3ですよ。3。
私は割と数字にこだわりを持つタイプなのですが、これって男の人に多いんですかね?
私は基本的には奇数が好きなんですが、私のラッキーナンバーは14と23なんです(全く関係ないですね)。
さて、これは合奏の時にお話ししようと思っていたんですが、音楽では「3」という数字は非常に意味のある数字なんです。
4分の4拍子の楽譜は音部記号の横に「C」と書かれていますよね?楽典などによると、あれはもともと4分の3拍子が「完全拍子」という事で「O」と書かれていて、4拍子は不完全なので、間が抜けている、のだそうです。
日本人的な感覚でいうと、2拍子や4拍子の方が据わりが良くて、基本的な拍子のように感じますが、実際音楽(というかここで私が音楽と言っているのは、「西洋音楽」という事ですね)では3拍子が基本なのだ、という事です。
これを日本人は農耕民族で、西洋の騎馬のギャロップが3拍子である事からその違いを説明する向きもあるようですが、私はそんな単純な事ではないと思います。
聖書の事を知っている人は「三位一体」という単語をご存知だと思いますが、もともと西洋文化というのは3なんだという事があるのかもしれません。
私の指揮の先生である橋本先生は「西洋音楽をやるには、西洋の歴史や文化や言語なども知っていないといけません」とおっしゃっていましたが、全くその通りだと思います。
因に、譜面台の足も3本ですし、丸いピアノ椅子も足は3本。ピアノも足は3本ですね。
そしてこれは偶然ではないと思いますが、私たちが今やっているベートーヴェンの交響曲3番は、3拍子で始まります。音楽史上の奇跡と言われるこの曲には恐らくいっぱい解き明かさなければならない、ミステリーが詰まっていると思います。
これは分からない人にはミステリーである事すら分からないと思います。13ヶ月後にいっぱい謎を見つけてその謎解きが出来ていると楽しいですね。

アバター画像

About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

コメントを残す