アマオケに入るということ

指揮者のひともぢです。先週のNHKの「プロフェッショナル」という番組で、山形の歯科医師熊谷崇さんという方が取り上げられていました。

歯医者は病気にならないために存在するという考えを持っていて、例えば、歯が痛くて来た患者さんをいきなり治療しないのだそうです。

そのまま治療すれば、患部は良くなるが、また虫歯になるからで、まず口の中を綺麗にして、歯のメンテナンスをしっかりやってから、漸く治療してくれるのです。

殆どの患者さんが、3ヶ月に一回歯のメンテナンスに訪れていて、70歳になっても、80歳になっても自分の歯が残っている人が多いのだそうです。

私は今年、血圧が高くて、暫く医者にかかっていたのですが、そのお医者さんは薬を出して血圧を下げることしかしてくれなくて、どうやったら自分で血圧を下げられるのか、食事の指導も運動の指導もしてくれなかったので、行くのを止めました。

アマチュアの演奏家もこれと同じことが言えると思っています。基礎練習はつまらないし、退屈だと感じてしまい。どうしても楽しい合奏がしたくなります。

でも、基礎練習を疎かにして、合奏なんてやっても、その時は楽しいだけで、自身の上達の役にはたちません。その曲は練習すれば出来るようになりますが、次の曲を始めたら、また元のレベルに戻ってしまいます。

アマオケに入るのは、単に楽しい合奏をやることが目的ではありません。少人数では出来ないダイナミックな演奏をすることが目的で、基礎力を無視して大人数で誤魔化すことが目的ではありません。

オーケストラでは、一人で演奏しないが故に、責任が発生します。そのプレッシャーに負けないように、そして仲間と乗り越えるために、アマオケに入るのだと思います。

歯科医師の話も、私がかかった医者の話とも、共通しているのは、目先の安易な方法に飛びつくのではなく、しっかりコツコツと基礎を固めることが大切だと言うことです。そう思いませんか?

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

アレクサンダーテクニーク講座

指揮者のひともぢです。皆さんはアレクサンダーテクニークご存知ですか?先週の土曜日は通常の練習を休んでアレクサンダーテクニークの講座を行いました。

凄く簡単に言うと、人間の身体のつくりを意識しましょう。常に。という考え方のことです。

そんなもの「考えなくたって」と思う人は、おでこを戸棚にぶつけたり、足の小指をテーブルの脚にぶつけたことがないでしょうか?無い人は、この先読まなくても良いかもしれませんw

まぁ、大抵の人が、何も無い所で躓いたりしたことが一度はあると思うんですね。

野球のイチローが言っていた言葉だと記憶しているのですが、「普段意識していないことを意識する」というような言葉があります。

呼吸を意識して暮らしている人は少ないと思いますが、演奏する上で呼吸を意識的に、しかも音楽的に行うのは重要であり、尚且つ必ずやらなくてはいけないことです。なのに出来ない人、やらない人が多いんですね。

アレクサンダーテクニークは身体全体を意識して、脳にマッピングされたボディの位置を正しくすることで、身体を自由に使うことを目的にしているように私には感じました。

客観視出来ない自分の姿勢などを専門家に見てもらう機会はなかなか無いのでとても勉強になりました。

何かをしようとした時に、身体を大きく使うことを意識するのは指揮をする上でも気をつけて行こうと思いました。

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高名の木登り

指揮者のひともぢです。

私は徒然草が好きで、気が向いたときにパラパラと読んでいるんですが、兼好法師って、凄く意地悪で皮肉屋さんなんですよね。辛辣と言ってもいいかもしれません。

700年も前の人の言葉でもグサリと現代人に突き刺さるものが幾つも発見出来ます。

学校の教科書で習ったものに「高名の木登り」というのがありました。覚えていますか?

