第17回練習報告

忘年会シーズンでなかなかブログも書けませんが許してください。
モーツアルトの「コンチェルタンテ」みんな気に入ってくれているみたいですし、私も大好きな曲なので練習がとても嬉しいです。7番よりも盛り上がっちゃうかも知れませんね(笑)。
7番は流石に大曲だけあって、やり始めてから暫くは結構いい線行っているかと思ったのですが、詰め始めるとボロボロとほころびが出てきました。
でもそれはいいことなんです。練習は練習をする場ですから、出来ないところがいっぱいあった方がいいんだと私は思います。少しずつ弱点を克服して、克服出来ないにしても出来るように努力することが大切なんだと思います。
ちょっと感じるのは、私もそうですが、なかなか集中力が続きませんね(笑)。40分もの間だ集中するのは精神的にも体力的にも大変厳しいですが、演奏して聴衆に何かを伝えるというのは本当に大変なことなんです。
演奏中にもお伝えしましたが、長い曲は楽章毎の区切り以外にも自分で(自分のパートで)自分なりに区切りをつけて、全体の流れを大まかに掴みつつ集中力が切れないようにリセットしましょう!
細かく練習すると出来るわけですから、自分が合奏中に指摘されたことは忘れずに楽譜に書き留めておくようにしましょうね。「また、やっちゃったよ!」ということがないようにね。
練習で指示されたことを記憶に焼き付けるのはなかなか大変です。楽譜への書き込み!これこそが上達の早道です。演奏中に自分で気がついたことも遠慮なくガンガン書き込むようにしましょうね。
楽譜は書き込んでなんぼ、ですからね。
年内残り2回の練習ですが頑張りましょうね。

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元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

コンサートホール

年末ジャンボ売っていますね。
本当にホール欲しいです。客席500くらいのホールでいいんです。それも無理なら練習用のホールでいいです。
皆さんはホールには「シューボックス型」と「ヴィンヤード型」があるのをご存じですか?
シューボックス型というのはその名の通り靴箱のように長方形のホールで、海外ではウィーンフィルの学友協会大ホールが有名ですね。日本だとオーチャードホールとか、オペラシティのタケミツメモリアルがシューボックス型ですね。
ちょっと見にくい席も出てきますが、何しろ音響は最高です。
ヴィンヤード型はワイン畑のことで日本語にすれば段々畑にでもなるのでしょうか?客席が段々になっているからこの名が付いたそうで、海外ではベルリンフィルの本拠地フィルハーモニーホールが有名ですし、日本ではサントリーホールがこの形を採用しています。
この形のホールは作るのが大変だそうですが、客席を一杯作れてしかも近くにすることが出来るのが利点だそうです。
この他にもいくつかあるようですが、世界中のホールがシューボックスかヴィンヤードで作られているのが実情のようです。
皆さんは好きなホールありますか?
私は本拠地を作るならヴィンヤード型の方が好きです。この前行った日大のカザルスホールの規模でヴィンヤード型のホールを作るのが私の究極の夢です。文京フィルハーモニック管弦楽団の本拠地。
今からホールの名前考えましょうかね?なにがいいですか?

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第15回練習報告

正団員は「グルスケ」をつかって出欠登録をお願いしているので、何人出席かを把握出来ているのですが、今日は出席少ない。
オケにとって一番重要なヴィオラ奏者の見学者がいるというのに…。
勿論どのパートも大切で、軽く考えているなんて事はないですが、なにしろヴィオラは絶対数が少ない希少パートですから、ちょっとは肩入れしちゃうのも許してください。
ミーティング時に10人ちょっとしかいなくって暗澹たる気持ちだったんです。コンマス休みだし…(号泣)。モーツアルトの25番とハイドン・ヴァリエーションは今日で一旦お休みに入ります。そのモーツアルトから始めたんですが、結局今日までモーツアルトらしさは出せませんでしたね。
難攻不落のモーツアルトですね(笑)。
でも、その分コリオランは着実に仕上がってきていますし、私の要求も段々高く難しくなっていると思います。
そしてこの日の出色は7番でしたね。この時間には、1stヴァイオリン4人。2ndヴァイオリン2人。ヴィオラ2人。チェロ1人。フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット1人ずつに、ホルンとトランペット2人ずつという、少ないながらもバランスのよい編成で、頭っから「お?」と思わせる集中力と気合いの入り方でした。
2楽章の重苦しさは特筆ものでしたし、3楽章は私が振り間違えて止まりましたが、みんなが一体となったいい演奏でした。4楽章の気合いの入り方といったら「もう本番?」と思うほどでした。
たった20人でもこんなにいい演奏が出来るなんて、本当に吃驚しました。
来週からは7番も細かく手を入れていきますので、頑張りましょうね。
そして、練習が4時間ないのに、飲みは軽く5時間以上。毎回本当に楽団の皆さんのバイタリティーには感心します。寒くなりますが、とにかく体調管理には気をつけてくださいね。

