うちのオーケストラが技術的にへたくそである事は議論を待たないのですが、それでもなんで、毎週毎週一生懸命練習をしているかといえば、それはやっぱり音楽が楽しいからなんでしょう。
とはいえ、音楽という芸術は曲を書く人、演奏する人、それを鑑賞する人の3者が揃わないと完成しないわけです(もちろん書かれた楽譜に芸術的な価値があるわけですし、そういう意味の曲もありますが、一般には演奏されて、鑑賞されて意味をなすわけです)。
だから、楽しければそれでいい、という事はなくて、常に聞いてもらえる人にも音楽の楽しみを提供できるように、技術的に向上して行かなくてはならないわけです。
これは音楽をするものの責任で、下手くそでもそれでいいのではなく、下手くそだろうが、上手だろうが常に「向上していかなくては行けない」のが音楽の宿命なんだと私は思います。
うちのオーケストラは私の知る限り2010年アマチュアオーケストラでは一番早くニューイヤーコンサートをやります。
昨年は年末に映画音楽とバレエのクリスマスコンサートをやりましたが、アマチュアだから集客を気にせず、いろんな事が出来るのは強みだと思っています。
いろんな音楽をやって行きましょう。いろんな演奏会をやって行きましょう。既成概念にとらわれず、音楽界の常識にとらわれず、我々らしいアプローチをしていきましょう(色物に走るという意味ではありません)。
我々は、我々でなくては出来ないものを求めて行く。
ここに大きな価値がある事をいつも忘れないようにしましょうね。
About NO Masaharu
元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。