明日なんですけど、ストラディバリウスのサミットコンサートというのに行ってきます。ほとんどが元か現役のベルリンフィルのメンバーで、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスまで全部ストラディバリウス。総額90億円だそうです。
楽器というのは道具であると同時に、芸術品でもあります。どんな奏者であれ自分の楽器には愛着を持っているでしょうし、それなりの癖を把握して、自分の癖を分かってもらう関係だと思います。
その中でも、特に伝説になっているのが、ストラディバリウスでもはやこれは芸術品というよりも投資の対象だったりもするわけです。
今日したい話しはその楽器の話しです。
私が指揮棒に対して凄く思い入れを入れるのは以前にも書きましたが、同様に私の楽器であるトロンボーンももの凄くこだわったものを使っていますし、マウスピースも普通の人が持っていないようなものを使っています。
私は楽器のプロではないですが、プロというのは自分の道具(この場合楽器)をもの凄く大切にします。「弘法筆を選ばず」ということわざがありますが、私はあれは完全にデタラメだと断言します。
自分のピアノを持ち歩いてホロビッツの例を持ち出すまでもなく、プロであればあるほど、これはどんな分野でもそうですが道具にはこだわるし、その手入れというのに一生懸命になるものですし、逆説的に言えば、道具を粗末にする人は所詮二流だという事です。
私は一流のプロになる事は出来ませんが、1流のアマチュアにはなりたいと思っています。超一流のアマチュア指揮者と言われたいと思っています。そしてそれは二流や三流のプロよりも誇れるものだと思っています。
皆さんも道具は大切にしてください。楽器に限らず、音叉やチューナー、メトローノーム。楽譜も勿論です。音楽に関わるものを大切にして、胸を張って一流のアマチュア奏者になろうじゃないですか。
About NO Masaharu
元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。