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第14回練習報告

正団員の方には「グルスケ」で出欠登録をお願いしているので、練習前に大体の計画は立てられるようになりました。でも今日みたいに予めお休みが多いと分かっているとどんよりもします(泣き)。
11月までは7番はとにかく通して、12月からは細かくやっていこうと思っています。でもねぇ。練習始めた最初の頃は通ったのに、最近は1楽章のフェルマータからの再開が上手く行かないし、3楽章のホルンのヘミオラも引っかかります。
指揮者としては悩みどころなんですが、こういうところも練習で何とかしなくてはいけません。練習方法考えておきます。
あと、全体にテンポ感悪いですねぇ(笑)。私もトロンボーンを持つとひどいんですが、とにかくメトロノーム使ってください。もう全員がテンポきちんとつかめるようになるまで、毎週言い続けます。何回でもしつこく言います。場合によってはメトロノーム使って合奏します(笑)。
音符の長さにシビアになりましょう。4分音符は4分音符の長さをきちんと守ってください。8分音符はきちんと8分音符。長すぎたり短くなったりしないように意識してください。
特に問題なのは「休符」です。8分休符や4分休符の長さが本当にバラバラです。感覚で演奏している証拠ですね。メトロノームかけましょう。
芸人さんで「笑わせているのは才能だが、笑われているのは惨めだ」と言いますが、音楽も一緒です、「テンポを揺らしているのは才能ですが、テンポが揺れているのは音楽ではありません」。
メトロノームかけて練習してください。
漫然と繰り返し練習をするより、毎回毎回テーマを持って、目的を持って練習しましょう。我々は社会人であったり、学生であったりして音楽が本業の人は少ししかいません。限られた時間で上達するには「頭」を使うしかないです。
毎週の練習に出来て、少しずつでもいいから確実に上達していきましょう。私はそういう練習を目指しています。
因みに食事会も10人参加してくれたんですが、飲み出しが早かったので20時には解散してしまいました(その時点で残っていたのは4人)。
来週は練習も食事会も盛り上がりましょうね。私も勉強して練習して体調万全で行きます!

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第13回練習報告

練習を開始して2ヵ月。なかなか練習に来てくれるメンバーが安定しませんが、ここから半年が勝負だと思っています。演奏会だけを目当てにするのではなく、毎週の練習を楽しみにしてくれる楽団員が増えてくれることを考えてリクルート活動に精を出します。
そういえば13回目の練習ですが、皆勤賞が私を除いて3人もいます。演奏会まで皆勤賞なら表彰するだけじゃなく何か考えなきゃいけませんね。
さて、今日の練習はいきなりやっちゃいました。なんと7番のスコアを家に忘れてきてしまったのです。以前の私なら譜面なしで振るなんて事は怖くて出来なかったので、ヴァイオリンのパート譜を見ながら指揮をしたりしていたんです。
でも今日は暗譜で振ることにしました。元々7番は本番で暗譜しようと思っていたのでいい練習になります。
実はテンポを示すだけなら指揮は簡単なんです。1楽章は4拍子と8分の6拍子に変わるところが難しいですが、4つ振りから2つ振りですから、コツさえ掴めばそれほど大変じゃないんです。
でもね、指揮ってそんなもんじゃないんです。テンポを示すのは最初だけ、あとはピアノやフォルテ、クレシェンドの位置やテヌート、マルカート、どれくらいのドルチェなのかとかどれくらい激しくなんてことを「棒」で伝えるんです。
私くらいのへっぽこ指揮者でも3ヵ月の勉強で7番のスコアは相当頭に入っています。どこで譜めくりするか、頭の中のスコアをめくりながら一生懸命指揮してみました。
でも全く勉強が足りていません。メロディーを追うので精一杯。デュナーミクは間違え放題。曲想を伝えるなんて事は1mmも出来ませんでした。
しかーし!凄くいい勉強になりました。私は7番なら遊びで振れば普通に最後まで振ることは出来ます。でもいざオケを目の前にして「間違えちゃいけない」と思うが故にうろ覚えの頭の中の譜面にしがみついていたんです。
結局これでは譜面を覚えていないだけ、最低な指揮なんです。
指揮者が頼るべきは譜面ではなくて、「頭の中の音楽」なんです。頭の譜面を再現するのではなく、頭で流れている音楽を伝えなきゃならないんです。それに気がついたことがものすごく重要なんです。
私は多分指揮者として少しだけ前進出来たような気がします。勿論これから今まで以上に譜面の勉強はします。読んで読んで読み込んで、完璧に頭の中で再現出来るようになって、その上で音楽を流して見せます。
7番は指揮がひどかったですが、コリオランは随分仕上がってきましたね。これくらいの集中力と練習量があれば、他の曲もいい仕上がりになると思いますよ。みんなで頑張っていい音楽、いい楽団を作りましょうね。