高名な木登りがいて、弟子があと少しで地面というときに「気をつけろ!」と声を掛けるものだから、「あんなに低くなってからではそんなに危なくないのでは?」と聞くと、「目も眩むほど高いときは本人も気をつけるが、地面が近づいて安心したときが危ないものだ」と語った話です。私の記憶の翻訳なので、細かくは違いますが、大まかにはあってるでしょう。

この人間の油断はオーケストラでも良くあります。

凄く上手な人が、練習で一回も失敗したことがないのに、本番で大事故を引き起こす。終わった打ち上げで、大号泣したり、大暴れしたり。

簡単な、本当に簡単な所でアンサンブルに綻びが出来て、空中分解したり。

安定感抜群の奏者が、プスリとやったら、その後全員こけたり。

枚挙にいとまがありません。

だから、私は高名の木登りよろしくこう言うんです。「練習で失敗した所は本番では失敗しないよ」と。

練習は失敗する為にやるんです。よく練習で失敗しないように慎重にやる人がいるんですが、私は全く逆のアプローチをして欲しいんです。

練習では思いっきりやって、自分の限界を試す。それを何回もやって、本番に臨む。

挑戦して失敗するのと、油断して失敗するのでは意味が全然違うと思うんです。

簡単な所や単純な所こそ油断せずに演奏したいものですね。

さて、そんなにハラハラドキドキの演奏会が9月7日近づいて来ました。杉並公会堂で13時半から入場無料なので、是非お越しくださいね。

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400回目の練習

指揮者のひともぢです。

昨日の練習は楽団の400回目の練習日でした。うちの楽団は毎回の練習が終わってから、全員で写真撮影をして楽団のホームページにアップしています。練習に参加してくれた人数と、そのあとの公式行事である、食事会への参加人数も記録しています。

一体に私が記録好きだということはあると思うのですが、写真を掲載しているのは、これから見学に行こうかどうしようか迷っている人に少しでも楽団の雰囲気を分かってもらおうと思ってのことです。

また、練習の人数なんかも、どれ位の人間で活動しているのか分かるだろうと思って続けています。

それを400回続けてきました。

私は「継続は力なり」を信条としています。何でもダラダラとやればいいというものではないと思いますが、コツコツと続けて行くことによってしか見えない景色があって、これはマラソンや登山に近い感覚があると思います。

うちの楽団はとにかく練習します。オーケストラの形態で合奏練習を続けて行くことが、目的で、そうすることによって、楽器初心者や合奏未経験者が少しでも良い音楽家になれるように、そんなことを目指しています。

思えば400回前、ネットで集まった40人位の見知らぬ有志で始めたこの楽団が昨日400回も練習が出来ました。毎回練習に来てくれる楽員にも頭が下がりますが、場所を貸してくれている、文林中学校、千駄木小学校には本当に感謝しております。

我々の楽団は、自分たちが音楽をやって楽しければ良いという楽団ではありません。私たち自身は楽器は下手ですが、音楽文化の向上に資するために、楽器演奏の裾野を広げることを目指しています。

