趣味

皆さん、音楽以外の趣味ってなんですか?
「趣味を軽く扱うな。趣味は選択であり、その人の生き方につながる」という言葉もあるくらいで、私は音楽家にとってどういう趣味を持っているかで、その人の音楽の厚さ(深さといってもいいですね)が全然違ってくると思っています。
まぁ、飲酒が趣味という人も多いと思いますが、それはそれでいいことです。一番手に終えないのは「音楽以外に趣味がない」という人です。そういう人の音楽、私は聴きたくないですね(苦笑)。
4分33秒という有名な曲を書いた(?)ジョン・ケージはキノコ研究が趣味だったそうですし、指揮者のゲルギエフは釣りが趣味、中村紘子は料理が趣味ですし、小林研一郎先生はゴルフが趣味。
うちの楽団は入団の時に好きな果物を聞く事を吉例としていますが、今度皆さんの趣味について聞いてみたいものです。
あ、因に年に10冊くらいしか読まないのに「読書」とか、年に20本くらいしか見ないのに「映画鑑賞」とかそんなのはダメですよ。本当に好きでのめり込んでいるもの、考えておいてくださいね。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

悩ましきはエキストラ

うちのオケは楽団員を大切にしたいと思っています。特に練習に出てくる楽団員は絶対に大切にします。逆に理由はいろいろあると思いますが、あまり練習に来ない楽団員は「普通」(笑)の扱いです。
楽団員の演奏会参加については9日に締め切りました。ファゴットに1名の欠員があり、トランペットが一人行方不明。コントラバスが0人で、ヴィオラが一番少ない時で1人になりました。
足りないパートはエキストラでというのがアマオケの常道ですが、私はあんまりエキストラ呼びたくないんです。一つはエキストラを呼ぶオケはこの狭い東京のアマオケ界ではすぐに有名になります。
「あのオケはトラ呼ぶから」という事で楽団員として定着してもらえなくなるのが私としては嫌なんです。圧倒的に少ないヴィオラとコントラバスはどのアマオケでも取り合いだと思いますが、じゃあ、そういう希少パートが重要で、ヴァイオリンやフルートみたいにそれこそ、掃いて捨てるほどいる(失礼)パート員は大切にされないという現状がいいと思いますか?
私はそう思いません。
ヴァイオリンもトロンボーンもヴィオラもファゴットも1人は1人。オケのパートとしての重要度には違いがありますが、人間としては同じ価値ですし、少なくともうちのオケではそう扱いたいと思います。
とはいえ、では現状のままコントラバスがないままで演奏会をするのか?と聞かれたらこればっかりは縁なので、何ともいえませんが、最終的にはゼロで本番を迎える可能性は「アリ」ます。
うちの楽団員はほとんどネットで集めましたが、エキストラをネットで集める事は絶対にしません。多分そうすればすぐに人数は集まると思いますが、本番だけ乗りたがる楽団ジャンキーを相手にするほど落ちぶれちゃいないし、へたくそな楽団ではありますが、貧しい音楽はしていないという自負心もあります。
エキストラを呼ぶ事がそんなに悪い事だとは思っていませんし、実際は数人お手伝いを要請する事になります。ここで私がいいたいのは、いくら足りなくて困っているからといって、「人間性を大切にするオーケストラ」とうたっているうちのオケで、エキストラだけは例外という事はしたくないという事です。
少なくともエキストラは楽団員の知り合いの人という縛りは設けたいと思っています。

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楽団員に求める事

こんばんは、指揮者のひともぢ28号です。
楽団員の皆さんとも長い人は前のオケからですが、8月からの方とも7ヶ月の付き合いになりますが、皆さんの目からは私はどういう人間に見えているでしょうか?
私は凄く気が短くて、怒りっぽいんですがご存知でした?特に「時間とお金にルーズ」な人は絶対に許しません。
楽団の活動は集団行動ですから自分勝手な人には本当に迷惑します。だからうちの楽団は音楽においてもそれ以外においても協調性のある人しかご入団いただけません。もっとも普通の社会生活で協調性のない人が、アマオケで縦の線を揃えたりも出来ないと思っています(プロは技術があるので社会性はいらないんでしょう)。
その中でも、時間にルーズな人。著しく団体行動を乱します。しかも時間はお金では買えないものでいったん失うと二度と取り返す事は出来ません。私は私や楽団の貴重な時間を無駄にするような事は絶対に許せません。
また、うちの楽団はなるべくお金のかからないように運営していくつもりですが、それでもお金がないと維持していく事は出来ません。お金にルーズな人にも残念ですがご入団いただけません。
この二つの事さえ守ってもらえれば、私はあんまり怒ったりしないつもりでいます。簡単な事ですよね。
それとは全く逆の話ですが、楽団に対する最大の「貢献」は練習に来ていただく事です。よく、楽団の為に何か出来ますか?と聞いてくださる方がいらっしゃるのですが、一番の貢献は練習を休まない事です。その事も覚えておいてくださいね。