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文吹の練習に行ってきました。

どうしてもトロンボーンが吹きたくって文吹の練習にお邪魔してきました。私がトロンボーンをちゃんと吹くのは8月以来です。それまでは毎週土日4時間ずつの練習と個人練習を欠かさなかったのに、こんな事トロンボーンを始めて12年で初めてです。
以前書いたかも知れませんが、私はボレロの本番で大事故をやらかしたことがあるんです。トロンボーン奏者にとってボレロは最難曲なんです。9分近く全く休みで、吹き出しがいきなりハイBなんです。そしてその後更に高いハイDesをこれでもか、と連発で吹かなくてはいけないんです。
このハイDesはトロンボーン奏者でもでない人がいっぱいいる成層圏の音域で私も確率として1割ないくらいのヒット率です。出たら「出た出た!」と小躍りして喜んじゃうような音域なんです。
とにかくボレロは精神的にも物理的にも一番高い物を求められるんです。勿論ソロですから、輝かしく豊かでシルキーなトロンボーンらしい音色で40秒も唄わなくてはいけないのです。
その曲で私は最初のハイBをしくじり、勿論ハイDesは全滅。40秒間恥を掻き続けて楽団のみんなにも迷惑をかけたんです。
でも私は最初っから無理だと分かっていたソロをやらせてくれた楽団に感謝していますし、自分にとっては傷だらけではありますが、いい経験になったと思っています。
とにかく、私はトロンボーンが好きなんです。でもね、吹奏楽の譜面は凄く難しいんです。音域は高くないのですが、細かい音符が多く、リズムも引っかけがいっぱいあるんです。
指揮者になったお陰で、以前よりはずっと初見でも吹けるようになりましたが、久しぶりに吹いてみてやっぱり音が汚くなっているし、ハイBの5度下のEの音すらも当たりが悪かったり、早い音符に全然ついていけないとさんざんな思いをしました。
でもね、私は初見演奏が好きなんです。知らない譜面を睨んで、ドキドキしながら指揮者のテンポに合わせるのが好きなんです。イヤな汗をかきましたが、いい練習になりましたよ。
皆さんもたまに他流試合もいいもんですよ。

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第12回練習報告

今日は凄かったですねぇ。チェロ4人。ホルン5人の時も地鳴りがしましたが、チェロ4人がうなっていましたね。全体の参加者も27人で久しぶりに30人に迫る勢いでした。とにかく毎週30人が安定して集まってくれたらもうちょっと音作りも建設的に出来るんですけどねぇ。
いつものように人数が少ないと、音作りというよりは単に合奏して終わり、という趣が強くなるんですが、ある程度パートのバランスが取れると「うちの演奏」が出来ると思うんです。
例えば、私は音程よりも音色を気にしたいんですが(勿論音程によっても音色は影響されますが)管楽器はもっと柔らかい音で弦と解け合うようにアンサンブルして欲しいし、弦楽器にも管楽器と馴染むようにかっちりとした演奏を心がけて欲しいと思います。
若干言葉の遊びっぽいですが、「オーケストラが一つの音色」というのが私の理想です。全体が大きな一つの楽器であるように聞こえて欲しい、と思うんです。
演奏を楽しむって色々あると思いますし、限定するつもりはないんですが、やっぱり私は「合う」事が楽しいんだと思います。音符が合うのは勿論ですが、ニュアンスや演奏の仕方まで合うといいですね。
演奏が合うことの基本は「息」です。練習でも話しましたが、正しく息を吸いましょう。腹式呼吸とはいいますが、胃には息が入りません。空気は肺にしか入りません(少しは胃にも行きますよ)。正しく息を吸えば、背中がふくらみます。確認してみましょう。
吸った息は吐きましょう。正しい吐き方は「味噌汁を冷ます時のフー」という息ではなく、「かじかんだ手を温める時のホー」という息です。
呼吸というのは不随意運動ですからなかなか上手に出来るものではないですが、練習して出来るようになりましょう。これは比較的簡単です。「意識」すれば出来ることですから。
夜の練習も大盛況でした。14人も参加してくれて、なによりもコンマスが食事会だけ参加してくれたのが嬉しかったです。うちの楽団はこういう楽団なんです。仕事や学校で昼の練習に出られなくても、いつもの場所に行けば仲間がいるんです。
この雰囲気を、決して仲間内だけでなく、新しい人たちも直ぐに溶け込めるように保っていければ、と思います。

