木管五重奏

今日は木管五重奏の練習をしました。私はオーケストラの基礎力を作る為に「読譜力」というのをなるべく多くの楽団員につけて欲しいと思っています。何故かと言うと私自身楽譜が読めなくてとても苦労したし、今もしているからです。
楽器を演奏する時に楽譜を読むのは当たり前なんですが、これはある意味記号で書いてあるので、人によって楽譜を理解するレベルには差があるんですね。楽譜が最初からよく読めて理解が早い人は、練習の時間が短くて済むわけです。時間が短ければ色んな曲が楽しめるわけです。
読譜力をつけるには色々と方法があるんですが、手っ取り早いのが「強制的な初見演奏」です。とにかく初見をいっぱいやって、やって、やりまくるんです。習うより馴れろなんです。
ところが、大人なもんですから(子供でもそうですが)「プライド」があって「出来ないことが恥ずかしい」わけです。でも、出来ないからと言ってやらなければいつまでも出来ないんで、強制的にやるのがいいんです。
恥をかいて汗をかいて、それでも楽譜に食らいつけば、それだけ読譜力がつくんですね。
今日の木管五重奏も、まずは初見。初見演奏でそれぞれの人がどれくらい力があるかを見せてもらいました。あとはそれを個人にフィードバックしてアンサンブル力を高めて行けば、オーケストラで演奏した時に生かされるんですね。
とはいいながらも、単純に室内楽楽しいですよ。楽しくないと練習続かないですもんね。
そして、本番の合奏も今日は熱が入っていてよかったですね。雨の日に練習に来てくれる人はやっぱり合奏に対する意識が高いんですね。楽章毎の練習は11月まで続きますから、じっくりゆっくりやって行きましょうね。

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About NO Masaharu

元々トロンボーン吹きですが、棒振りです。好きな作曲家はベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ブルックナーです。 ビールと餃子とカレーが大好きです。

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