室内楽

今日の練習から室内楽を始める事にしました。まずは最初の小手調べ、弦楽四重奏の簡単な楽譜に対しての初見大会。楽団員がどれくらい楽譜を読む力があるか、合奏能力があるかを見極めて、それに応じて練習内容を変えて行こうと思っています。
色々と課題があって、その最たるものは、練習方法です。何せこうした練習といえども、ヴァイオリン奏者は多いので、一組ずつ練習を見て行くと1組せいぜい10分くらいしかとれないんです。
人数を多めにして時間を取る手もありますが、それでは弦楽合奏になってしまい、弦楽四重奏の意味がない。レベル分けしちゃう事で楽団員の中に上手下手の意識が出来てしまうのも本来の趣旨とは違うしなぁ。
こうしたことは最初っから完璧を求めがちですが、私の辞書には『試行錯誤」という単語があるので、色々といい方法を模索していこうと思っています。
さて、アンコールの曲も決まりました(ミーティングで発表した曲は変更します)。早ければ来週楽譜を配ります。これで第2回定期の全ての曲が決まり、あとは一直線に練習するだけです。
来年のメインであるエロイカですが、現在毎週1楽章ずつしっかりさらっています。うちのオーケストラも2年目で楽団としての実力は上がっていますが、まだまだ、細かいところが曖昧だったり、イメージが足りなかったりするところがいっぱいあります。
また、縦を揃える、音程を揃える、音色を揃えるという合奏の基本がなかなか出来ていません。単に曲を演奏するだけなら、個人個人の練習でそれなりに形にはなるのですが、オーケストラは大きな一つの楽器です。
みんなが自分勝手にバラバラにやっていたのでは、単に人がいっぱいいるだけです。
合奏中は合奏に集中する事、細かい事に気を使うのも大切ですが、周りの音をよく聞くという事も大切ですし、何度でも書きますが、『合奏は目でするもの」です。
楽譜に釘づけになっているようじゃ、本当の意味での合奏は出来ませんよ。
まぁ、その辺も含めて室内楽には力を入れて行きましょう。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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