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辛い別れ

うちのオーケストラのメンバーには4つのステージがあります。
1つ目は「見学者」これは最初に見学に来られてから最大2ヶ月間その身分でいられます。最短で2回目の見学で「入団申請書」を提出出来ますが、2ヵ月の間に出されない場合、一旦参加取り消しになり、再び見学のお申し込みをしていただくことになります。
入団申請書を提出すると「仮入団」ということになります。仮入団していただいてからは楽団の側でも練習参加態度を見ます(決して楽器の上手下手ではありません)。楽団のルールを守れるか、お金にルーズではないか、他人に迷惑をかけないか、協調性はあるか、そんなところを見ますし、その方も楽団を見極める時期になります。
仮入団してから4回の練習参加で「正式入団」となります。楽団の正式な団員となりそれから最低1年間はその身分になります。そしてその後「評議員」となります。つまり最低1年間は練習に来て楽団に貢献しないと楽団の決定事項については関与出来ないことになります。
楽団がしてくれることにしか興味のない方楽団に要求ばかりして自分は何もしない方は楽団の決定事項についての議決権は持たないことになります。
高いハードルではあると思いますが、私は短期で人を集めるつもりはないですし、1回毎の演奏会でメンバーをリセットするつもりはありません。以前にも書いたように私はこのオーケストラの為にホールを建ててフランチャイズにして楽団員も同じ響きを保てるように長い付き合いをしたいと思っています。
そのためにこんなややこしい仕組みをとっているのです。
そして私が楽団員に求める最大の貢献は「練習に参加すること」です。演奏会にだけ出たいアマチュア演奏家は私の求める楽団員像ではありません。勿論全く演奏会に出たくないのでは困りますが(笑)、練習に参加することをメインの目的においてくれる楽団員を大切にしていきます。
さて、大変残念なことに、楽団創立以来のメンバーが参加ご辞退されたり、連絡が取れなくなりました。管楽器ではトランペットとクラリネットのメンバー募集を再開します。
別れは辛いですし、元々人間関係を大切にする私ですからこうすることは本意ではないのですが、楽団を適切に成長させる為に涙を呑んで辞退を受諾しました。こういう悲しみを乗り越えて楽団が成長していくのなら、私はその悲しみを甘受するつもりです。
すべては楽団の為に、です。

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初心忘るるべからず

明日東京文化会館でマーラーの2番を聴いてきます。勿論アマオケです。学習院の管弦楽部なんですが、アマオケの中でも学生オケの音って吹奏楽に近いと私は感じています。良く言えば勢いがある。悪くいえばお行儀が良すぎる。
社会人のアマオケはレベルの差もあるし、演奏もどっかで破綻しかかったりしてスリルとサスペンスだったりするのが楽しいです。
大学オケの場合、必死感や緊張感は良く伝わってきます。そらそうですよね。毎年卒業していく人がいる。毎年入ってくる人がいる。甲子園感覚というか、定期演奏会が大きな区切りって感じが良く伝わってくるのが大学オケの醍醐味ですよね。
うちのオケ、同じメンバーで何年もやりたいと思う一方で、新しい人が入ってきて欲しいとも思います。その意味では多分私なんかが意図しなくても自然に人の出入りって出来ちゃうと思うんですが、私が気をつけなくちゃ行けないのは「仲がよいのと、内輪感の線引き」だと思うんです。
仲の悪い楽団てあるようで、管と弦で打ち上げの飲む場所が違うとか団内で選曲とかの勢力争いをしているアマオケも意外と多いようです。その逆に完全にメンバーが固定化されていて、新しい人が入りにくいオケも、特に小さな編成のオケに多いそうです。
うちは仲の良い楽団であることは勿論ですが、内輪受けの新しい人が入りにくい雰囲気の楽団には絶対にしたくないと思っています。
ありがたいことに今週も見学者が来てくれます。見学にくる方の気持ち、うちの楽団員なら分かりますよね?ドキドキワクワクして不安と期待が混ざったあの気持ちを忘れていないですよね?
見学の方が早く馴染めるようにみんなで暖かくおもてなししましょうね。

