音楽は心の鏡

毎回の事なんですが、合奏の1曲目は演奏がバラバラで音が雑。合奏をしばらくすると段々調子が出てくるんですが、これは技術の問題ではなくて、心の問題だと思っているんです。
合奏が始まる時に、気持ちの切り替えをしないで、いままでの分奏の事を考えていたり、昨日までの仕事や学校の事を考えたり、今晩何食べようとか、何飲もうとか、明日どこへ出かけようとか、何のテレビみようとか、映画みようとか、そんな事を考えながら、合奏を始め、毎回指揮者に怒られ「いかんいかん、集中しなくちゃ」となるわけです(苦笑)。
今日の1曲目はシャンパンポルカ。毎回「シャンパンの泡のように、キラキラとした音で、可愛らしく、それでいて優雅で気品のある演奏を」とお願いしているのに、1回目の演奏は、ガチャガチャと雑然とした、どぶろくが泡を吹いているような演奏(怒)。
途中で止めて、「もっと泡のシュワシュワした感じで」というと出来るんですね(ため息)。なら、最初っからやりましょう(笑)!
よく、プロの演奏家が、本番の前に目を閉じて精神集中をします。あそこまでの事が必要なのか?とアマチュアの人は、本番でもヘラヘラしてステージ袖にいたりしますが、私はたとえ、アマチュアでも、それが練習でもある程度は集中しないと出来ないと思います。
音楽はどんなレベルの人でも、心の鏡です。感情表現の発露です。
音楽が下手くそなのも、音程が悪いのも、指が回らないのも、それは技術の問題ではなく、考え方や、気持ちの問題が殆どだと私は信じていますよ。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

“音楽は心の鏡” への2件の返信

  1. PASS:
    たしかにそうですね。
    でも1回目ができないのは、本当にできていないからだとも思います。
    2回目(本番にはありません)でできても、それはできるということにはなりません。
    本番並みの緊張感を練習でも創り出す(例えば、黙ったままチューニングをして、黙ったまま振り出すといった試み)のはいかがでしょうか?
    言葉がないと、結構、人間は緊張するものです。

  2. PASS:
    無言で、振り出していいですか(笑)?やりたくて毎週ウズウズしているんですが(笑)。

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