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代吹き・代弾き・代振り

私が前いたオケにはクラリネットに代吹きの名手がいて、いないパートの譜面をスコアを読みながらたちどころに吹きこなしてくれる人がいました。
代吹きの目的は「メロディーが消えること」を防ぐ為で、そういう意味では代吹きや代弾きは悪いことではないと思っています。土曜日の練習では私がトロンボーンでチェロのパートを吹きました。
ベートーヴェンの7番の2楽章の頭のところで、ヴィオラもチェロも全滅だったからです。あれを、もしヴィオラがいる状況で、私がチェロパートを代吹きしたとしたら、それは見せ物としては面白いのかも知れませんが、音楽としてはどうでしょう?
私はそういう代吹きは反対です。土曜日の練習は「合奏」をするための練習です。全体で音量や音色やニュアンスや曲想を合奏を通して練習するのです。チェロのパートがいないことよりもトロンボーンと一緒に弾かなくてはいけないヴィオラパートは音量もニュアンスも全然違う楽器に合わせるのは、練習にはならないと思っています。
一般的にオケでは代弾きや代吹きはありますが、それは音色が似ている楽器に限られるものだと私は理解しています。単に音域が一緒だから、手が空いているからと言う理由の代吹きや代弾きは合奏を乱す原因になると思っています。
誤解無きように言っておきますが、代吹きや代弾き、指揮者の代振りなど私は面白いし大歓迎です。土曜日だって私が譜面を読み続けられたらセカンド・ヴァイオリンが入ってきても続けて吹くつもりでしたから(笑)。
ただ、こうしたことは基本的な私の考えを理解してもらわないとみんながバラバラに考えてオーケストラではなくサーカスになってしまうので、ここではっきり基本的な考え方を押さえておきたかったんです。
勿論いつものように異論、反論大歓迎です。

