7月の練習から毎週2時間近くパート練習の時間を取ることにしました。
今まで、うちの楽団ではパート練習はあまりやってきませんでしたし、やっても毎週1時間程度でした。
これは、私の考え方なのですが、社会人主体のオーケストラでは個人練習は期待できない。また楽譜を読める人も少ないので、とにもかくにも曲に馴れることを最優先。ある程度馴れたらそこからパート練習に落とし込む。これが最短距離だと考えています。
今シーズン、うちの楽団では、コンサートマスターの他に木管と金管にリーダーを立てて、練習内容についてやり方を考えてもらいました。その結果が「パート練習の強化」なんです。
音楽というのは色んなやり方があるし、色んな考え方、色んな道があり、どれが正解ということはないんだと思っています。そのとき正解でも半年後も同じだとは限らないし、今は間違っていると思っていることでも、半年後には正しいかもしれません。
今回のアプローチが正しければ、続けていくし、間違っていれば、それは修正すればいいだけです。
私自身こういうアプローチでうちの楽団がどんな変化や進化を見せるか非常に楽しみにしています。
とはいえ、私は言い続けます。とにかく個人練習の基本は「音階」です。音階をやるのがオーケストラプレイヤーとしての上達の最短距離だし、音階練習をやらない人はいつまでも音程が直りません。
継続は力なり、これも音楽の練習で忘れてはならないことわざですね。
About NO Masaharu
元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。