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酒席奏者&首席奏者

さて、以前からお話ししていたように11月中にすべての曲を決めて、12月から定期演奏会の曲に集中します。それに伴って各パートの首席を決めます。
本来であれば、各パート毎に投票を行って出来れば全員一致で「首席奏者」を決めたいところですが、まだ正団員が30人に行かない状況ですし、楽団としての組織が確定していない状況ですので、今回は11月までの練習出席回数の多い人を無条件で「首席奏者」とします。
ただし、1点だけ最初に確認しておきます。うちの楽団の首席奏者は「上手であればなれる」というものではないことははっきり宣言しておきます。楽団の理念である「練習に来られない上手な人よりも、毎回練習に来る下手くそを大切にする」というのはお題目ではありません。
うちの楽団の首席は「上手か下手か」だけでは決めません。また毎回の任期は春の定期演奏会までの1年です。
勿論パート員全員が認める上手な人が首席になるのであればなんの問題もありませんが、首席奏者がなかなか練習に来られないのであれば、それは練習にならないわけです。
うちの楽団は演奏会に出ること「だけ」が目的ではありません。毎回の練習を大切にする楽団です。その事だけは絶対に忘れないでください。
今回の首席奏者選びはそうはいっても臨時の措置ですので、これは出席率だけで選びます。メインプログラムのファースト奏者でなくても結構ですし、演奏をリードする必要もありません。任期も半年ですから気楽な気持ちで、私を助けると思って引き受けてください。
因みに酒席奏者は年中無休で受け付けています。絶賛募集中です(笑)。

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プロとアマ

今日はコンマス「しましまヨッシー」とヴィオラのSさんの演奏会に行って来ました。私の前のオケの友人も何人かヴァイオリンで参加したんですが、残念なことにお客さん12人でした(号泣)。
音大生が殆どだったのですが、流石に上手な人もいましたし、お?と思う部分も多々ありました。うちのオケの2人はお世辞抜きに上手な演奏でした。上手なのは音大生として当たり前かも知れませんが、技術以上に音楽に没頭した本当にいい演奏でした。
皆さんはプロとアマの違いをご存じですか?プロというのはそれで収入を得て生活をしている人、アマはそうではない人。私は結婚式の司会でお金をもらったことがありますが、それで生活をしているわけではないので司会としてはアマチュア(笑)。
でも文章を書いてカタログやホント作ってお金をもらっているのでそっちの方はプロ。実は私はタダでは文章書かないんです(本当です)。私がタダで文章を書いているのは、このブログとMixiくらいなもんです(これも本当)。
因みに音大生はプロの卵ですが、まだそれで生活しているわけではないですから仮に上手だとしてもアマチュアなんです。プロ修業中とかセミプロとかは言えるかも知れませんがね。
みんながみんな上手だとは限らないし、そもそも音楽家はプロになったからといって何かが完成するわけじゃないですよね。ずっと練習し続けなくてはいけないし、ずっと進化し続けなければプロの演奏者としては生きていけないんです。
今もそうかどうか分かりませんが、世界一上手いアマチュアはウィーンフィルだ」という言葉をご存じですか?彼はウィーン国立歌劇場の奏者として給料をもらっていてウィーンフィルとしては無給だとかで、そういう言い方をしていたんだと思いますが、それが本当かどうかは残念ながら私は確認していません。
何がいいたいかというと、音楽なんて因果な芸術に関わっちゃったばかりに、一生勉強し続けなくてはいけない。一生練習しなくてはいけない。これはプロでもアマでも一緒。
その人にお金を払ってもいいという人が現れたらその人は「プロ」になれる。それだけのことなんです。音楽家としての目線は常に一緒。つまりは「昨日の自分をどう乗り越えるか」これの繰り返しなんですね。
今日の演奏会も大変いい勉強になりました。