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第11回練習

今日はなんと楽団設立以来最少人数17人。風邪が流行っているようで体調不良の方もいるようですが、季節の変わり目は体調管理には注意してくださいね。健康じゃないと音楽も楽しめませんから。
さて、人数が少ないことで今日は各パートの弱点が浮き彫りに(笑)。というか普段大人数であることを隠れ蓑に(笑)何となく雰囲気で合奏していた部分がはっきりとしました。
全般にまず、アンサンブルになっていないんですね。音程がどうとか曲想がどうとか言う前に、オーケストラは大人数での合奏ですからアンサンブル力があるかないかで聞こえる演奏は全然違うし、そもそも論でいうと、自分一人で勝手に演奏しているなら一人で演奏した方がいいんです。
でもオーケストラの最大の「楽しみ」は「合わせること」なんです。同じ楽器同士でしっかり合わせる。違う楽器と合わせる。そして全体で合わせる。
多分オーケストラに初めて入った時って「うわぁ、いっぱい楽器がある」と感動したと思いますし、初めて音を出した時に「合奏って楽しい」って思ったと思うんです。その時思った合奏は「単に音を一緒に出す」ということだと思うんですが、それが段々、隣の人と音が響くとか、違う楽器と呼吸を合わせるとか高度化していくんです。
そのうち違うメロディーとの絡みとか、同じメロディーでのニュアンスの出し方とかが分かるようになり、そういう演奏を楽しめるようになると思うんです。
はっきり言えば、楽譜にかじりついている段階って楽しくないですよね?なかなか思うように出来るようにならないし、一人での練習はつまらないし(私も経験あります)。
何度も書きますが、プロだって練習するし、プロだって間違うことはあります。プロだって死ぬまで「出来るように」なんてならないんです(勿論我々とはレベルが全然違いますが)。
ちゃんと出来なきゃ楽しくないですが、ちゃんと出来ることだけを目的にしていたら「無限地獄」ですよ(笑)。常に少し上を向くことは必要ですが、高すぎる目標は自分を苦しめるだけです。
私が皆さんに求めるのは「楽しさ」です。楽しく演奏出来ていますか?そのために出来ることをしましょう。
今日の練習でピアニシモのところでセカンドヴァイオリンの2人が張り切って演奏しちゃいました(笑)。ピアニシモはピアニシモで演奏してもらいたいですが、その事よりも「2人が合っていた」ということが重要なんです。
止めた後全員で爆笑でしたが、私はそれでいいと思っています。それこそがうちの楽団の求めるものです。
アンサンブル、出来てないですね(笑)。テンポ、取れてないですね(苦笑)。メロディー、歌えてないですね(泣き)。デュナーミク、全然足りないですね(号泣)。
それは厳然とした事実ですが、そんなもん、時間をかけて練習するしかないんです。メトロノームかけて音階練習しっかりやってください。
でもね、忘れないでください。目的は「音楽を楽しむこと」です。仲間とアンサンブルすることです。そういう練習をしていきましょうよ。
大丈夫ですよ。昼の練習は17人なのに夜の練習は12人も来てくれる楽団ですからアンサンブル力はあるはずです(変な確信)。

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第10回練習

今日で10回目の練習になりますが、練習参加10回の皆勤賞が4人いらっしゃいますし、参加してからの皆勤賞の方も2人います。本当にありがたい話しです。この楽団を作った時からずっと考えていたのですが、私は練習に来ない(来られない人もいるでしょうが)上手な人よりも、練習に来る下手くそを大切にします。
それはこの先もずっと変わらないこの楽団の「コンセプト」なんです。楽団に何もしてくれない人の意見よりも、楽団の為に一生懸命練習してくれる人の意見をより重く考えます。
さて、今日は学校に行くと文林中学校の生徒が楽器の搬出を行っていました。根津神社の下町祭りに参加するようです。
文林中学校は姉妹楽団の文吹の団長が直接学校と交渉してくれて借りています。学校を借りるというのは本当に大変なんです。セキュリティの問題もありますしね。私は前の楽団の時に小学校を借りていて、学校側と折り合いが悪くて、貸してもらえなくなった経験があります。
ゴミを残さない。12時半前には入校しない。校内では必ず名札をつける。などのいくつかの約束事がありますが、それはしっかり守ってください。慣れてくるとどうしても学校の使い方がぞんざいになりますが、こんなに格安で練習集会場を借りられるということは本当にありがたいことなんだということは、楽団員一人一人絶対に忘れないでくださいね。
中学生が15時頃に楽器を返しに来るということでしたので、その時間を目指してベートーヴェンの7番にかかることにしました。先週から「のだめカンタービレ」も始まっていますし、7番なら聞き馴染みもあるでしょう。
音楽の先生にもそうですが、中学生にもなんとかうちの楽団に好印象を持ってもらって、良好な関係が築ければと思っています。第2音楽室を借りられれば分奏が出来ますし、ティンパニや譜面台も借りたいと思いませんか?
楽団でコントラバスを買って学校に置かせてもらえたら、コントラバス奏者もいっぱい来てくれるかも知れませんよね。体育館でステージリハーサルとか出来たらいいですよね。
そのためにも学校の関係者とはなんとかコネクションを作って好意を持ってもらいたいんです。みなさんもそのために何が出来るか考えてくださいね(学校では明るく挨拶は必ず励行してください)。
ベートーヴェンの7番ですが、3楽章の変なところで引っかかったりしましたが、こういうところはもつれた糸みたいなもんで、慌てないでゆっくり取りかかってヒントを掴めばちゃんと出来ますから、心配しないでください。
夜の練習も過半数の人が参加してくれましたが、今週は文吹も下町祭りが終わってからでしたので、我々が到着した時にすでにいましたが、ふく膳を借り切って盛り上がりましたね。
因みにオーボエのあの方は10回ともに夜の練習皆勤賞です。うち楽団の酒席奏者の鑑ですね。全楽団員見習ってくださいね(笑)。

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