丁寧な演奏

演奏が上手か下手かというのは、楽器が上手か下手かというのとは別の次元の問題なんですが、そこのところを一緒にしている人が多いのに驚いてしまいます。
楽器が上手な人、というのはいます。これは小学生でもそれ以前の年齢でもいます。ピアノなんか弾かせたら、どんな曲でもバリバリ弾いちゃう。
でも、そういう人が人を感動させるか?というと、それは楽器を操っている事で感動させているのであって、決して音楽性で感動させているんではないんだと私は思います。
勿論、楽器は上手に越した事はありませんが、楽器の上手さというのは際限がありません。プロになったらなったで何時間も毎日練習しないと技術は維持できません。
であるならば、アマチュアが求めるべきものは何でしょう?
技術を疎かにしていいとは絶対にいいませんが、やはり私は上手な演奏を目指すのがいいのだと思います。
これは言葉遊びをしているのではないのです。
上手な演奏というのは技術があってのものだろう。という指摘も尤もですが、技術だけではないのもまた事実です。
実際アマチュアには、たまにいるもんです。
どんな楽器を持ってもそれなりに演奏しちゃう人が。音楽に対する勘がいい、というか、どういう風に演奏すべきか、そこから演繹して、ではどういう風に楽器を操るか考えられる人が。
楽器の演奏ばかりに頭が行っている人は、この考え方が全く逆なんですね。
それではどうやって上手な演奏家になればいいか?
これにも私は明確な答えを持っています。
それは「丁寧に演奏すること」に尽きると思います。
そして、これならどんなレベルの人でも出来る事なんです。どんなレベルの人でも自分の精一杯の丁寧な演奏を常日頃から心がけていれば、絶対に上手になります。
ただ単に、音だけ出していたり、楽譜を読まずに雰囲気で演奏したり、周りの音を全く聞かずに好き勝手にやっている人は、ただ漫然と時間を過ごしているだけです。
自分の能力をアップさせるためには、訓練が必要なんです。そして訓練は決して楽をしていて出来るものではないんです。
丁寧に演奏してください。これが指揮者としてお願いです。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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