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上げ潮

のだめ効果を期待していることは昨日書きましたが、11月になり上げ潮がやってきます!きっと!!
ロシアからヴィオラのSさんが帰ってきました。アメリカに帰っていたアメリカ人のBさんも帰ってきました。運がよければ、今週はヴィオラもチェロも充実しているかも知れません。
そして今週はヴァイオリン、トランペット、打楽器と3パートも見学者が来る予定です。各パートの方は最大限のおもてなしをお願いします(笑)。
まぁ、正直なところ私はいまでもうちの楽団のメンバーは上出来だと思っています。練習開始して3ヵ月でこんな人数になるなんて予想外でしたから。
ただ、それでも足りないパートがあるのは事実で、その意味ではまだまだリクルート活動を緩めるわけにはいきません。特に中低弦はてこ入れが必要です。
頑張ります。
その弾みをつける為にも、明日定期演奏会の会場を取ってきます。抽選ですから取れるかどうか分かりませんが、頼れるものは全部頼って第一希望を抑えてきます。
皆さんも祈っていてください。おまじないでも魔法でも使えるものは全部使ってください。明日いい報告が出来ますように。
それよりも寝坊しないようにしないと!朝早いんで。

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見学者

何度も書いていますが、アマオケに見学に行くのってものすごく勇気がいるものだと思います。みなさんも一番最初の時のこと思い出してみてくださいね。実はみんな同じ道を歩いているんです。
最初の時期はそれぞれ違うかも知れませんが、みんな音楽を好きになって、楽器に憧れて恐る恐るこわごわ楽器を初めて、ドキドキしながら合奏をして、そして何かの縁でうちの楽団にたどり着く…。
今週も幸いなことに見学者が2名いらっしゃる予定になっています。
先に入団したみなさんには一つだけ「大きな」お願いがあります。
ぜひ、見学に来た人には積極的に声をかけてあげてください。楽団立ち上げの日からいる方はみんな同じスタートラインでしたから徐々に馴染んできましたが、これから見学に来られる方は「ある程度出来上がった楽団」にあとから飛び込んでくるわけです。
みんなが仲良さそうに話して、笑っているのを見ると、羨ましいな、とか楽しそうだな、と思う反面、馴染めるだろうか?と不安になる方もいるはずなんです。
違うパートの方だとなかなか話しかけにくいかも知れませんが、それでも出来るだけ声をかけてあげてください。
楽器の演奏も同じです。誰もが初心者だった時期があります。同じように誰もが見学者であった時期があるんです。みなさんはたまたま先に経験しただけです。だったらその経験を生かして、あとから来た人には少しでも不安を取り除いて、少しでも早く仲間になってもらいませんか?
管打楽器の見学者はこれ以後、あまりいっぱいは来ないと思いますが、弦楽器奏者は理論上まだ30人くらいは入ってきます(笑)。忘れないでくださいね。うちの楽団は人間性を大切にする楽団ですから。
と、こんな事を書いてみましたが、これはいま、見学に行こうかどうか迷っている方向けの宣伝です。うちの楽団はこんな事書かなくてもものすごくフレンドリーで、楽しい人が揃っています。
練習終わりの食事会に一度でも参加してもらえればすぐに分かります。
それもこれも、見学に来てくれなければ証明しようがありません。是非勇気を出してメールをください。私が嘘を付いていたら土下座でも何でもして謝って見せます!!

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のだめオーケストラ

昨日の練習終わりに嬉しいメールが来ました。うちの楽団のヴィオラ奏者がフジテレビで10月から放送される月9ドラマ「のだめカンタービレ」のオーケストラ奏者のオーディションに受かりました!!
パチパチパチパチ!!!
みなさん自慢しましょう(笑)。みなさんの所属するオケに「のだめオケ」の奏者がいます。しかもドラマ部門で受かったそうなので、毎回録画して欠かさずチェックしましょう。
やばいなぁ、都内のヴィオラ奏者が雪崩を打って見学希望出してきますよ。彼女と一緒に演奏したいからと、弦楽器も一杯集まってきますよ(笑)。
来週の食事会には参加してくれる方向ですので、是非ともみんなでお祝いしましょう!!

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