下手くそでも、やる人が増えれば、自然にピラミッドが大きく高くなります。下手くそは騒音だから、音を出すなという風潮では日本の音楽文化は衰退して行くでしょう。

また、100年続く楽団を目指しています。我々の後に若い人たちが未来のアマオケを担ってくれることを願っています。

いま毎週千駄木小学校のジュニアオーケストラに指導に行っています。きちんとした先生ではありませんが、楽員が、楽器の先輩として、一緒に練習しています。

こういう活動を通して、未来に我々の思いを伝えて行こうと思っています。

400回。タモリさんの番組にも、徹子さんの番組にもまたまだかないませんが、いつか抜く日をこのブログで報告したいと思います。

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アマオケを休む理由

こんばんは&おひさしぶりです。
らっぱのたきえいとです。
今年一発目ですね。
なので、今年もよろしくお願いします。
実は土曜日のこの時間アタクシは大体は練習後のお食事会で酔っぱらっている時間です。
しかし、、、、
なんと、、、、
今日は、インフルエンザにかかったので練習を休んでます。
しかも、外出出来ないので大分暇です。
えぇ、サボりじゃないですよー。
皆様もインフル流行っているみたいなので気をつけていきましょう。
・・・まぁ気をつけていてもなるものはなるので皆様祈りましょう。
当楽団は、初心者でも参加できるオーケストラである!
ということを大前提に活動しております。
その中で、みんなでオーケストラのアンサンブルを楽しみ作っていくことを、
大切にしており、その為、練習に出席することを重要視しております(キリ)
ここから先は、その実情を暴露していきましょう。
(出来れば団の偉い人は見ないでほしいっ)
・謎に迫る①【今週の練習実態!】(出席練習予定表調べ※)
練習参加人数 58人
練習欠席人数 29人
不明       1人
綺麗に2:1ですね。あまりに綺麗なのでコメントしません。
不明の1人はきっと調整でしょう(笑)
・謎に迫る②【欠席理由TOP3】(出席練習予定表調べ※)
第三位 病欠   3人  
大人数の集まりです。風邪をひいたら周りの人に迷惑ですからね。
第二位 仕事等  5人
仕方ありません。
第一位 不明   21人
(    )←皆さんご自由に顔文字を挿入ください。
以上。          (※あくまで予定なので実際はわかりません、ごめんなさい)
では終われないので続けます。。。
そうなのです。当団では休む理由は特別聞きません。
当たり前と言えば当たり前ですよね。
会社や学校と違って強制されるものはなにもありません。
さらに、趣味のサークルでただ皆、音楽を楽しみたい、
その中でもオーケストラをやってみたいって思っている人達の集まりです。
楽器をやりたくないから休む人はいない!、と思います。
だとすると、音楽監督が言っています、
「家族を大切にしてください、周りの人を大切にしてください」
「その支え、理解があるからこそ私達が音楽をやれるのです」と。
今回の欠席している人も何かしら大切な予定があるから休んでいるって
みんなが理解しているから休む理由は聞かれないと思っています。
久しぶりのブログすぎて書き方わすれっちゃったので、
この辺でおさらばします!!!
最後になりますがランキングにご協力お願いします。
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次回までに、前の記事読んで書き方思い出します。
そして、更新頻度上げていきます。
一応、団のメルマガの方はちゃんと書いているんですよ・・・
そんなメルマガは
文京フィルメルマガ
↑から登録とバックナンバーの参照が出来るみたいです。

(๑˙ o˙๑)

おはようございます!
シスターアイリス@ホルンです~!
11月はちょっと忙しくてなかなか練習に参加できませんでした(;_q)
そしたら全然吹けなくなってしまいました…orz
口まわりの筋肉が衰えて顎プルプルです。
維持ってやはり難しいですね。
もう本番は今月末なので、少しでも取り戻せるように今日からまた毎日マウスピースだけでも吹こうと思います!
(※マウスピース…口に当てるやつ。これを楽器につけて振動を共鳴させます)
姉妹楽団の文吹との忘年会も二次会の最後30分くらいしか参加できませんでした(><)
アンサンブル発表会とかもあるので、行きたかったです~悲しい~(;;)
(詳しくは参加された方お願いします)
そしてこの間、また文京フィルのフライヤーを、他楽団のプログラムに挟み込みにいってきました!
やりながら他楽団のフライヤーも見られるので、この曲いいな~とかラフマニノフ懐かしいな~とか色々思いながらやっていました、楽しかったです(笑)
サプライズゲスト(?)でコンマスさんがお手伝いに来てくださいました!
なんか今回はものすごい量だったのでとても助かりました~ありがとうございました♪ヽ(´▽`)/
そのあとスタッフの方に、今日の演奏会のチケットの余りがあるか聞いてみたら運良く頂けたので、聴いてきました♪
メインプログラムは私の大好きなチャイコフスキーの交響曲第4番!大迫力でした~!
私もいつかオーケストラ編成でやってみたいです~!!
聴きに行くのは久しぶりでしたが、やっぱり演奏会行くのって楽しいな~と思いました♪
同じ曲でも団体によって個性があって全然違うんですよ~(^o^)v
この楽団はここをこういう風に演奏するんだな~とか、色々発見があります!
私そこまでクラシック詳しくないですが、全然問題なく楽しめます。大丈夫です。
今は無料で聴きに行ける楽団もたくさんありますので、皆様も機会があれば是非行ってみてくださいね♪
もちろん文京フィルも無料ですよ!!!!!!
是非是非お越しください☆
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ご協力お願い致しますm(__)m
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合宿終了!

