今日の練習では何回か「タイムフィール」という単語を使いました。
4分の4拍子と2分の2拍子の場合、4分音符の長さは同じだと思うかもしれません。実際秒数としては同じですが、2拍子と4拍子は明らかに曲の雰囲気が違います。
チャイコフスキーの交響曲5番の4楽章は4分の4拍子で始まって、テンポが上がって2分の2拍子になりますが、単にテンポが上がったから2拍子になったのではないと私は思います。
踏みしめるような4拍子と跳ねるような2拍子の最大の違いは4分休符だと私は考えます。4拍子のときの4分休符は一種の間で、力の抜けるところですが、2拍子のときは4分休符はそこに引っかかりが生じ、力が蓄積されるというのが私の理解です。
多分に観念的な説明で、私の拙い文章では分かりにくいかもしれませんが、とにかく、違うものは違うし、違って書いてあるのだから、違って演奏するのは当然だと私は思います。
頑張って練習していきましょうね。
About NO Masaharu
元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。