以前にも書きましたが、私は「のだめ」ってヨーロッパに行くまでが凄く面白かったんです。新しいオケが出来上がって、そこに絡んでくるキャラも個性的で、それがヨーロッパに行ってからちょっと不満なんですが、ヨーロッパ編でも面白いキャラはあるんですが、どうしてもひとつだけたりないもの、それが「裏軒」なんですね。
そんなに頻繁に登場するわけではないんですが、ものすごく重要な位置を占めていると思いませんか?峰君のお父さんが出色のキャラクターですし、中華屋のはずなのに色んなメニューが出てくるし、何よりもお店って物語を作る上で凄く使いやすいんですよね。
でもって、そんな裏軒の替わりというか、文京フィルにとっては「ふく膳」という劣るとも勝らない(byミルヒー)お店があることがとても幸いなんです。
言ってみればただの小汚い居酒屋です(ゴメンね)。割とゴキブリ出るからあんまり衛生的とも言えませんし、店長一人で切り盛りしているので、なかなか料理も出てきませんしね(苦笑)。以前も書きましたが、私はもう少し綺麗な店の方が好きですし、オーケストラをやっているというイメージにもピッタリのような気がします。
でも、それでも毎週ふく膳に通っているのは、決して前に出てこないけどいつもニコニコ笑っている店長のキャラクター、そして名物「ウニうどん」のほかに、「胡麻団子」とか「ポコチン」とか「ガリ(100円)」とか「特大コロッケ」のようなちょっと変わったメニュー(どれも美味しい)。そしてそれが毎回こっそり増えている(決しておすすめしてくれない)。
どんな出会いも偶然ではないと私は思っていますが、この店と出会えたのも文京フィル100年の歴史の中で必然だとあとで気づくのでは?と思っています。
因みにBGMの支離滅裂さにもグッと来ます(爆)。
About NO Masaharu
元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。