後ろに座ると木管の音がダイレクトで聞こえるので、本来聴かなくてはいけないファーストヴァイオリンやヴィオラの音が聞こえにくかったりします。
そんな環境で合奏していても上達しないですよね?下手くそほど前へ!
とはいっても自分からはなかなか前には座りにくいと思いますので、席は基本的に私の方で指定します。
オケに入ると何が嬉しいって「自分の席」が出来ることですよね。少なくとも私はそうでした。トロンボーンでここが自分の席で、毎週そこで音を出すというのが本当に嬉しかったものです。
みなさんにもそう思ってもらえればいいな、と思っています。

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明日7月14日が楽団設立の日です。7月14日ってパリ祭の日でフランスの革命記念日なんです。覚えやすいでしょ?
楽団を始めるに当たって私が思っていることがいくつかあります。
何でもそうなんですけど、まずは「思わないと」始まりません。どんなに荒唐無稽でも「思えば」叶う一歩になります。
私はこの楽団が100年続くことを願っています。私は勿論死んじゃっていますが、私が引退しても死んでも続く楽団にしたいと思っています。音楽の敷居を低くして、どんなレベルの人でも協力しあって、楽しく、音楽を作っていく。
そんな楽団が100年後にも続いてくれればいいなぁと思っています。
うちの楽団の本拠地となるホールが欲しいな、とも思っています。ホールは演奏会が出来るように客席がついていて、客席は600席くらいでいいです。舞台の他に、パート練習が出来るように防音の部屋がいくつかあって、楽譜庫とか、簡単なバーまであればいうことはありません。
出来れば都心6区のどこかにそんな建物を持ちたいなぁと思っています。
海外公演もしたいなぁと思っています。海外で公演をするとなるとそれなりのレベルにはならないといけないと思いますが、レベルが低くても演奏出来るチャンスがあればいいな、と思っています。
ムジークフェラインやカーネーギーホールで演奏するにはレベルの問題があるんで、どこでもいいんですけどね。
あと、ここから二つは、割と実現すると思うんですが、うちのオケの理念を理解してくれるプロの指揮者が来てくれればいいなぁと思っています。勿論演奏会だけでいいんですけど、本物の指揮者の棒で演奏する機会があればなぁ、と。
そして、もう一つはソリストを呼んで協奏曲もやりたいですね。ソリストはプロじゃなくてもいいんです。勿論ソリストにはそれなりのレベルを求めますが、プロの指揮者もソリストも我々の技術を上げてくれるのに役立てば、という意味でなんですけど、来てくれる人がいればいいな、と思っています。
夢は大きい方がいいですよね。みなさんの夢はなんですか?是非聞かせてください。

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楽団立ち上げ

私が楽団を立ち上げようと思ったのは、実はマイナスの感情からなんです(笑)。
昨年の今頃、今の楽団の団長と見解の相違があって、もしかしたら楽団を辞めなくちゃ、というところまで行ったんです。楽団を辞めるのは惜しくなかったんですが、私のトロンボーンの実力でも、指揮の実力でも、恐らくここ以外のオケには入れないことは自分が一番よく分かっていたんで、「自分で楽団作るしかないな」と思ったのがきっかけでした。
色んな事をいう人がいて、色んな意見を聞きましたが、最終的に自分で楽団を作ろうと思ったのは、今の楽団は初心者に門戸を開いているという意味では誠に存在意義の高い団体だとは思うんですが、そういう楽団が1つしかなくていいのだろうか?
そして、初心者の気持ちは初心者しか分からないだろうな、という漠然とした思いがずっとあって、幸い私は楽器は初心者だが、楽団の運営には3年間関わらせてもらってノウハウがあった。
最初はネガティブな話しから始まった話しですが、今、はっきり言えるのはもっと初心者や未経験者にオーケストラや室内楽、合奏の場を提供したいし、そういう団体はもっとあっていいのだ、という信念です。
ドイツに行くとサッカーのリーグがいっぱいあって、裾野がものすごく広いそうです。草サッカーチームみたいなのまでが、ちゃんとブンデスリーガの下部組織として認められていて、自治体から助成金をもらったりしているんですって。
音楽って日本では大学アカデミズムの影響もあってものすごく敷居が高いですよね。ちゃんとしたメソッドで勉強しないと間違った演奏法になる(これ自体は合ってますけどね)。ちゃんと演奏出来るようになるまで合奏しちゃいけない。大人になってから楽器を初めても上手にはならない。
全部、その通りですけど、じゃあ、50歳になってからヴァイオリンを始めたら、いつオーケストラで演奏出来るようになるんでしょ?
私は音楽に限らず「多様性」こそが最高のものだと思っている人間です。私の作る楽団は、初心者や合奏未経験者にも門戸を開きますが、決して下手くそであることを良しとする楽団にはしたくないし、逆に上手であれば最高の音楽だという単一の価値観を押しつけようとも思いません。
これからこのブログでは楽団に関わる様々なことを書き残していこうと思っています。楽団員の書き込みはここへのコメントや楽団のサイトに書けるようにしておきます。楽団員とも双方向でコミュニケートしていきたいし、うちの楽団に興味を持ってくれるすべての人から色んな意見を聞いていきたいと思っています。
あくまで理論ではなく、演奏の実践を通して、常によりよい状態を目指していければ、と思っています。
なんか、堅い話になりましたが、初日ですしね(笑)。それに私は話しが長いんです(爆)。楽団員のみなさんは覚悟しておいてくださいね。

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