ウィーンの風

演奏会から1週間ですが、今日は恒例の「大初見大会」1年後の演奏会の楽譜と格闘する日です。私は事前には曲目を発表せず、楽譜を配って楽団員に初見演奏を強要します。
楽器が下手な人間はとにかく「初見演奏」が苦手です。何故か?といえばその答えは非常に簡単です。「初見演奏しないから」です。特に大人になってから楽器を始めた人は、「出来ないと恥ずかしい」とか「最初っから無理」とプライドや自分への決め付けで挑戦しようとさえしないもんです。
しかし、楽譜は習うより慣れろです。いっぱい初見演奏をして、合奏の中で嫌な汗をかいて、恥をかいて、くちゃくちゃになりながら、それでも楽譜に食らいついて行くんです。そうすることによって初見演奏に強くなります。
これ以外に道はありません。
今日は1年後のニューイヤーコンサートの楽譜を大量に配りました。そうですウィーンフィルが毎年やっているアレです。ワルツとポルカをこんなに演奏するなんて滅多にないことですが、ウィーン風のワルツを目指して1年間練習して行きましょう。
うちの楽団も約2年半経っているわけで、その間120回の練習をしてきたわけです。少しずつ上達しているの事実で(私が太鼓判を押します)、今日の初見演奏も、楽譜面は終えているようですし、何よりも驚いたのが、結構「ウィーンフィル」的な音が鳴っていることです(笑)。
テンポはゆっくりでしたが、私はもうお正月が来たような気分を味わえましたよ(笑)。
ニューイヤーコンサートではポイントが3つあると思っています。ウィーンフィルの音色(そんなもの出るわけはないんですが)、ウィーン風のリズム(これが難しい)、そして楽団員が演奏を楽しむこと。
特にウィーン風のリズムについては徹底的に練習してみようと思っていますし、今日も話しましたが、もし、適当な講師が見つかればワルツを踊る練習もしてみようと思っています。
やはり、ワルツは踊れない人間は演奏できない、と思うからです。
セカンドヴァイオリンと、ヴィオラと、ホルンには1年間あとうちの、修行になりますが、忍耐強く、楽しみましょう♪

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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