トロンボーンのTです。
「うちのオケは合宿がないんだよなー、オケは合宿やってなんぼだろー」
というのは、今度エキストラで呼ばれたオーケストラでの休憩時間中の会話です。
そのオケでは、なかなか人が集まらないので数年前に合宿をやめてしまったそうです。
実はそんなオーケストラは多いのかもしれません。
話は変わり、文京フィルの合宿も無事終わりました。今年は若干少なく40名弱の参加でした。
集中的に練習できるというメリットはもちろんのこと、一緒にご飯を食べてお酒を飲んで、
というコミュニケーションのためにも、私も合宿はとても良い行事だと思います。
文京フィルの合宿では、すでにアンサンブル大会が恒例となりました。
合奏のホールを半分客席にして、観客である団員が1メートル先にいます。
定期演奏会とはまた違った本番の緊張感があります。
私自身はトロンボーン三重奏の他にも、背伸び気味でしたが異色のアンサンブルをやりました。
小事故が多発しましたが、まあなんとかヨレヨレながらも形にはなったかなという感じでした。
譜面を渡されたときはあまりのテクニカルな内容に目が丸くなりましたが、
演奏会の曲そっちのけで(笑)、いっぱい練習しましたよ。
それにしても、出来ないことを出来るようにしようとするエネルギーは、我ながらすごいものだなと思います。
人間、背伸びして少し負荷がかかっている状態がちょうど良いのかもしれません。
おかげで若干吹き方が変わり、普段から苦手だった部分がいくらかは解消したようにも思います。
でも今回の曲はどこかでリベンジしないといけないなあ。がんばろう!
そして、今回の合宿でお世話になったのは岩井海岸の「さじべえ」さんです。
岩井海岸の合宿所は何ヵ所か行ったことがありますが、個人的には一押しです。
打楽器もそろっていますし、料理もおいしいです。何より宿のオーナーの対応が心地よいです。
さじべえのみなさんありがとうございました。
DSC_04712
合奏ホールを出る前にさじべえさんにメッセージ。
書いたのは写真のシスターアイリス嬢です。顔をお見せできなくて残念!
そして黒板の似顔絵は誰でしょう??(笑)
最後に合宿係のみなさん大変お疲れさまでした。
T

練習報告

こんばんは。
先週の練習でほっぺたが筋肉痛になったラッパのたきえいとです。
寒いですねぇ。皆さん風邪に気をつけましょう。
特に今週は練習場所として借りている中学校の文化祭に参加し、
その後、そのまま合宿(岩井海岸)に突入なので団員の方は特に気をつけましょうね。
僕も今週は骨折しないように気をつけます。
さて、
序文で書いたように今週は練習場所として借りている
中学校の文化祭に参加して演奏します。
その為、先週はその練習が多かったです。
全体的な通しと曲想の確認が主だったような記憶が・・・?
なんせ、自分は頑張って吹きすぎて記憶が飛び飛び。。。
団員の方は詳しくは練習録音で確認お願いします。
やっぱり、余裕を持つというのは大切ですね。
先週みたいに余裕がないと練習録音を聞いても
「あれっ・・・?」
って感じるところばかりですた。
今週の本番は余裕を持って吹くことは忘れずにやっていきたいと思います。
客席にいるかわいい子を探せる位でいきます。←冗談です
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あーぁ、ラッパ吹きの休日失敗したら海岸に埋められるんだろうなぁ。

今日は不調?

