敵はジョルジュ・プレートル!

少し前にボスコフスキーについて書きましたが、2010年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートはジョルジュ・プレートルが指揮することが既に発表されています。
プレートルは2008年にフランス人として初、また史上最高齢のニューイヤーコンサート指揮者として登場しました。
一般にはあまり馴染みがないかもしれませんが、私も指揮をしているのを見るのは初めてで、それまではインタビュー(カラヤンの特集やマリア・カラスのドキュメンタリーなど)を見たのと、カラスとやったオペラを聴いたくらいでした。
ところがどっこい。このお茶目なフランスのおじいさんは、私が過去10年間で見たニューイヤーコンサートで最高の出来を見せてくれました。
基本的にニューイヤーコンサートの時は楽員はそれほど真剣に演奏していませんし、あまり指揮者を見ている、という風でもありません。それはそれでいい悪いではなくて、ウィーンフィルの楽員にしてみれば、シュトラウスはいわば自家薬籠中の物ですから、他所さまにつべこべ言われなくてもちゃんと出来るわけでしょう(笑)。
そんなことを逆手に取ったのか、ワルツはテンポゆっくり、ポルカやアッチェルのかかる部分はとても83歳の棒とは思えないキリリとした演奏を聴かせてくれました。逆に普段は指揮なんかろくろく見ていないウィーンフィルの楽員が嬉々として指揮に付けていたように私には見えました。
我々のニューイヤーコンサートは1月9日。プレートルが本番を振った8日後になります。お客さんのほとんどは1日のニューイヤーコンサートを見てから来られるでしょう。
敵はジョルジュ・プレートルです!
我々らしいいい演奏をしましょう!

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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