こんばんは。
らっぱのたきえいとです。
久しぶりの更新になってしまいました。。。
みなさん、元気にしていますか。
秋も深まってきたにもかかわらず、また台風ですね。
再度言いますよ!
河川や田んぼの様子を見に行かないで下さい。
危険ですよ!!!
さて、
実はアタクシ前にも書いたのですが10月生まれです。
先週の練習後、いつものように食事会という名前の団員交流会があったのですが、
そのなかでひっそりと盛大に「10月生まれの会」を開催いたしました。
その名の通り、10月生まれの団員でテーブルの一つを陣取りお互い誕生日を祝うだけの会です。
はい、楽しかったです。
誕生日ケーキにプレゼント交換、そして普段あまり繋がりのない団員の方との交流♪
この団にはこのようなサブイベントがあります。
これも社会人オケの楽しみなのかなと思いました。
さて、ここからが本題。
練習時、いつも考えるのですが、みなさん楽器の練習をするときに好調、不調ってありませんか?
僕は結構いつも考えてしまいます。
大体、練習の始め30分くらいで意識して最後まで引きずります。
好調の時は良いのですが、不調の時は悲惨です。最後までもんもんと吹き続けています。
よくないことなのですが。。。
その中、最近練習前に少し時間があり、ウォーミングアップの時間を長くとることができました。
すると、いつもやっている基礎練習を始めにやることで、
慣れた譜面がゆえに不調だと感じるほどは下手には吹かない。
そのことで、最悪の結果を回避できる!!!
そんなことでもウォーミングアップの基礎練習は重要なんだななんて感じてみました。
明日も練習前はいつものルーティンをこなして変な不調意識を持つことはないようにしたいです。
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明日は台風大丈夫かしら・・・

裏返しだ!!

指揮者のひともぢです。
うちの楽団は毎回の練習を大切にしています。本番の演奏会を成功させる為に練習をしているのではなく、積み重ねた練習の成果をお客さんに聞いてもらうために演奏会を開いているのです。
よく聞かれるのですが、どれくらいのレベルだとオーケストラに入れますか?と。
簡単に言えば、例えばヴァイオリンならサードポジションを習って、ビブラートをかけられるようになれば、なんとかなりそうです。
然し、ここで多くのヴァイオリン奏者は思うでしょう。特に大人になってから楽器を始めた人は、3年経っても、5年経っても、先生はサードポジションもビブラートも教えてくれない、と。
ここが肝なんですが、ちょっとたとえ話をします。
自動車の教習所で、「ヒールアンドトウ」を習った人いますか?そもそもオートマ免許の人はこの単語が何を意味しているのかわからないと思います。
そして意味がわかる人でもそんな人はいないでしょう。
レッスンの先生にも色々な人がいますが、殆どの先生は皆さんをプロにしようとは思ってないと思いますので、技術的な上達よりも音色であったりとか、基礎力に力を入れざるを得ないのだと思います。
然し私はそれは話が逆で、流行りの言葉で言えば「裏返しだ!!」となるのです。
アマチュアだろうがプロだろうが楽譜は一緒です。テンポが明らかに違えば奏法も違って良いとは思いますが、少し遅いくらいのテンポであれば、要はやることはプロと同じなのです。
プロと同じだけ技術があればプロになってるでしょう(笑)。
であれば、先生にアマオケでこの曲やってます。と正直に言ってプロの技を伝授してもらうのが早いです。
プロのことはプロが一番よくわかってます。下手の考え休むに似たり、と言う諺がありますが、正にその通りです。
出来ないところも、分からないところもプロに聞くのが一番ですよ。
先生の中には「そのレベルでアマオケに入るのは早い」という人もいると思いますし、それは多分正論だと思います。
だったらお金を払っているんですから、喧嘩腰にならずに「アマオケに入れるレベルにして下さい」と伝えてレッスンしてもらうべきです。
目的と手段、方法が、逆の人がアマオケには多いなと感じます。
うちのオケなら実践の場は確保できます。初心者でも、ブランクのある人でも、合奏初めての人でも大歓迎です。
いきなり入団が恐ろしければ、12月28日に杉並公会堂に来てください。どんなオーケストラか一目でわかります。
ブログランキング頑張ってるんですが中々上がりません。
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楽員しかここ見てないのかなぁ。
2位じゃダメなんですか?
ダメです。1位じゃないと。

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